ネットショップ担当者フォーラム

日本の「おもてなし」文化を発揮したオムニチャネル展開にはモバイル活用がカギに | ネットショップ担当者フォーラム2014 in 東京 セミナーレポート | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 7ヶ月 ago
オムニチャネル時代に向けてどのような顧客接点を作り、どんな接客ができるかについて日本システムウエアの落合学氏が紹介

顧客の嗜好が激しく変化する一方で、テクノロジーの進歩により顧客行動の追跡とプロファイルの取得が可能になってきたため、顧客ひとりひとりの嗜好に最適なサービスを提要できるようになっている。つまり、日本文化の「接客」と「おもてなし」の精神がさらに強みを発揮する時代が来ているというわけだ。オムニチャネル時代に向けてどのような顧客接点を作りだし、どのような接客ができるかについて日本システムウエア事業戦略室の落合学氏が語った。

日本システムウエア株式会社
事業戦略室 
落合 学 氏

新興国の価格に対抗するためには「お得意様」への接客がポイントに

日本システムウエアはハード、ソフト、ネットワークをコーディネートしてITサービスを提供している。売り上げの3分の1以上を占める組み込みソフトウェア開発やLSI設計などのプロダクトソリューションを大きく上回るのが、さまざまなITソリューションの提供だ。ネットショップ系のクライアントソリューションも多数保有している。

冒頭、落合氏は、ベトナムにオープンしたばかりの同国イオンモール2号店のフードコート内にある日本の焼き肉店の写真を見せ、プリペイドカードのみで運営されているフードコートのシステムを紹介した。プリペイドカードでの支払いはすべて店頭のタブレットでできるようになっており、そのシステムはベトナムのローカル会社がゼロから開発したという。また、マネージャーなどは売り上げなどの情報をスマートフォンで閲覧できるようになってる。

タブレットで支払いができるベトナムのフードコート

新興国のシステムは日本のようにレジからPOS、そしてタブレットにという段階的な進化は遂げず、いきなりその時点で最新のシステムが構築される。日系企業が現地に進出する際、日本企業を日本品質でサポートするというが、実際のところはローカル企業のシステムが日系企業に入っている。さらに、新興国で生まれた技術が先進国に戻ってくるリバースイノベーションを考えると、ベトナムのコストで最初から日系企業に入れる前提のクオリティを想定して開発したものを日本に持ってきたら、日本のITベンダーは技術のみでは競争力を確保できないかも知れない。そのため、日本の企業は接客を強みにしていかなければならないと説いた。

「お得意様という日本の考え方は、店舗側が顧客の詳しい情報を保有している。その究極の形はデパートの外商ビジネスだ。最近のコンビニエンスストアなどチェーン化する店舗では「お得意様」意識は残念ながら薄れているように見えるが、デジタルを使って『お得意様』への接客を考えてみてはどうだろうか

オムニチャネルではどの接点でも同じおもてなしを

現在の「おもてなし」「接客」を行うべき「顧客接点」を考えるうえで、オムニチャネルを理解しなければならない。オムニチャネルは単にネットとリアルという区分だけにとどまらず、多数のチャネルを横断して顧客接点を作っていく考え方だ。たとえばセブンアンドアイのようにコンビニやスーパーなど多数のリアルチャネルを持っていれば、店舗のみでオムニチャネルを構成することも可能だ。

オムニチャネルという言葉は最近出てきたが、同種の考え方は古くからある。1990年代後半のネットバブル全盛時にブランド力を持った小売り企業がクリスマス商戦の売り上げの多くを新興のネット企業に奪われ、それに対抗するための概念として出てきた「クリック&モルタル」という言葉もあった。

ネットショップと同じ利便性を提供すれば自分たちの方がリアル店舗もあって強いと考えた彼らは、クリック&モルタルを推し進めて見事に2000年代前半には客と売り上げを取り戻している。その後も複数のチャネルを指す言葉はいくつも出てきた。

オムニチャネルはどう違うか。オムニチャネルでは顧客は複数チャネルを自在に行き来し、どの接点に行っても同じおもてなしが受けられる。これを実現するには今日お店に来た顧客と昨日のEコマースの顧客が同じ人間だということが店側で判断する必要がある。顧客データベースの増強はもちろんだが、モビリティとソーシャリティの理解が必要だと落合氏は指摘する。

ネットショップにとって、従来PC前に顧客が座る1時間が顧客接点であったのが、モバイルの時間は一日中であり、実店舗にもデバイスを持っていくため、店内での購買もサポートできる。そして従来の情報伝播はショップ側からの1方向だったが、ソーシャルメディアの情報伝播は、連鎖的に拡散する。魅力的な商品を届けて手にとってもらうところまでしか企業はできない。情報はお客様が拡散しさらに拡散伝播していく。うまくいけばマス発信に負けない伝播が可能だが、悪い情報も伝わるし、伝播先のコントロールはできない

この結果、B(企業)とC(顧客)の新しい関係ができてきた。顧客が求めるサービスレベルは際限なく上がり続け、少しでも期待を裏切られてしまうと、すぐに顧客は離れてしまう、という時代になっている。

優良顧客維持のためには、モバイルアプリの提供が有効

これまでは、商品を知ってもらい買ってもらうことが企業のテーマだったが、顧客が強くなったために、ファンになってもらう必要性が加わった。このプロセスを細かく見ると、「知って」には認知・関心が、「買って」には来店・購買が、「ファンになって」には支持・継続がある。「知って」と「買って」の半分くらいがマスマーケティングで、「買って」の半分と「ファンになって」はワン・ツー・ワン・マーケティングが必要になる。お得意様であり続けてもらうことが重要であるとすれば、オムニチャネルでは後者が大切になる。

売り上げを式で表すと、単価×一回の購入点数×来店回数×顧客数だが、オムニチャネル的には購入点数と来店回数を増やすことが重要になる。優良顧客を増やし売り上げをあげるために必要になる施策は、「なぜ買わない」「なぜ店に来ない」という課題を解決すべきものになるはずだ。商品を知らないから買わないというセグメントに対する施策は見せることであり、顧客が潜在的に期待している商品を薦める方法を考えなくてはならない。

一方、優良顧客の維持のためには、ロイヤルティを高めるリッチな顧客接点を用意すべきで、専用のモバイルアプリを提供するのが有効だと落合氏は指摘する。

モバイルではWebサイトを見る2.5倍の時間をアプリに使っているというデータがある。アプリが顧客のデバイスにあれば優位性を保てる。プッシュ情報の配信も可能なので、1対1に見えるコミュニケーションを顧客に提供し続けられる。ダウンロードしてもらうのが一番のハードルだが、ここで相手にするのはお得意様になってもらっている顧客なので、ブランド価値を認識しているためダウンロード率を上げることが可能だ

モバイルを意識した循環型マーケティングへ

実際に、優良顧客の増大を実現するには、どんなアクションを実施すればいいのか。セブンアンドアイが行ったキャンペーンでは、セブンネットショッピングで本を買いストアで受け取ると、コーヒーチケットを渡した。3冊買って3枚もらうと自分で使った後、家族に渡すことも考えられるため、家族の来店も誘引できる。ヨドバシカメラではネット注文したものを、いつでも店舗で受け取りが可能だ。青山商事のECサイトでは即時試着予約ができる。こうした施策は業態やそれぞれの企業の特長で異なるため、一律の正解はない。

循環型マーケティング 顧客接点 SNS POP サイネージ カタログ モールサイト モバイルアプリ データ活用

循環型マーケティングの顧客接点

攻めのITと守りのITを考えると、守りは効率化、コスト削減だが、攻めのITは競争優位性や差別化が目的で、オムニチャネルは後者だ。自社の特性や優位性を活かすことが重要になるが、過去データから仮説を立て、現在データにあてはめ施策を実行する。このPDCAサイクルを回して精度をあげていくのが循環型マーケティングだ。その際ターゲットとするセグメントを最小化して、最適な顧客接点を創り出していく必要がある。

ネットショップでは特にモバイルを意識し、最適な顧客接点を作っていく循環型のマーケティングが必要になると落合氏は言う。

24時間持っているモバイルデバイスに、適切なタイミングで『私たちはあなたをとても大切にしています』というメッセージを届ける。商品知識が豊富で顧客個人のことをよく知っている気配り、おもてなしのできる店員がどこのチャネルにもいれば、お客さまは逃げない

落合氏は最後にネットショップ運営のヒントとして、PDCAを見るデータセンスを向上させるために、基礎データをリーダーや記録担当ではなく、売り場・販売担当が必ず確認し、売り上げやアクセスの多い少ないの特異点を見つけ出し、原因を考えるべきだと語った。担当者が売上拡大の意識を持ち続けることが重要で、続けているとなぜ特異点が起こったのかから、どうすればその特異点が現れるかを考えられるようになると結んだ。

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ネットショップ担当者フォーラム2014 in 東京 セミナーレポート
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狐塚 淳

ライター

狐塚 淳

LINE@のオープン化/mixiのEC再参入/BASEの海外対応 | 週間人気記事ランキング | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 7ヶ月 ago
2015年2月20日~26日に公開された記事の中から、アクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?

LINE@の仕様変更で、実店舗のないEC事業者も無料でLINE@を活用できるようになりました。mixiが「MUSE&Co.」を買収し、EC領域で再挑戦するというニュースも注目を集めました。

  1. LINE@は使えるか? …考えるんじゃない、使うんだよ!

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2015年2月13日〜22日のニュース

    2015/2/24
  2. ミクシィが再びEC領域に参入、17.6億円でファッションコマース「MUSE&Co.」を買収へ

    ショッピングモール「mixiモール」や「Petite jete」といった過去に撤退したEC領域に再び参入2015/2/20
  3. ブルーボトルもいいけれど、コーヒー好きに知ってほしい「スペシャルティコーヒー」の世界

    舘田珈琲焙煎所さんでおいしいコーヒーについて勉強してきました!(連載第7回)

    2015/2/24
  4. BASEが海外ECに対応、34通貨で価格表示&通販サイトを英語に自動変換する機能を追加

    ブラウザの表示設定を英語に設定しているユーザーに、自動で英語変換したECサイトを表示2015/2/25
  5. 労働分配率から導く“儲かるネットショップ”“成長するネットショップ”の条件

    適正な「労働分配率」を保ちながらスタッフの“幸せ”を築いていくには、IT化やアウトソーシングなど徹底した業務の効率化がECには必要2015/2/20
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    価格設定は“「1:1.5:2」の値付け法則」”を意識し、自分の価値感と、商品の価値感・値頃感を一致させることが重要2015/2/23
  7. 約120億円をネット通販で売り上げるベイクルーズのECが成長を続ける3つのポイント

    今期(2015年8月期)の売り上げ見込みはEC全体で前期比28%増の155億円、うち自社ECは同43%増の60億円2015/2/24
  8. 目標達成まであと少し! 定期購入をオススメして固定客を増やすわよ!

