SiteCatalyst サイトカタリストオムニチュア株式会社
SiteCatalyst
サイトカタリスト
オムニチュア株式会社
http://www.omniture.jp/products/web_analytics
思いつくことはなんでもできるアクセス解析ツールの王様
- ASP型
- ウェブビーコン型
あなたの管理をしているサイトが大規模だったり、グローバル企業で何言語もあるサイトだったり、サーバーが何か所にも分かれていたり、多数のドメインから構成されているのなら、最初にこの「SiteCatalyst」を検討しよう。なにせ、SiteCatalystはアクセス解析ツールの王様なのだから。
ただし、導入コストは相当高い。ページビューによる課金のため、ページビューが上がるにしたがって単価はお得になるが、少なくとも個人で導入できるような金額ではない。運営予算が小さなウェブ担当者の方は、見なかったことにしよう(残念だが)。
米国生まれで2005年に日本にやってきたこのツールは、米国人なら誰でも知っている有名サイトで軒並み採用されている。だから、アクセス解析で知りたいことほとんどは何でも表示できる。かゆいところに手が届くというのはこのことだ。
また、ウェブビーコン型なので言語数が多かろうが、ページ数が多かろうが、サーバーがバラバラなところにたくさんあろうが、そんなことはおかまいなし。ページごとに打つタグに手を入れていけば非常にきめの細かい解析ができるし、手を抜いてもそれなりにわかりやすいレポートを出してくれる。
インターフェイスがこれまた遊び心たっぷりだ(図5)。「ダッシュボード」といって、毎日見たい指標を選んで表示させる機能があるのだが、これがクルマのダッシュボードを模したものだったり、サイト内の訪問者動線を表す樹形図が何となくおしゃれだったり。
気になる導入コストだが、オムニチュアは価格を公開していない。パートナーである、ダブルクリックやIMJなど数社に問い合わせて見積もりを出してもらうしかない。
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この記事の筆者
菅原 裕(株式会社CreatorsNet)
2002年にCreatorsNetを設立し、数多くの企業ウェブサイトのプロデュースを行っている。これまでに手がけたのはヤマハ、コクヨ、松下電器、サントリーなど約50社。設立当時から、アクセス解析をしてサイトを良くする方法を「いなかどっとコム」の石井 研二氏とチームを組んで模索しているほか、自社制作以外のサイトに関してもアクセス解析を利用したサイトのコンサルティングを行っている。
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