eビジネス推進連合会が発足 三木谷氏が会長に 会員数は1665社
EC事業者が中心となって活動を行う業界団体「一般社団法人eビジネス推進連合会」が2月22日に発足した。発足時の会員数は1665社となり、会長には楽天(本社東京)の三木谷浩史社長が就任した。連合会は、規制されている医薬品通販に対する政策提言や最新技術に関する勉強会およびワーキンググループ、市場調査などを主な活動としていく。同日、都内ホテルで設立総会を開催したあと、記者会見、会員企業による懇親会が行われた。
連合会は一般会員と賛助会員に分かれ、2月17日現在、一般会員(年会費10万円)が238社、賛助会員(年会費1万円)1427社で構成されている。このうち上場企業は82社だった。
副会長にはヤフー(本社東京)の井上雅博社長が就任し、ネット広告大手のサイバーエージェント(本社東京)の藤田晋社長が幹事となった。事務局長はヤフーの別所直哉法務本部長が務める。
三木谷会長は、国内のネットビジネスの発展と海外との競争力強化に取り組んでいき、そのうえで産業の振興を妨げる規制には「断固反対していく」との姿勢を示した。
昨年6月に施行された改正薬事法による医薬品通販の規制に対する政策提言活動なども行っていく。
三木谷会長は医薬品以外の分野でも規制の動きがあることを記者団に明らかにし「不合理な動きに対して、声を上げていきたい」と語った。
連合会は3月中旬に第1回の幹事会を開催し、具体的な活動内容を決定していく。
優れたネット事業を表彰する「日本インターネット大賞」の創設や、中高生を対象にしたコンテストの企画も検討している。
・eビジネス推進連合会
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