    せっかく来てくれたお客さまに、固定客になってもらうための施策を考えよう!(最終回)

    2015/2/26
  9. 2015年はeコマースが大きく変化、イノベーションが起きる1年になる/JECCICA

    JECCICA代表理事の川連氏が占う2015年のEC業界は「ゆがみが一気に吹き出て、整理される1年」2015/2/23
  10. 楽天市場のネットショップ売上UP! お客様が買いたくなる仕組みをこっそり教えます

    思い込みを捨てて「買いたくなるお店」へ。楽天市場店の「重慶飯店」の事例をもとに解説します。2015/2/26

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

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    客離れリスク抱える安売りEC企業の弱点露呈した夢展望、健康コーポ傘下での再建の行方 | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 7ヶ月 ago
    夢展望が構築したビジネスモデルと健康コーポ傘下入りした経緯などから再建の行方を探る

    夢展望は3月31日付で、健康コーポレーションの連結子会社になる。売り上げの不振を背景にした在庫超過と円安による原価率の高騰が重なり、上場からわずか1年半で債務超過の危機に陥っていた。夢展望がこれまで構築していたビジネスモデルと健康コーポレーションの傘下入りした経緯を踏まえて、再建の行方をみていく

    第三者割当で7億円を調達

    夢展望は3月31日に、健康コーポレーションを引受先とする第三者割当増資を行う。390万株を発行し、7億4800万円を取得。これにより健康コーポレーションは夢展望株式の73.54%を保有し筆頭株主になる。岡社長の持ち株比率は10.11%となり、第2位株主になる。

    買収後も岡社長は続投し、健康コーポレーションから2人の社外取締役を受け入れる。「経営責任を業績回復で果たすべきと考えている」(夢展望)とした。手取概算額の6億9900万円の資金のうち、2億600万円を人件費や管理経費、商品仕入れなどの運転資金に充当。広告費に1億8800万円を充てるほか、短期借入先の返済に2億円、リストラなど経営の合理化に伴う損失を想定し1億500万円を確保する。

    夢展望のECサイト
    夢展望のECサイト

    業績悪化で債務超過の恐れも

    夢展望が健康コーポレーションの傘下に入らざるを得なかったのは債務超過に陥る恐れもあったためだ。2014年9月期決算で自己資本比率が9.9%まで低下し、純資産は2億3000万円まで落ち込んでいた。15年9月期は増収と黒字転換を見込んでいたものの、第1四半期は引き続き売り上げが低迷。すでに金融機関からは14年3月に6億円の資金調達を行っていたこともあり、これ以上の融資は期待できない状態だった。

    また、同社が12年3月に結んだシンジケートローンの財務制限条項には「2期連続して連結で経常損失としないこと」などの条件があった。2期連続の経常赤字を計上する見込みとなり、このままでは債務不履行で一括返済を求められる危機的状態にあったわけだ。

    資金繰りがひっ迫する中で、同社では銀行以外からの資金調達手法を模索。財務状況や下落し続ける株価などを考慮すると、公募増資や社債発行も難しいことから第三者割当増資に絞った。昨年8月から10月にかけて、SMBC日興証券から20社程度の引受先候補先を紹介されたが、具体的な条件面の提示があったのは健康コーポレーションだけだったという。

    円安で価格転嫁顧客離れ招く?

    資金繰りがひっ迫し市場価格より低い価格で買収されることになった夢展望だが、そうした状況に至った背景とは何か。

    同社は製造小売型ファストファッションをネット専業で展開する事業モデルを展開。3週間程度で商品開発を行い、新商品を毎週投入していた。在庫を薄く持ち、価格とデザイン性による衝動買いを促し短期間で商品を売り切ることで安値販売でも利益を確保してきた。このため、販売予測と実績を管理するシステムを自前で構築。最適なタイミングで発注や値引き販売を行い、商品の回転率を高めてきた。業績のピークにあたる13年9月期の売上高は9.1%増の67億6400万円、営業利益は3.6%増の1億6700万円。すでに損益分岐点を超えており、収益の安定化を実現していた。

    商品回転率の高さを強みとしたビジネスモデルによる低価格帯と品ぞろえの良さでギャル向けブランドとして一定の認知を得ていた同社の業績悪化した理由とは何だったのだろうか。

    1つには、円安の対応に遅れ。靴カテゴリーを中心に、現地工場との直接取引で仕入れを行っていたため、円安の影響で4割のコスト増が発生。この分を吸収できず価格に転嫁していた。低価格帯を強みにする同社にとって、優位性が低くなり顧客の離脱を招いてようだ。

    トレンドの変化もあった。これまで、ヒットの実績を持つロングブーツは取り扱いを定番化し在庫を積み上げていたが、流行がショートブーツへ変化。トレンドと品ぞろえのかい離が起こり、過剰在庫となっていたようだ。売り上げの伸長を視野に入れて積み上げていた在庫はセール販売や値引き率を引き下げるなど対応を強化。ただ、円安の進行によるコスト増を避けられない状況下において、売上総利益率の低下が経営を圧迫する要因になっていた。

    イメージ固定で新客獲得に苦戦

    新規顧客の獲得の苦戦も響いた。雑誌の廃刊などで20代のギャル層が減少する中、「ギャル向け低価格アパレルブランド」としての認知度の高さが“足かせ”になっていた(画像は2012年当時の通販サイト)。

    2012年当時の夢展望のECサイト

    多様化する顧客のし好に合わせたカジュアル衣料品やナチュラル衣料品などのアイテムを投入していたが、消費者にとっては「ギャル向け」のイメージが強く、認知と品ぞろえにギャップが生じていた。このため、スマホをメーンとするウェブ広告の効率が悪化しており、顧客の流入が減少。1回の購入で1人あたりの獲得コストを回収できす、また、購買頻度を向上することも困難だった。

    ターゲットの拡大を図るため、昨年4月から、ギャルを卒業した層の獲得を狙った30代向けOLと、将来の主要顧客となる小学生向けアパレルなど新規ブランドを相次いで投入していた。これらは主要顧客の「ギャル層」との年齢が大きく外れるなど親和性が低く新規客の開拓に苦戦。期間限定で実店舗を展開していたが、外資系カジュアルブランドとの競争の中で、品質面での消費者の理解を得ることが難しかった。初動となる春夏アイテムの販売が苦戦し、昨年秋に取り扱いの休止を決定している。

    リストラなどで経営を再建へ

    健康コーポレーションの傘下入りに向け、人件費などのコスト削減に乗り出す。3月末までの6カ月間で役員報酬を61%削減し、前年同期比2500万円を削減。加えて、3月31日を退職日とするリストラを社員50人を対象に行い、社員数を80~90人規模とする。

    また、倉庫面積の見直しを図り、月額350万円を削減。これまで、在庫過多のため商品保管庫以外の別倉庫を構えていたが在庫圧縮で倉庫を解約し、倉庫面積を拡張せずに仕入れを行う。また、東京に構える事業所を廃止し、月額200万円程度のコストを見直す。

    当座の資金は調達したが、「中国で生産して安値で販売する」という事業モデルそのものにほころびが生じているだけに、根本的な問題は解決していない。まずはMDの変革がカギになりそうだが、デザイナーの人数も減らさざるをえないだけに短期間での立て直しには困難が伴いそうだ。

    健康コーポ、買収の狙いは?

    近年、積極的に買収戦略を仕掛けている健康コーポレーション。12日に公表した中期経営計画では、2017年3月期の連結売上高1000億円、21年3月期の連結売上高3000億円という高い目標を掲げている。今回の買収にはどんな目算があるのだろうか。

    健康コーポレーションでは、12年にマタニティーウエア通販の老舗であるエンジェリーベを買収(画像はエンジェリーベの通販サイト)。さらに13年8月には婦人服メーカーの馬里邑を、14年5月には若年女性向けファッションブランドを展開するアンティローザを子会社化しており、近年はアパレル事業を強化している。ただ、馬里邑とアンティローザは実店舗がメーンだけに、夢展望の買収でアパレル通販事業が大きく拡大することになる。

    エンジェリーベの通販サイト

    今回の子会社化で、シンジケートローンの一括返済は回避できる見通し。健康コーポレーショングループの商材を夢展望160万人の会員へ販売していくことが期待できるほか、夢展望のブランドイメージを刷新するための広告も展開していく。健康コーポレーションといえば、トレーニングジム「ライザップ」におけるインフォマーシャルや車内広告といった大規模な宣伝が近年目立っているが、こうしたマス広告を夢展望でも実施することで、「ギャル向け通販」のイメージ一新を狙う。具体的には「春頃から始めたい」(夢展望)という。

    また、夢展望の持つネット販売関連ノウハウを健康コーポレーションに提供する。具体的には「サイト構築ノウハウや、海外向け通販サイト運営ノウハウを活用していきたい」(健康コーポレーション)という。さらに、夢展望は、通販売上高のうちスマートフォン経由が85%を占めており、スマホ対応に強みがあることから、「ライザップ会員向けサービスや、見込み客向けにスマホ経由でアプローチすることを考えている」(同)。ライザップでは、スマホ経由の問い合わせが急増しており、健康コーポレーションは、ライザップのスマホ経由売り上げ・集客を1年以内に2倍以上に成長させる計画だ。

    問題は、夢展望をどのように立て直していくのかだ。ある業界関係者は「健康コーポレーションは名簿が欲しかったのだろう。夢展望の顧客層の年齢も上がってきており、グループの商品を提案しやすい」と推測する。

    健康コーポレーションでは「(社長は変わらないが)当社の議決権比率は73%を超えており、経営に深く関与する。グループとして一体化を目指し取り組んでいきたい」と立て直し策を説明。ただ、12年に買収したエンジェリーベの場合、子会社化当初は坂本敏彦氏が社長を続投していたものの、業績不振が続き、現在はスタイライフ創業者である岩本眞二氏が社長を務めている。場合によっては早期のトップ交代もありえそうだ。

    ◇

    上場から1年半で債務超過寸前まで追い込まれた夢展望に対し、業界からは厳しい声も出ている。ある通販会社の社長は「銀行経由で増資の話は来たが、長期に渡って存続できるビジネスモデルとは思えないので断った」と明かす。その上で「そもそも上場したこと自体が間違いで、マーケットを欺いているように感じる。あたかもうまくいっているかのようなスタンドプレーをして、無理やり上場したのではないのか。非常に後味が悪い」と手厳しい。

    確かに、「上場ゴール(上場することが目的)」と投資家から不信感を抱かれても仕方のない面はある。上場からわずか2カ月で業績を下方修正。13年9月期決算説明会で公表した中期経営計画では、新ブランド投入で16年9月期には売上高130億円を目指すとしたが、現状とのかい離は大きい。若年女性向けが行き詰まる中で顧客層拡大を狙ったわけだが、円安の進展や増税後の消費減退、競争激化などの予測はついたはずで、マルチブランド化による単純な売り上げ積み増しは見通しが甘すぎた感がある。

    安売りネット販売企業の弱点をさらけ出した今回の事態。「低価格帯商品はわずかな値上げが客離れを招く」(先の関係者)だけに、円安や原材料高が続いていることを考えると、再建への道のりは険しい。

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    モールのAPIを活用して業務を自動化する通販システム「EC24」の提供開始、EC技研 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 7ヶ月 ago
    1サイトあたり月額3000円の安価な料金で提供し、中小企業への導入を進める

    ECサイト制作などを手がけるEC技研は2015年1月から、ネットショップ管理システム「EC24」の提供を開始した。「楽天市場」などのモールが提供する商品情報、注文情報、在庫情報、決済情報といった最新情報を、API技術を利用して一括管理および自動化するのが特徴。中小EC事業者をメインターゲットに1サイトあたり月額3000円で提供し、初年度500社の導入をめざす。

    モールが提供しているAPIを活用し、商品登録や注文処理、在庫連携などの業務を自動化する。たとえば、CSVデータの取り込みや注文メールなど手動で対応していた業務の手間を省くことが可能。自動化できるので、24時間365日、自動的に処理することができる。

    EC事業者は自動化されていない業務を勤務時間内に処理対応することで、コストの削減、業務時間の短縮が可能になるという。

    「たとえば、自動で受注処理できる状態にしていれば、事務所に出勤して発送を行える状態になっている。さらに、アマゾンのFBAを使っていれば、発送処理までも自動化できる。すべての業務を自動化することも可能だ」(塩田修一ECテクニカルコンサルタント)

    楽天市場、ヤフーショッピング、ヤフーオークション、アマゾンに対応済み。現在ポンパレモールへの対応も進めており、今後、対応サイトを増やしていく予定。

    ASP版とパッケージ版の2種類で提供で、ASP版は1サイトあたり月額3000円で利用可能。主に中小ECサイトへの導入を狙う。

    パッケージ版は、EC事業者の要望に応じたカスタマイズを行うことが可能。買い切りで価格は100万円から。

    「EC24」の仕組み

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    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

    読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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    電話などECサイト以外の受注データを取り込む機能を「aishipR」に追加、ロックウェーブ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 7ヶ月 ago
    コールセンターなどECサイト以外を経由した受注データとECサイトでの受注を、一括管理することが可能

    ショッピングカート提供のロックウェーブは2月25日、レスポンシブECサイト構築運用ASP「aishipR」に「受注CSVデータ一括取り込み機能」をオプションとして追加した。コールセンターなどECサイト以外を経由した受注データとECサイトでの受注を、一括管理することができるようになる。新規受注情報を一括で取り込み、効率的な通販事業運営が可能にする。

    コールセンターなどで大量に作成された受注情報を、CSVファイル形式で「aishipR」に取り込み一括管理できるようにする。ポイントや配送先の複数指定にも対応。会員ポイントの増減、サイト上の購入履歴に電話受注経由の商品データの反映もできる。

    「aishipR」は従来、中小規模のEC事業者の利用が多かったが、レスポンシブECサイトで運営を効率的に行いたいという大手ECサイトのニーズが増加。大手EC事業者の導入が増えているという。

    大規模EC事業者はコールセンターを運営しているケースが多い。今回の機能は、大手EC事業者から、受注データをまとめたいというニーズを受けて実装したという。

    ロックウェーブでは、大手EC事業者の導入増加にあわせ、今後も効率的に運営できる機能を追加していきたいとしている。

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    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

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    ECサイト刷新後の売り上げが5倍超に拡大、LINE@やTwitter活用などが奏功したレイ・カズン | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 7ヶ月 ago
    販売促進施策の強化やメールマガジン、LINE@、TwitterでのWebプロモーションの強化が奏功

    婦人服や雑貨の企画・製造、販売などを手掛けるレイ・カズンのECサイトが、リニューアル後11か月間で売り上げが前年比約5.2倍に拡大している。2014年5月に「DOUBLE NAME(ダブルネーム)」、12月から「mjuka(ミューカ)」といった自社ブランドを追加。実店舗との販促キャンペーンとの連動、EC独自のセール施策、EC主導による読者モデルとのコラボレーション商品の展開などが奏功した。

    レイ・カズンは2013年10月、これまでほぼ力を入れていなかった自社通販サイトなどEC事業の強化を目的に、EC事業部を設立。会社全体としてEC事業強化・オムニチャネル推進を重要戦略として掲げた。2014年9月期のEC売上高は前の期比84%増の3億7800万円。

    2013年10月から販売促進施策の強化やメールマガジン、LINE@、TwitterでのWebプロモーションを強化。2014年2月に自社通販サイトを全面リニューアルし、実店舗での販売・キャンペーンとの連動を進めた。こうした施策で自社通販サイトの売り上げは前の期比約5.6倍に急拡大した。

    ソーシャルメディアの活用は直営オンラインショップの訪問数に寄与し、2014年は2013年比約6倍に急拡大。楽天やディー・エヌ・エーが運営するショッピングモールなどへの出店のほか、マガシークといったモール型ECサイトにも加わり、販路を拡大、売り上げ増加につなげている。

    ECサイト「レイカズンオンラインショップ」のリニューアル後11か月間で売り上げが前年比約5.2倍に拡大

    「レイカズンオンラインショップ」は刷新後売り上げが約1年で5倍超に

    基幹ブランドの「RAY CASSIN(レイカズン)」のEC化率は、前の期の約6.6%から2014年9月期で約11.4%に伸長。今期(2015年9月期)はさらにEC事業を強化し、オムニチャネルを推進する。

    ファッションモール型ECサイトとの在庫連携や、直営オンラインショップで実店舗の在庫表示機能、決済方法の追加などを進めていくという。

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    オリジナル記事:ECサイト刷新後の売り上げが5倍超に拡大、LINE@やTwitter活用などが奏功したレイ・カズン | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
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    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 デスク

    通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

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    バーバリー契約切れの三陽商会、新中核ブランドの通販展開などでECを強化へ | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 7ヶ月 ago
    18年12月期が最終年の5カ年計画で掲げるEC売上高100億円(売上高構成比10%)の達成が目標

    大手アパレルの三陽商会は、6月末に中核ブランド「バーバリー」のライセンス契約が切れるのに伴い、継承ブランドを2015年秋冬から始動するとともに、ネット販売の強化を図る。また、3月中旬にはウェブチャネルをメーンとした新ブランドを立ち上げ、18年12月期が最終年の5カ年計画で掲げるEC売上高100億円(売上高構成比10%)の達成を目指す。

    同社では「バーバリー」に代わる中核ブランドとして立ち上げる「マッキントッシュロンドン」の通販展開を9月に始める。また、日本オリジナルのレディースカジュアルライン「バーバリー・ブルーレーベル」とメンズカジュアルライン「バーバリー・ブラックレーベル」については英バーバリー社と新たなライセンス契約を締結。継承ブランドの名称をそれぞれ「ブルーレーベル・クレストブリッジ」「ブラックレーベル・クレストブリッジ」として展開することを決めた。

    2つのブランドは現在のブランドコンセプトを継承しつつ、パリコレなどで活躍するファッションデザイナーの三原康裕氏をクリエイティブディレクターに起用。新たなブランド価値の発信に努める。新ブランドとしてバーバリーの名称やバーバリーチェック柄、ブランドロゴのホースマークは使用できないが、マイクロチェック(細かいチェック柄)は引き続き使用できるという。

    新しい契約では従来の制約が緩くなり、ネット販売チャネルの活用に加え、雑貨などMDの広がりも期待できることから、「将来的には現行ブランドよりも2~3割は売り上げを伸ばしたい」(杉浦昌彦社長)とする。

    一方、3月中旬には、三陽商会のスローガンである“タイムレスワークほんとうにいいものをつくろう”を体現した物作り視点のブランド「サンヨー・エッセンシャルズ」をウェブチャネル中心に展開する。メード・イン・ジャパンの物作りにこだわった品格あるベーシックな服を追求。ジャケットやシャツをはじめ、紳士服と婦人衣料のトータルアイテムを展開する(画像)。確かな物作りを伝える公式サイトを開設し、自社通販サイト「サンヨー・アイストア」と連携する。また、「路面店も早い段階で1店舗は開設し、オムニチャネル化を推進する」(杉浦社長)という。

    “タイムレスワークほんとうにいいものをつくろう”を体現した物作り視点のブランド「サンヨー・エッセンシャルズ」
    “タイムレスワークほんとうにいいものをつくろう”を体現した物作り視点のブランド「サンヨー・エッセンシャルズ」

    なお、三陽商会の14年12月期EC売上高は前年比11.2%増の31億7000万円。今期は新規ブランドのEC展開に加え、7月に自社通販サイトに新ECシステムを導入するほか、9月にはポイント制度導入による新客開拓と既存客の満足度向上を図ることにしており、前年比10.4%増の35億円を計画する。

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    目標達成まであと少し! 定期購入をオススメして固定客を増やすわよ! | 伝説のEC猫レオレオ 売れるネットショップ繁盛記 | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 7ヶ月 ago

    せっかく来てくれたお客さまに、固定客になってもらうための施策を考えよう!(最終回)

    前回のあらすじ…父は山田くん一家が営む「ムッキムキ社」のモニターをさせられていたことが判明。怒り心頭の香菜とレオレオ。さてさてどうなる!? いよいよ感動の(?)最終回です!

    ※マンガをクリックすると次のページに移動します。

    登場キャラクター

    加藤 香菜

    加藤 香菜
    勢いでネットショップで100万円稼ぐと言ってしまった加藤家の一人娘。

    レオレオ

    レオレオ
    突然しゃべり出した加藤家の猫。やたらネットショップに詳しい。

    加藤 鷹央

    加藤 鷹央
    香菜の父。ムッキムキ社のCMでムッキムキになっていることが判明。

    山田くん

    山田くん
    人畜無害な香菜の同級生のふりをしていたが、実は加藤親子を窮地に追い込んだ張本人。

    亀郎

    亀郎
    山田くんを慕っている亀。レオレオに対抗心を燃やしている。

    " width="529" height="40" alt="ここからスタート"> " width="529" height="732" alt="─数ヶ月後 香菜「はい今月分 これでお父さん 堂々と帰って来られる」 山田「確かに」 レオ「次は月商1,000万円を目指すためのテクニックを教えるにゃ!」 香菜「ほんと!?」 山田「もうお金で振り向かせるのはムリだな…」 父「香菜! ただいまっ!」 香菜「お帰り…  え…」 父「香菜ぁああ!」 香菜「こんなお父さん! やだよぉ!!」">

    香菜の挑戦はひとまず小休止。ご愛読ありがとうございました!!

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    伝説のEC猫レオレオ 売れるネットショップ繁盛記
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    株式会社シンフィールド, 加藤 公一 レオ

    楽天市場のネットショップ売上UP! お客様が買いたくなる仕組みをこっそり教えます | 単発記事 | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 7ヶ月 ago
    思い込みを捨てて「買いたくなるお店」へ。楽天市場店の「重慶飯店」の事例をもとに解説します。

    楽天市場の食品販売をするネットショップサイトを例に、売上UPに直結する改善事例を大公開! コンバージョン率UPと離脱を防ぐ商品説明方法、関係者のヒアリングと検索キーワードから導く自社のアピールポイントの見つけ方などデータ分析に基づいた改善方法を3つのポイントで解説します。

    伸ばすべき点改善すべき点加えるべき点

    こんなお店でありたい。うちのお客様はこういう商品が好きだから。といった思い込みは捨てて、確実にネットショップの売上を上げる術を身に付けましょう!

    楽天市場の解析ツールを利用して売上UPの施策立案! 3つのポイント

    事例として紹介するのは「重慶飯店(じゅうけいはんてん)」です。こちらの楽天市場店のサイトを実例として、3か月で行った改善内容を紹介していきます。

    重慶飯店は、創業56年の横浜中華街の四川料理レストランです。リアル店舗の他、ネットショップも複数展開しており、ネットショップにおける商品取り扱い点数は約200点。麻婆豆腐醤や点心・飲茶、横浜銘菓の番餅・月餅・中華菓子などが主力商品です。購入ユーザーは、老若男女を問わず、手土産品や贈答品はもちろん、家庭用としても利用されています。

    重慶飯店では、3年計画で通信販売売上の年商を3倍にすることを目標としていて、達成への一歩として、最初の3か月で次のような対策を行いました。

    Point 1
    伸ばすべき点:コンバージョン率をさらにUPする

    現状から「伸ばすべき点」を見つけるために、まずサイト全体のアクセス解析データを調べたところ、主商品におけるページ転換率(コンバージョン率)が7.6%もありました。この数値は一般的に高いコンバージョン率といえるでしょう。

    しかしここで問題だったのは、コンバージョンの具体的な内容がわかっていなかったことでした。

    事前に重慶飯店にヒアリングを行ったところ、「リピーターが多いだろう」「女性が多いだろう」という推測はありましたが、データに基づいたものではありませんでした。つまり、

    • どんな人が、どんなキーワードで、購入にいたっているのか

    がわかっていませんでした。これでは高いコンバージョン率をさらにアップさせるための戦略が立てられません。

    分析検索キーワード、顧客の属性、時間帯別アクセスを調べる

    そこで次に、アクセス解析データの「検索キーワード」を調べたところ、「重慶飯店」「商品名」といったキーワードでのアクセスが、全体の47.71%を占めていることがわかりました。

    これは、すでに重慶飯店の商品を知っている、もしくは興味をもって指名検索している、と考えられるでしょう。また、商品を購入した人の属性を調べると、リピーターが多く、すでに顧客化したお客様のアクセスが多いと考えられます。そのためコンバージョン率が高かったのでしょう。

    また主力商品の顧客属性を調査したところ、男性が約45%、女性が約55%と思ったほど女性の顧客が多いわけではありませんでした。

    確かに、スイーツ系などの商品によっては女性の割合が大きく増えることもありますが、電子レンジなどで簡単に調理できる商品は、男性が約60%まで増えることがわかりました。

    鳳梨酥の購入男女比、スイーツは女性が多い 麻婆豆腐醤の購入男女比電子レンジで調理可能は男性が多い

    また、時間帯別アクセスを調べると、平日、土日、時間帯に大差がありませんでした。これは、重慶飯店へアクセスする人に偏った顧客属性はなく、幅広い層に見込み客がいることを示しています。

    時間帯によるアクセス人数に大差はみられない

    もともと高いコンバージョン率をさらに上げるためには、「新規のお客様をいかに増やすか」が課題となってきました。しかし、やみくもにアクセス数を増やしたとしても、意味がありません。購入につながるアクセスを獲得しなければ、コンバージョン率は下がってしまいます。

    作業①流行を加味しつつ「鳳梨酥」を「パイナップルケーキ」と表記

    そこで、新規のお客様でも購入意欲が高いと思われる、一般的な食のトレンドワードをGoogle トレンド、テレビ、ラジオ、ポータルサイトの特集などを総合的に調査しました。それらトレンドワードに該当する重慶飯店の商品には、そのキーワードを含んだ形で商品説明を補足し、同時にバナーも設置し新規顧客獲得をねらいました。

    たとえば、この施策を行っていた当時、台湾からパイナップルケーキの専門店がオープンしたことで、雑誌やTVなどでパイナップルケーキの特集が組まれていました。重慶飯店でもパイナップルケーキを取り扱っていましたが、中国語では「鳳梨酥」と表記します。これでは同一商品とわかりづらかったため、鳳梨酥の商品説明に「パイナップルケーキ」の表記を加えました。これによって、パイナップルケーキに興味があるユーザーを取りこぼさないようにしました。

    大流行の台湾スイーツ「パイナップルケーキ」

    このとき、デザインの変更も行いましたが、リピーターが戸惑わないよう、パッケージや今までのサイトと色を揃える、一部昔のバナーを残すなど、段階的な移行作業を行うことにしました。

    作業②ユーザーが思わずパッとわかる文言を表記

    男性の需要が多かった「麻婆豆腐醤」については、楽天市場の検索ページで表示される商品画像に「レンジOK!」「10個入り」といったアイコンを追加し、商品の写真以外に電子レンジなどで簡単に調理できる商品だというユーザーに好まれる理由を一目でわかるようにしました。

    また商品ページへ移動したユーザーには、実際に調理するときのシチュエーションが想像しやすいように、「お豆腐1丁 用意するだけ!!」といった用意すべき食材をわかりやすく記載しました。

    左:楽天市場の検索ページで表示される 右:商品ページで表示される

    結果コンバージョン率をさらにUP! アクセス増加達成!

    これらの施策の結果3か月目には、アクセス数を伸ばしながらもコンバージョン率を保つことに成功しました。

    アクセスされやすい人気商品に適切な商品説明やアイコンを追加することで、質の高い新規見込み客を呼び込み、商品ページの内容もより、購入後のシチュエーションが想像しやすいようにしました。また、後述しますが送料など購入に必要な情報を、わりやすく配置することで離脱を防ぐと同時に、リピーターを戸惑わせない工夫をすることも大切です。

    下図は、楽天RMSで取得できるコンバージョンの商品別散布図です。プロットカラーは、商品ジャンルの違いを示し、プロットサイズは、売上高を示しています。

    2013年11月 X軸=アクセス数 Y軸=コンバージョン率
    2014年11月 X軸=アクセス数が増え、Y軸=コンバージョン率もほぼ保っている

    Point 2
    改善すべき点:離脱する見込み客に対してわかりやすい商品説明をする

    「改善すべき点」を見つけるために、アクセス解析データの平均滞在時間と離脱率を調べました。そうすると平均滞在時間があまりに短く、離脱率が高いことがわかりました。

    一般的にこの現象は、事前にユーザーが抱いていたイメージと、実際の商品の内容があまりに違いすぎるために、起こる現象だと考えられます。一般的なキーワードであれば不可避なため、滞在時間も離脱率も考慮する必要はないでしょう。

    しかし今回の場合、商品に対して「店舗側がいいたいこと」の比率が高く「お客様が知りたいこと」が足りないことから、本来顧客となり得るユーザーまで去っている可能性が高いと考えました。

    たとえば食品を扱う店舗であれば、お客様の知りたいことは次のようなことでしょう。

    • どのような味で、どのような食感なのか?
    • 子供やお年寄りでも食べられるのか?
    • 日々の食事、パーティーなど、どんなシーンに適しているのか?
    • どうやって調理するのか?
    • どのような材料が使われているのか?
    • 大きさ・重さ(内容量)は?
    • 賞味期限の期間は?
    • どのようなパッケージ・荷姿・内装で届くのか? 個別包装なのか?
    • 冷蔵・冷凍商品は、小分けにして、冷蔵庫に入れることができるのか?
    • いつ届くのか?

    初めて商品を購入するとき、お客様は不安材料が少しでもあれば購入にはいたりません。また、わからないことを問い合わせてまで購入する人は多くありません。検索してたどりついたページに説明がなければ、ほとんどの人が離脱してしまうでしょう。

    分析・作業文字情報だけでなく、イメージ写真やアイコンも活用して説明

    そこでお客様の知りたい内容が記載されているか見直しを行うために、人気商品から順に購入してから食べるまでを実際に体験してみました。

    たとえば、届いた商品を冷蔵庫に入れてみる、調理して香りを確認してみる、食べてみるといったことです。購入したユーザーの気持ちを体感することで、説明で足りないこと、知りたいと思ったこと、疑問に思ったことなどをリストアップしました。

    すでに書き込んでいただいたレビューも参考にしました。現在の商品情報をもとに購入した人が、何に驚き、喜び、落胆したのか。差別化をはかるために、他社の商品についても調査を行いました。

    ただし文字情報の比率が高くなると、読んでもらえない可能性があります。素材の画像や、食べるときの切り分け方やサイズ、調理法を記し、商品を直感的に理解してもらえるように工夫しました。

    またアイコンを活用することによって、少しずつサイト内の情報を統一し、商品を比較しやすいようにしました。

    切り分けて食べる場合の切り方
    調理法
    アイコンを活用する

    結果ユーザーが知りたい情報を加えて4.81ポイントUP!

    重慶飯店の主力商品の1つに「飲茶セット9種」があります。ギフト対応可能商品で送料無料、調理が簡単で、老若男女を問わず、パーティーにも普段の食事にもぴったりです。もともと人気があるうえに、商品単体で広告も打っているため高い売上を誇ります。

    この商品に対して、上記で説明したような「お客様が知りたいこと」を中心に商品説明を加え、イメージ写真やアイコンを活用してわかりやすい表現を試みた結果、コンバージョン率を昨年同月比で4.81ポイント、アップすることに成功しました。

    飲茶セット9種のコンバージョン率比較

    しかも2014年は昨年に比べて、商品広告費を26%も削ったにもかかわらず、コンバージョン率を伸ばすことができたので、この「お客様の知りたいこと」を伝える改善施策は有効と考えられます。

    Point 3
    加えるべき点:関係者のヒアリングと検索キーワードから導く

    「加えるべき点」を見つけることは、作業を行っている担当者だけでは気づけないこともあります。営業、製造担当者、出荷担当者、経理担当者など、店舗の運営に関わるさまざまな人から意見を聞いてみましょう。もしくは、実際の現場を確認したり、競合店舗に記載されている情報を比較したりするなど、さまざまな視点から見直すようにしましょう。今まで見落としていたアピールポイントが見つかるかもしれません。

    また検索キーワードから、求められている情報を見つけ加えることも有効です。

    分析・作業①当然と思っていることが、アピールポイントだった!

    重慶飯店の場合、ヒアリングによって驚くべき競合と比較しても非常に強いアピールポイントを2つ発見しました。

    • 年末年始も含め、年中無休で配送を行っている
    • 常温便商品、クール便商品混在の場合も、5,000円以上で送料無料

    また次の3つの情報についても、もっとわかりやすく表示したほうがよいと考えました。

    • 18時までの注文は翌々日発送
    • フリーダイヤルの受付時間
    • ギフト対応が熨斗(のし)だけでなく手提げ袋もある

    そこで、これらの情報をヘッダー・フッター・レフトナビの3か所にこれらを伝えるバナーを配置しました。

    上:ヘッダー(変更前) 下:ヘッダー(変更後) 年中無休で配送していることやよくある質問などをまとめて配置
    フッターにはギフト対応が熨斗と手提げがあることや18時までの注文は翌々日発送を視覚的に訴求
    レフトナビには利用ガイドやよくある質問を記載し、購入時の不安をすぐに解消できるようにする

    分析・作業②検索キーワードからニーズの高い「お土産」のカテゴリを作成

    次に検索キーワードの解析を行ったところ、季節を問わず次のようなキーワードが出現していました。

    「横浜 土産」「横浜 銘菓」「横浜中華街 お土産」「重慶飯店 お土産」

    重慶飯店の実店舗がある横浜中華街は、全国から観光者が訪れる観光地のためお土産や帰省土産の需要もあります。そのため味はもちろん、日持ちがよく個包装された贈答用の商品がたくさんあります。また、年末年始や春節(旧正月)には干支パッケージの商品が限定販売されています。

    そういった商品をまとめて「ギフト商品」として紹介するのではなく、より訪問者のニーズに近しい言葉で細分化して「帰省土産」や「年賀・干支菓子」というカテゴリ・バナーを作成することで、ギフト商品ページを見て離脱していたユーザーの回遊を促すことができました。

    「帰省土産」や「年賀・干支菓子」などのバナーを設置

    結果求められている情報を追加して、回遊率UP → コンバージョン率UP!

    これらの施策の結果、店舗全体の離脱率は37.1%から27.0%へと10.1ポイント減少しました。また、回遊率がアップし、コンバージョン率も7.6%から9.3%へ1.7ポイント増加しました。

    店舗全体のコンバージョン率

    伸ばすべき点 → 改善すべき点 → 加えるべき点 → 伸ばすべき点……このサイクルをくり返すことでさらに売上UPにつながります。

    • 伸ばすべき点:アクセス数を伸ばしながら、コンバージョン率をあげる
    • 改善すべき点:「店舗側がいいたいこと」から「お客様が知りたいこと」
    • 加えるべき点:「求められている情報」を追加して回遊率をあげる

    これらの施策は3か月で行ったことなので、まだまだデータ不足で分析不足です。しかし、お客様の求める情報を追加することが有効に働いたと考えられます。また新たに、加えるべき点として「広告やメールマガジンの有効活用」を行おうと考えています。

    効率のよい好循環が、売上アップの近道に!

    EC、ネットショップ、オンラインショップなどの売上を伸ばそうと思うとき、デザインを変更する、バナーを増やす・動かす、特集ページをつくる、広告を打つ、SEOを強化する……、売上アップに有効とされる手段はいくつ存在します。

    しかし、その作業を行うべき理由、その作業を行った結果を意識しているでしょうか?「こんなお店でありたい」「この商品が売れている気がする」「うちのお客様はこういう商品が好きだから」。そんな思い込みで、やみくもにさまざまな手段を試して、一時的に売上がアップしたからといって、分析もせずに、その手段ばかりを繰り返すのもよくありません。

    今回、重慶飯店の場合は、すべてよい数値に転じましたが、毎回良い結果が得られるとは限りません。ときには足踏みしたり、後退する可能性もあるでしょう。しかし、たとえ悪い結果であったとしても、そのまま放置してはいけません。

    何が有効だったのか、何がよくなかったのか、その原因は一時的なものなのか、どこに改善すべき点があるのか、分析 → 作業 → 結果 → 分析……を繰り返し、思い込みではなく、データに基づいた作業を重ねていきましょう。

    思い込みによる行動は非効率で、人・時間・費用がかさむ、売上が伸び悩む、利益があがりにくいといった問題を生じる可能性があります。効果があったとしても、その要因がわからなければ、次に活かすこともできません。

    得られるデータを分析し、店舗・商品・顧客層など、現在の状況を可能な限り正確に把握する。そして売上を伸ばすためにどんな手段が有効か検討する。作業を行った後は、その結果をさらに分析し、次の手段を講じる。このサイクルを続けることが売上UPへの近道なのです。

    モールやASPに装備されたツールを有効に使おう!

    楽天市場などショッピングモール、Makeshopなどショッピングカートサービス(ASP)を利用したネットショップを運営されている場合、アクセスや売上を分析する機能が装備されています(独自システムを構築されている場合は、仕様変更が必要となる可能性があるので注意が必要)。

    よく利用されるデータは、ランキング形式やグラフ化されていますので、最初はそこから見ていくとよいでしょう。慣れてきたら、データをCSV形式でダウンロードし、独自の分析を加えましょう。一定期間を経過すると、データが閲覧できなくなる場合があります。定期的にダウンロードし、記事内で説明したような3つのポイントを見つける分析を継続的に行うが大切なのです。

    ※この記事は姉妹媒体のWeb担当者Forumで同時掲載しています。

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    後藤 亜希子

    ウェブモ株式会社

    後藤 亜希子(ごとう あきこ)

    ウェブモ株式会社 代表取締役

    三重県出身、日本大学生物資源科学部卒。大学在学中に起業。アパレル業界を経て、2008年5月、WEBシステム開発に転身し、ウェブモ株式会社を設立。

    自身の経験に基づき、クライアントの立場にたったシステム設計を得意とし、システムをただ構築するだけでなく、売れるネットショップ、魅せるオンラインショップ、運営効率のよいECサイト構築などに力を注いでいる。

    後藤 亜希子

    BASEが海外ECに対応、34通貨で価格表示&通販サイトを英語に自動変換する機能を追加 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 7ヶ月 ago
    ブラウザの表示設定を英語に設定しているユーザーに、自動で英語変換したECサイトを表示

    通販・ECサイトを無料で開設・運営できる「BASE(ベイス)」を提供するBASEは2月25日、海外向けECを実現する機能「海外対応 Apps」を追加した。ブラウザの表示を英語設定しているユーザーに、自動で英語変換したECサイトを表示。日本円のほか、最大34の通貨に対応した価格を表示できるようにした。

    「海外対応 Apps」は、ブラウザやスマートフォンの表示を英語設定しているユーザーに対し、言語を英語に自動変換したECサイトを表示する機能などを搭載。インストールするだけで自動対応できる。

    通貨は34通貨に対応。店舗側が設定した通貨を表示する形式で、そのなかから購入者が選択する仕組みを採用している。決済は円建て。

    「海外対応 Apps」は、プラグインプラットフォーム(拡張機能)である「BASE Apps」から利用できる。

    BASEが海外対応した「海外対応 Apps」

    BASEは「海外向けに商品の販売を強化したい農家や伝統工芸を取り扱っているショップの支援に貢献できればと考えている」と言う。今後も日本の作品・商品を販売するツールを拡充していく予定。

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    機能性表示食品の機能評価で示された2つの手法「研究レビュー&臨床試験による実証」とは? | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 7ヶ月 ago
    機能性評価の手法として「成分もしくは最終製品の研究レビューによる実証」「最終製品で行う臨床試験による実証」が示された

    食品の新たな機能性表示制度(新制度)がまもなく始まる。食品にトクホ、栄養機能食品に続き、「機能性表示食品」という新たなカテゴリが生まれ、企業は自己責任のもと、科学的根拠を持てば機能を表示できるようになる。ただ、新制度の中身は、研究や製造部門を持たない新興企業、メーカー機能を持つ通販企業にとってもなじみの薄いものが少なくない。どのように科学的根拠を捉え、使っていくべきなのか。これまで健康食品業界では、安易に使われることも少なくなかった“機能性評価”の実際を探った。

    広告表現を考える販売部門、法務部門など組織全体の理解が必要に

    「システマティックレビュー」「CONSORT声明(コンソルト声明)」「UMIN(ユーミン)臨床試験登録」……、昨年まとめられた新制度の報告書では、通販企業が日常的に接する機会のない言葉が並んだ。複数の成分が複合的に影響しあう作用に価値を見出す健康食品は、どちらかといえば「漢方」のイメージに近いが、新制度は「医薬品」の評価に対する考え方をベースにしているためだろう。議論の余地はあるが、国際的に合意が得られるような仕組みでの制度運用を考えれば現時点でこれは仕方のない面もある。

    ◇

    企業の中には、機能性表示に使う科学的根拠(エビデンス)は、「原料メーカーや製造会社に任せれば」と考えているところもあるかもしれない。だが、新制度は機能性の根拠を消費者に分かりやすい言葉に正しく"置換"する作業が必要になる。広告表現を考える販売部門、法務部門など組織全体の理解が必要になるものだ。

    さらには、行政サイドが制度運用により健食業界全体の底上げを図る目的意識を持っていることを理解しなければならない。言いかえれば、これについてこれない"いわゆる健食"には厳しい風当たりが待っているということだ。

    ◇

    昨年7月、報告書で示された新制度で、機能性を評価する手法は2つ示された。一つは「最終製品で行う臨床試験による実証」。動物試験などではなく、ヒトを対象に直接、自社商品の機能を評価するものだ。

    その手法はトクホに準じることになる。ただ、企業の思惑などによって評価に偏りが生まれないよう、研究計画は事前に「UMIN―」に登録する必要がある。また、結果も国際指針である「コンソルト声明」に沿った形で査読付き論文として報告しなければならない。

    ただ、トクホで知られるように、臨床試験の実施には数千万円規模の投資が必要になり、これを利益で回収するのは大変なこと。そこでもう一つ用意された手法が、「成分もしくは最終製品の研究レビューによる実証」になる。

    これまでも、原料メーカーや製造会社に提供された機能性成分の科学的根拠に関する資料を広告表現に活かすことは行われてきた。研究レビューによる実証は、それを「システマティックレビュー」という、より高度な次元で行うものだ。

    これまで漠然と理解されてきた機能性、科学的根拠とは実際、どのようなものなのか。(つづく)

    ※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
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    商品購入後のメールで店の信用度を高めよう | マンガで納得! インターネット販売 売れるネットショップ開業・運営 | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 7ヶ月 ago
    コツ41:商品購入後のメールで店の信用度を高めよう

    登場キャラクター

    ししだ君

    ししだ君 健康グッズマニア。高額のマッサージチェアを買おうと決心する。

    ししだ君「う───ん、むむむむむ、ええ──いっ! クリック! 2週間悩んだマッサージチェアついに買っちゃった〜。──まてよ? きちんと買えているのかな? と思ったら受信メールが来てたよ」
ししだ君「昨日買ったアレ、いつごろ届くのかな? って思ったら着日の連絡!?」
ししだ君「届いたー!!」
ししださーん、お届けものですよー
メール「いかがでしたか? またのご利用をお待ちしております」
ししだ君「ここで買って良かった〜。次もここを利用したいなぁ」

    開封率の高いメールで信頼度アップ

    ユーザーは、「必要なメール」なら読んでくれます。宣伝色の強いメルマガは、あまり開封しませんが、商品購入後の確認メールは開封して確認します。なぜなら、注文が受け付けられたか、いつ到着するのか、など必要な情報が書かれているからです。

    だから、確認メールの開封率は、とても高いです。メルマガではないので「あからさまな宣伝」を書くのは好ましくありませんが、配信することで、「知りたい情報をきちんと教えてくれる信頼できる店」という印象を与えることができます。

    また、ネットショッピングに慣れたヘビーユーザーにとっては「配信されて当たり前」のメールなので、送らないと「怠慢で雑な対応をする店」だと思われてしまうことも。店舗の信用や、リピート率向上のために欠かせないので、ぜひ習慣化しましょう。

    ししだ君「2週間悩んだマッサージチェアついに買っちゃった〜。──まてよ? きちんと買えているのかな?」
    「ちゃんと買えたか」と「いつ届くのか」は気になるもの。きっちり連絡して信用を得よう。

    2種類の確認メールで安心感を演出する

    受注後に送る確認メールは2種類あります。まず、注文を受け付けたら「サンクスメール」(受注確認メール)を送ります。このメールが届かないと、購入客は自分の注文が受け付けられたのかどうかわからないので不安になってしまいます。楽天市場などのショッピングモールでは、注文内容確認メールがシステムから自動配信されますが、店舗からもオリジナルの内容で送ることで安心感につながります。

    次に、商品を発送したら(もしくは発送日が確定したら)「発送完了メール」を送ります。実はこのメールはサンクスメールよりも開封率が高くなります。「いつ到着するか」を購入客は一番確認したいのです。意外と出していない店も多いので、出すだけで差別化になり、店舗の好感度を高めることができます。さらに、事前に説明文を読まなかった購入客による「商品がなかなか届かない」などのクレームの軽減にも多少役立ちます。

    確認メールの例
サンクスメール
件名:ご注文ありがとうございます【山形そば専門店 川村屋】
●●様
こんにちは、【山形そば専門店 川村屋】店長の川村です。
当店をご利用いただき、大変ありがとうございます。
このご縁に、心より感謝いたします(^^)
下記内容でご注文を承りましたので、ご確認くださいませ。
★商品は4月20日発送、4月21日着の予定です★
※天候や交通事情によって配送が遅れる場合がございます。
◆ご注文内容
商品発送完了後、再度メールにてご一報させていただきます。
長いと読みづらいので、件名は端的に
店名、担当者名をしっかり名乗る
挨拶やお礼も、人間味を持たせつつ端的に
できれば、発送日・到着日を入れたい
クーポンなど、ショップからの連絡事項や、備考欄に質問などがあった場合の回答はここに記入する
注文内容を転載
全員が見るわけではないが、文末に、店の紹介や関連商品の案内を載せてもいいだろう。また、受注管理システムを活用すれば、発送日を自動挿入するなど作業の効率化が図れる
発送完了メール
件名:本日、商品を発送しました【山形そば専門店 川村屋】
●●様
こんにちは、【山形そば専門店 川村屋】店長の川村です。
お待たせしました!ご注文の商品を、本日○○にて発送致しました。
★商品到着は4月21日の予定です★
山形そばならではの、コシの強さと喉越しをお楽しみ下さい(^^)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆配送状況は、下記URLでご確認頂けます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
インターネットで配送状況が確認できます。
http://xxxxxxxx.co.jp 伝票番号:xxxxxxxxx
※天候や交通事情によって配送が遅れる場合がございます。
※お届け日時の変更等は、上記伝票番号にて○○へご連絡下さい。
◆ご注文内容
ご不明な点がございましたら、下記までお気軽にご連絡下さい!
【山形そば専門店 川村屋】お客様サポート係 xxxx@xxxx.jp
(土・日・祝日・年末年始はお休みを頂いております)
件名だけで用件が伝わると親切
配送方法を記入
できれば、到着日を入れたい
余裕があればちょっとだけアピール
使えるなら、運送会社の荷物追跡システムのURLを載せる
運送会社名を載せる
注文内容を転載
商品の扱い方の注意事項は、店舗ページはもちろんのこと、メールにも載せておきたい。トラブルを予防すれば、レビュー内容も良くなり、結果として売り上げアップにもつながるからだ。ただし、何でも載せてしまうと読みづらくなるので、優先順位を付けて掲載したい

    「フォローメール」をリピート促進の布石とする

    商品到着から1週間程度たったら「フォローメール」を送ります。このメールで伝えるべきことは主に4つ。「丁寧なお礼」「商品が無事到着し問題がなかったかの確認」「商品へのコメントやレビュー記入の依頼」「関連商品の評判の紹介」です。これらは文面を作っておいて使い回すといいでしょう。

    ■フォローメールの文例
件名:○○様、先日はありがとうございました【山形そば専門店 川村屋】
●●様
こんにちは!【山形そば専門店 カワムラ屋】店長の川村です(o^∇^o)
先日は、当店でお買い物いただき、誠にありがとうございました!
山形そば一筋40年の職人が、丹精込めて作った蕎麦でございます。
お届けした商品は、美味しくお召し上がり頂けましたでしょうか?
ご贈答にお使い頂いた方は、先様にはお喜び頂けましたか?
お気づきの点があれば、どんな小さなことでもお気軽にご連絡下さいませ。
【山形そば専門店 川村屋】お客様サポート係 xxxx@xxxx.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ぜひ、商品の感想(レビュー)をお教え下さい!匿名でも大丈夫!
─────────────────────────────────
お客様から頂くお言葉が、当店スタッフの何よりの励みです。
頂いたレビューは、ひとつひとつスタッフ一同で拝見しております!
★簡単!レビューの書き方 (所要時間 約1分)
1. 購入履歴一覧ページを開きます→ http://XXXXXXXXXXXXXXXXXX
 (楽天会員にログインしていない場合は、ログインして下さい)
2. 購入履歴の中からレビューを書く商品を選択し「書く」ボタンをクリック
3. 食べた感じや、一緒に食べた方の反応など、自由に感想をお書き下さい!
他のお客様の参考にもなりますので、是非ともご協力を御願い致します!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【山形そば専門店 カワムラ屋】は、○○○○○○○です。
頂いたご意見を生かし、お客様に喜んで頂けるお店を目指して頑張ります!
▼当店には、こんな商品もございます。よろしければ是非ご覧下さい。
できればユーザーの名前を載せたい
ちょっとだけアピール
改善点の早期発見のため
レビューを書く動機付け
例は、楽天市場の場合
お店の特徴を簡単に説明
(1)丁寧なお礼
感謝に加えて「職人がひとつひとつ手作りで作っております。末永くご愛用頂けますと幸いです」などと、商品の格を上げるような言い回しを使いたい
(2)無事到着し問題がなかったかの確認
何か問題や不明点、気になることがあれば「どのようなことでもお気軽にご返信」いただくように呼びかける
(3)商品へのコメントやレビュー記入の依頼
コメント・レビュー収集の重要性はほかのコツでも述べた通り。印象の強いうちに聞き出そう
(4)関連商品の評判の紹介
関連商品紹介は、既存のレビューを引用する形がおすすめ。雑誌掲載や各種の受賞歴などの客観評価を交えてもいい。フォローメールでは熱く商品をすすめるのではなく「こういった商品もありますので次もし良かったら」という程度にとどめたい。購入時は気付かなかったほかの商品に、少しでも興味を持ってもらえれば、今後のリピート促進の布石になる

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    オリジナル記事:商品購入後のメールで店の信用度を高めよう | マンガで納得! インターネット販売 売れるネットショップ開業・運営 | ネットショップ担当者フォーラム
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    マンガで納得! インターネット販売 売れるネットショップ開業・運営
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    川村トモエ, 湯鳥ひよ+トレンド・プロ(マンガ)

    送料上限は164円、メール便の代替サービス「クロネコDM便」の内容をヤマト運輸が発表 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 7ヶ月 ago
    「クロネコDM便」以外の、通販の荷物にも対応する新サービスについては公表していない

    ヤマト運輸は2月23日、廃止が決定している「クロネコメール便」の代替サービスのうち、「クロネコDM便」のサービス内容を発表した。送料の上限価格は税込164円。ヤマト運輸は「クロネコDM便」のほか、4月1日から個人でも利用できる、①小さな荷物を専用BOXで送る新しいサービス②薄くて小さな荷物をポストに届ける新しいサービス――の2種類を新たに開始すると発表しているが、具体的な内容は発表していない。

    「クロネコDM便」は、利用者をヤマト運輸と契約した法人や各種団体、個人事業主に限定したDM投函サービス。契約のない個人の利用を防ぐため、コンビニなどでは取り扱わない。セールスドライバー(SD)による集荷または同社直営店からの発送に限定する。

    荷主は内容物の種類を申告し、担当SDや営業担当者が取り扱い可能な「非信書」であるかを確認。ヤマト運輸で判断できない場合は、所管官庁の担当窓口に問い合わせて確認するという。

    クロネコDM便の取り扱い方法

    発送できる荷物は、カタログ・パンフレットといった販促物。納品書などの信書は取り扱えないため、通販の荷物は対象外。大きさは3辺合計60センチメートル、厚さ2センチメートル、重さ1キログラムまで。

    送料は、従来のメール便と上限金額は同じ税込164円。顧客企業と相対で交渉する。追跡サービスは利用できるが、紛失時など商品の補償は付かない。このほか、内容物の印刷、封入・封かんなど、各種オプションサービスを用意する。

    クロネコDM便の特徴

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    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

    読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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    「サバスタ」を刷新したクラウド型のEC一元管理システム「TEMPOSTAR」の提供開始、テコラス | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 7ヶ月 ago
    従来のインストール型、クラウド型の一元管理システムにリニューアル

    NHN PlayArtグループ傘下で、EC支援を手がけるテコラス(旧SAVAWAY)は2月23日、従来の受注・在庫・商品一元管理システムを大幅リニューアルした「TEMPOSTAR(テンポスター)」の提供を始めた。個別にインストールする形式から、クラウド型の一元管理システムとして提供する。

    「TEMPOSTAR」は、受注・在庫・商品情報一元管理システムの「サバスタ」などのサービスを全面リニューアル。クラウド型の一元管理システムとして提供するもの。

    クラウド型で提供するが、、各モールのバージョンアップや仕様変更に対応したシステムの個別カスタマイズが可能。店舗独自のルールを適用する小規模なカスタマイズから、基幹系システムとの自動連携、CRM連携などの大規模なカスタマイズにも対応する。

    受注処理や商品管理など、バックヤード業務の機能を搭載しているが、ある特定機能のみ使用することも可能。たとえば、受注処理は自社の基幹システムで行うため、商品管理機能だけ利用するといった機能単位の選択もできる。

    テコラスが提供する「TEMPOSTAR(テンポスター)」の仕組み

    「TEMPOSTAR(テンポスター)」の仕組み

    利用料金は、登録商品数や月間受注件数に応じた月額料金となる。初期費用は0円。基本は、商品課金と受注課金の合計額が利用料金となる。合計額が1万円に満たない場合は、最低月額費用として1万円を請求する。

    • 【商品課金】
      0~2000点 → 2000円
      2001~5000点 → 7500円
      5001~1万点 → 1万5000円
      1万1点~2万点 → 3万円
      2万1点~  +1万5000円/1万点
    • 【受注課金】
      0~600件 → 25円/件
      601~2000件 → 20円/件
      2001~1万件 → 10円/件
      1万1件~  5円/

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    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 デスク

    通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

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    EC企業間のつながりを強化し、スタートアップも支援する体制めざす1年/イーコマース事業協会 | 2015年のEC市場を占う! 押さえておくべきポイントは? | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 7ヶ月 ago
    小規模ショップは今後、「消費者の求める標準的サービスの履行が難しくなってくる可能性がある」と指摘

    西日本のEC事業者が中心となって活動するEC事業者団体、一般社団法人イーコマース事業協会(エビス)は今後のEC市場に関し、「顧客の求める標準的なサービスについて、小規模ショップの履行が難しくなってくる」と予測する。大企業のECへの進出が今後も増えると指摘。こうしたなか、エビスは企業間同士のつながりを強化し、サポート体制を充実化する方針を掲げる。

    消費者の決済・配送などに期待するサービスレベルが上昇していく

    一般社団法人イーコマース事業協会の岡本泰輔氏
    岡本泰輔氏

    ――2015年のEC市場は前年(2014年)と比べてどのような環境になると考えていますか?

    今後のEC市場は、大企業が資本力を武器に、短期間で市場シェアを伸ばす傾向が今まで以上に浮かび上がるのではないかと考えます。

    ユーザーの決済・配送などに期待するサービスレベルが年々あがってきています。小規模ショップについては、顧客の求める標準的サービスの履行が難しくなってくるのではないでしょうか。

    ――今後、会員企業などが成長を持続していくためにはどんなことが必要だと考えますか?

    エビスは小規模事業者を中心に構成されている団体で、10年以上続くイーコマース市場の発展とともに会員それぞれが成長してきました。一部にはなりますが、事業規模の成長を主軸と考える会員は、市場シェアの増加に向け動き、土台を築いています。

    一方、小規模ショップでは商品のニッチさと、顧客親密度を中心に運営している側面がありました。ただ、これまではニッチといわれていたジャンルにも大規模事業者が進出することで、既存の小規模ショップがジリ貧状態となるリスクが発生しています。

    従来から指摘されている小規模事業者独特の手法を強みとして、さらに店舗間でのナレッジの共有を持ち、人の温かみあるショップの集まりとしたいと考えています。

    ――2015年、貴団体ではどのようなことに取り組みますか?

    これまでは、それなりに事業運営が軌道に乗り、その後、“踊り場”に差し掛かった時点で、エビスの活動に加わる新規会員が多い状態でした。

    最近は、新規事業者がスタート時点からつまずく傾向が目立ってきています。早い段階でエビスの活動を知っていただき、サイト立ち上げ時からサポートできる体制を作っていきたいと考えています。

    また、エビスは知識・経験など情報の集まりを財産と考えています。現在は関西中心の活動ですが、志を同じくする全国のEC団体などと協調し、EC事業者の発展に貢献していきたいと考えています。

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    オリジナル記事:EC企業間のつながりを強化し、スタートアップも支援する体制めざす1年/イーコマース事業協会 | 2015年のEC市場を占う! 押さえておくべきポイントは? | ネットショップ担当者フォーラム
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    2015年のEC市場を占う! 押さえておくべきポイントは?
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    ブルーボトルもいいけれど、コーヒー好きに知ってほしい「スペシャルティコーヒー」の世界 | はぴさやがゆく! ネットショップの裏側探検記 | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 7ヶ月 ago

    舘田珈琲焙煎所さんでおいしいコーヒーについて勉強してきました!(連載第7回)

    先日オープンしたブルーボトルコーヒーが話題の今日このごろですが、なにも寒い中並ばなくても、自宅で最上級のコーヒーを楽しめるんです。キーワードは「スペシャルティコーヒー」。今回は東京都中央区の舘田(たてだ)珈琲焙煎所さんで、大好きなコーヒーについて勉強してきました! 記事の最後にプレゼントのお知らせがあります! 写真◎吉田 浩章

    焙煎機
    豆選びから焙煎、おいしいいれ方までを体験させてもらいました!

    スペシャルティコーヒーとは?

    「コーヒー豆ってピラミッド状に4つランクがあるんです。その中の一番上のランクが「スペシャルティコーヒー」。栽培、品質、流通などの管理がきちんと行われ、飲んで明らかに美味しいと分かる風味が特徴の最上級のコーヒー豆のことで、全生産量の5%しかないと言われています。うちではこのランクの豆しか扱っていません。コーヒー豆って1袋約60kgの麻袋が取引単位なんですが、スペシャルティコーヒーは本当に生産量が限られていて、品種によっては世界中で在庫が麻袋1つしかないものもあるくらい。そういう希少な豆に特化してやっているんです。

    僕は本当においしいもの、本当に素晴らしいものは大量生産できないって思っていて、よそでも売っている商品は値下げだとかポイント何倍だとか、過当競争に陥るじゃないですか。でも本物は価格競争に巻き込まれません。それに、飲んだ人のなかで、好きになってくれる人が必ずいる。コーヒー豆って気に入ったらリピートしてもらえるので、後発で参入して安売りしなくても、自分が好きなコーヒーっていう分野で長く商売を続けていけると思ったんです。」(舘田さん)

    舘田さんと
    舘田珈琲焙煎所の舘田 智 さん。2013年に見学に行った京都の制御器メーカーで素晴らしい焙煎機と出会い、同時期にコーヒー豆の仕入れルートとも縁ができ「これはもう焙煎所をやるしかないな」と思ったとか。

    ECのセオリーよりも、まず「体験してもらう」ことから

    実は20年近くIT業界で働いている舘田さん。現在もネットマーケのコンサルや動画スタジオの運営、専門学校の講師などを手がけています。ネットでやるべき施策はもちろん知っているのですが、舘田さんがまず始めたのは「IT関連のイベントでのサンプリング」というアナログな手法でした。

    「いくらネットで『良い豆なんです』って言っても限界があるので、飲んでもらうのが一番だと思ったんです。普通に街頭でサンプリングしても良かったんですが、それよりも昔からSNSを使ってるし、業界の知人も多いので、まずはIT業界から行こうと。ということで、「Web担当者Forumミーティング」でサンプリングさせてもらいました。

    飲んでもらえばおいしいと思ってもらえるという自信はありました。本当においしいものって、施策がどうだろうと変わらないじゃないですか。それをちゃんと自信を持って提供し続けていけば、評価してくれる人はいる。その人がまわりの人に勧めてくれる。イベントでサンプリングしたなかから、気に入ってくださった方から注文いただいたり、『うちのイベントにも来てよ』って声を掛けていただいたりしました。」

    セールはしない、ポイントもない。ネットで売る前にサンプリングから始めちゃう。一般的なネットショップのアプローチの真逆をやっているのに、注文数は毎月伸びているそうです。

    「普通にECの方がやっているようなリスティングとかの広告手段も、まだ一切やってないんです。人のことはコンサルしてるくせに、自分の所はまだぜんぜんやってなくて。もっと言うと、焙煎所を始めた頃はネットで買えなかった(笑)。買えないのにサンプリングしてどうするんだって話もあったんですけど、Facebookのメッセージで注文をもらっていました。さすがに『いつネットで買えるようになるの?』って言われるようになって、Yahoo!ショッピングにお店を出したのが2014年の11月。最近なんです。続いてAmazonにも出店を始めました。」

    買ってもらうことよりもまず飲んでもらいたい、という思いが強いんですね。「これおいしいから飲んでみて!」という舘田さんのストレートな思いが、コーヒー好きに伝わるんでしょうね。

    舘田珈琲焙煎所店内
    ちなみに現在、月曜日のみカフェを営業中。お得な価格で焙煎したてのコーヒーを味わえます。場所は東京メトロ有楽町線新富町駅から10分くらいの所です。また、舘田珈琲焙煎所ではオリジナルブレンドの相談も受け付けています。例えば「うちで扱っている和菓子にピッタリのブレンドを作りたい」とか「うちのブランドのイメージでオリジナルブレンドを作りたい」なんて相談をしてみると、おもしろいブレンドができるかもしれませんよ!

    「焙煎したて」がおいしさの決め手

    ところで、舘田さんが思う「おいしいコーヒーって」どんなコーヒーなんでしょうか。

    「豆自体の品質もありますが、おいしさを左右するのは焙煎してからの鮮度だと思います。スーパーなどで売られている豆を見ると、賞味期限は書かれていても、いつ焙煎したかはほとんど書かれてないんです。うちは作り置きを一切しません。「今すぐコーヒー豆ください」って言われても、「10分待ってください」って待ってもらわないと。100gの注文でもオーダーを受けてから焙煎します。焙煎してからの時間が短ければ、挽いて粉にした後でも、それなりにおいしさは保てるんです。それでも最高のおいしさが持続できるのは豆で1か月。挽いた粉だと2週間くらい。だから、2週間で飲みきる分量だけを買ってもらいたいんですよね」(舘田さん)

    おすすめコーヒー3種
    シーンごとのオススメは、「朝食後に飲むならスッキリしているパプアニューギニア(左)。ランチの後ならちょっとビターなマンデリン(中央)。仕事中に飲むならすんなり飲めて冷めてもおいしいウガンダ(右)」とのことでした。生豆の状態では見分けが付きませんが……。

    「はぴさやブレンド」に挑戦です!

    舘田さんに教えていただきながら、スペシャルティコーヒーのはぴさやブレンドを作ることになりました。

    メインの豆を選ぶ
    20数種類の中から、ブレンドに使う豆を選びます。私はコスタリカのコーヒーが好きなので、ベースはコスタリカの「ジャガープロジェクト」に決定です。この豆の売り上げは野生のジャガーの保護に使われるそうです。
    サブの豆を選ぶ
    ベースを決めたらコロンビアかブラジルなど、マイルドな豆と、アクセントになるような風味の違う豆を選ぶのがコツだとか。コスタリカブレンドにするなら、30%以上入ってないとコスタリカブレンドとは言えないそうです。
    豆を計る
    100gを基準に、コスタリカを30g、イエメン(モカ)を20g、コロンビアを50g、はかりで量っていきます。

    いよいよ焙煎機の出番です

    焙煎機NOVO MARK II
    舘田さんが出会ってしまって惚れ込んだ焙煎機「NOVO MARK II」。浅煎り〜深煎りなどの設定は右下のタッチパネルで行います。今回は普通にドリップで飲む用にセット。焙煎中に剥けた表皮が右側の丸い部分にたまっていきます。
    焙煎前
    うすーい緑色だった生豆が…
    焙煎中
    ぐるぐる回りながらこんがりと焙煎されていきます。
    焙煎終了
    10分も経たないうちに焙煎終了。終わると自動で豆が下に落ち、ふわっと湯気が出ます。そのままでは熱すぎるので、下から空気を吸って2分間豆を冷やします。
    ブレンド完成
    はぴさやブレンド(豆)のできあがりです。

    おいしいコーヒーの入れ方を教えてもらいました

    お湯の温度を測る
    舘田さんが持っているのは液温計。おいしいコーヒーのためには温度も重要なのです。熱湯はNG。舘田さんのおすすめは86度。湯煎しているときに86度ぴったりだと、コーヒーをいれるときには下がってしまうので、ちょっと高めの87度〜88度まで熱します。
    フィルターを湿らせる
    ペーパーフィルターが湿るに程度にお湯をかけておきます。ついでにポットも暖まるので一石二鳥。
    豆を挽く前
    人数分の豆を挽きます。
    豆を挽いた後
    あまりに早く挽き終わったのであわててしまいました!
    コーヒーを抽出
    いよいよ抽出。真ん中にゆっくり注ぎ、コーヒーが下に落ちてきたら30秒間蒸らします。お湯を注ぐのをやめてもモコモコと粉が盛り上がります! これが新鮮な豆の証拠。蒸らし終わったら、500円玉くらいの大きさの「のの字」を書くようにゆっくり注ぎ続け、人数分抽出します。
    カップに注ぐ
    さて、お待ちかねの試飲タイムです!
    試飲中
    カップに口をつけた瞬間、思わず笑いがこみ上げてきてしまいました! 初めて本格的な焙煎をして自分でいれた珈琲、おいしさを言葉で表現できません。温度も味も香りもすべてが最高。酸味が少なくすっきりとしていて、少し冷めてもおいしかったので、仕事をしながら飲むのにもとても合いそう! 究極の一杯を、ごちそうさまでした。
    持ち帰り用の豆を挽く
    残りの豆も挽いて、持ち帰り用に袋に入れます。この袋は、酸化を防ぐために酸素を遮断し、焙煎すると出てしまう炭酸ガスを外に逃がすという特殊なコーヒー専用の袋です。焙煎したての状態を少しでも長く保持できるように、袋もこだわっているそうです。
    ラベルを貼って完成
    シーラーで封をし、オリジナルのラベルを貼ってできあがりです!
    ♡♡♡

    コーヒーは国境をこえて世界中で愛される嗜好品。ブレイクタイムに欠かせないだけでなく、「お茶をしよう」の一言でコーヒーを飲みながら会話が生まれます。もはや世界共通のコミュニケーションツールだと思います。

    私も毎日飲む大好きなコーヒーを、最上級の豆をブレンドして自分で焙煎する日が来るなんて、思ってもいませんでした。

    「ここでは本物のコーヒーの味をみなさんに知ってもらうだけじゃなく、自分好みのオリジナルブレンドを作る場所にもしていきたいんですよ」と舘田さん。

    焙煎したコーヒーをパッキングして、自分のネーム入りでステッカーを作ってくれるので、まさに世界に1つだけのスペシャルティコーヒーを作れます! 自分へのご褒美や、大切な人へのプレゼントなどにも最上級の一品になること間違いなしです。

    コーヒー1杯でこんなに幸せな気持ちになれるなんて……。贅沢の極みがある秘密基地発見です!

    舘田珈琲焙煎所外観

    読者プレゼントのお知らせ

    舘田珈琲焙煎所のスペシャルティコーヒーで作った「はぴさやブレンド」を5名様にプレゼント! 詳しくはこちら!

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    オリジナル記事:ブルーボトルもいいけれど、コーヒー好きに知ってほしい「スペシャルティコーヒー」の世界 | はぴさやがゆく! ネットショップの裏側探検記 | ネットショップ担当者フォーラム
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    はぴさやがゆく! ネットショップの裏側探検記

    はぴさや

    福島生まれ東京在住。旅と社会科見学が好きな“シャカケン女子”。「見る、知る、伝える」をモットーに、東北のメッセンジャーとして発信を続けながら、ディスプレイコーディネート、チョークアーティスト、女優、ライター業を手がけるなど活動は多岐に渡る。人がつながり、その輪が広がるハッピーな場所づくりを目指して日々成長中。

    はぴさや

    LINE@は使えるか? …考えるんじゃない、使うんだよ! | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 7ヶ月 ago

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2015年2月13日〜22日のニュース

    今週の要チェックはLINE@のオープン化です。紹介した記事にも書かれているように、販促に特化した到達率の高いサービスなので、ネットショップを運営しているなら使わない手はないですよね。かといってどんどん送りつけてしまうと邪魔でしかないので、他社の動きを参考にしながら導入してみてください。

    ※記事の難易度を、低い難易度:低から高い難易度:高まで、3段階で示しています。

    EC全般

    • 「LINE@」がEC事業者にも解禁! コミュ力が問われるプッシュ通知をあなたはどう使う? | ECzine
      http://eczine.jp/article/detail/1709

      FacebookやTwitterは、『エンゲージメント』を目的に、1日3~5回くらい、頻度高く情報発信していくというやりかたですが、LINE@は『販促』に特化した、到達率の高いサービスです。プッシュ通知は強力な分、必要ない情報が数多く来ればユーザーさんの印象が悪くなります。FacebookやTwitterのような通常の情報発信はタイムラインに流していただいて、ここぞという決めの情報をメッセージで配信していただくのがいいのではないかと思います。

      メルマガ、ソーシャルメディア、LINE、どれが終わったとか始まったではなくて、それぞれの特徴があり、それぞれの活用方法があります。とりあえず発信するのではなく、他社のやり方を研究したり自分でも試したりしながら徐々に進めていきましょう。徐々に結果が付いてくるはずです。 注意点は次の記事。

    • LINE@オープン化の6つの留意点:登録・申請方法と運用 | TKzoe.com
      http://tkzoe.com/line/lineat/open-renewal/

      プレミアムIDや有料プランはBusiness Store(http://business-store.line.me)で購入する必要があります。
      私自身、この工程が最も戸惑いました。PC版やandroid版アプリの管理画面にはリンクが掲載されていますが、iOS版アプリの管理画面にはリンクが掲載されていないので注意が必要です。

      私もこれを読む前にiOSで登録しようとしたので、なかなかできなくなくて悩んでいました。PCと行ったり来たりが面倒ですが、今のうちに登録を。

    モール関連

    • ミクシィが再びEC領域に参入、17.6億円でファッションコマース「MUSE&Co.」を買収へ | ネットショップ担当者フォーラム
      https://netshop.impress.co.jp/node/1255

      現在、EC市場ではスマートデバイスでファッションアイテムを購入する消費者が増えている。ミクシィグループが培ったスマートデバイスを軸としたサービス運営の知見などを組み合わせることで、スマホコマースの事業拡大が実現できると判断した。
      「MUSE&Co.」は1500超のファッションブランドと提携。ファッションブランド商品をはじめ、コスメ、雑貨などを、60万人を超える会員登録ユーザーに最大90%オフの特別価格で販売するフラッシュマーケティングを展開している。サービス全体の8割超がスマホからのアクセスという。

      モールではないのですが大規模なECサイトの買収ということでピックアップしました。mixiといえばSNS……というのは遠い昔の話なので、これからはどこにどう進出してくるのが気になります。

    カート関連

    • 副業としてウェブショップを経営して1年 | はてな匿名ダイアリー
      http://anond.hatelabo.jp/20150217112304

      ショップが跋扈するオンラインモールに出店しても、家賃(月額利用料)で潰れるだけだ。
      真っ向から勝負を挑んだって、既に出来上がっているシステムを変えることは難しい。
      だから、そういうシステムを避けた場所で新たにシステムを構築するか、あるいは、そういうシステムの構築の薄い場所を狙うほうが楽だと思った。
      ということで後者を選択して、月額使用料の代わりに広告費にお金をかけた。

      「どこに出店するか?」という、ネットショップ業界では常に聞かれる質問に対しての1つの考え方がこれです。どこに出すのかではなくて、どこにお金をかけるのかを考える。出店料なのか広告費なのか人件費なのかそれ以外なのか……。自社の強みなどを考慮して決めていきましょう。

    SEO関連

    • モバイル検索ではナレッジグラフは自然検索よりも視線を集める、2・3位のほうが1位よりも長く見られる ? Googleのモバイル検索調査からわかったこと | 海外SEO情報ブログ
      https://www.suzukikenichi.com/blog/mobile-search-study-conducted-by-google/

      最初の検索結果を見て1回少しだけスクロールします。
      すると1位は画面の上に隠れてしまいますが、2位と3位はまだ残っています。

      再び少しだけ2回目のスクロールを実行します。
      すると2位は隠れてしまうものの、3位は依然として残っています。

      こんなわけで、2位と3位は1位よりも長い時間見られるようです。

      これはヒートマップを使っている人には分かりやすいですよね。ファーストビューのちょっと下がよく見られますが、同じことがスマホにも言えます。ただし、これとクリック(タップ)は別物なので、ウェブマスターツールなどで順位とクリック率を確認しましょう。

    アクセス解析関連

    • 自分のサイトで「衝動買いユーザー」と「じっくり検討買いユーザー」の行動パターンを把握しておこう | Web担当者Forum
      http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/02/19/19345

      この[コンバージョン]>[マルチチャネル]レポート群で掛けられるセグメントは普通のセグメント機能のセグメント群とは異なる。「コンバージョン セグメント」という別の機能があり、[コンバージョン]>[マルチチャネル]レポート群の他には、おそらく[集客]>[ソーシャル]>[コンバージョン]レポートにしかないようだ。
      「コンバージョン セグメント」はコンバージョン(購入や目標達成を含む)したユーザーにもともと絞られたうえでのセグメント機能ということだ。

      コンバージョンセグメントは知らない人が多いかもしれませんが、購入したユーザーを細かく分析するには便利な機能です。衝動買い、検討買いのどちらが多いかは感覚的に分かっていてもデータで確認することは少ないはずなので、コンバージョンセグメントを使ってしっかり見ておきたいですね。

    SNS関連

    • ソーシャル×オウンドメディアの力でコンテンツを拡散、ファンの心をつかむバランス感覚とは/マンション・ラボ | Web担当者Forum
      http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/02/18/19131

      運用では、メディア企業のアカウントとして、リツイートやお気に入りが多いギズモードのTwitterアカウントを参考にしました。始めたばかりのころは、140文字いっぱいでツイートしていましたが、ギズモードのツイートを見て、むしろ記事に関するちょっとしたコメント、ひねったコメントを入れる方が、ユーザーがクリックやリツイートをしたくなることがわかりました。

      ソーシャルメディアを運用したいと思っていても、他の企業のアカウントをしっかり見ている人は意外と少ないです。どうやって使うのか、どうやったら儲かるのかを聞く前に、他の企業のアカウントを調査しておきましょう。公開されているのですから見ない手はないです。

    スマホ・タブレット関連

    • 「スマホに“手のひらTSUTAYA”を」、CCCとフリービットがMVNOでの提携戦略を説明 | ITpro
      http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/021900611/

    • 日本交通がファミマでタクシーを呼べるサービス、都内20店舗で | ITpro
      http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/021300526/

    • 東急ハンズアプリ オフラインからオンラインへ3つの狙い | ASCII.jp
      http://ascii.jp/elem/000/000/972/972922/

      スマホという接点の取り合いが始まっていますね。スマホそのものなのか、コンビニなのか、実店舗なのか、ユーザーがスマホを手にしやすい場所とタイミングを狙った動きが活発です。売り方や伝え方を考えるよりもつながり方を考える時代です。

    売上アップのヒント

    • 高田前社長が明かす 私が社長を退いた理由「ジャパネットは家族的。でも企業は仲良し集団ではダメ」 | Business Media 誠http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1502/20/news043.html

      若い社員には、過去はもちろん将来にとらわれるなと言いたいですね。今日やれば、明日が変わる。何か結果を出すには、一日一日、積み上げるしかない。瞬間瞬間を妥協なく生きる-それが死ぬまで続くんです。習慣になれば苦労にはならないんですよ。

      売上をアップさせるには毎日の積み重ね。大変なようですが習慣化するまでの苦労ですので、やると決めたことは続けましょう!

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    登録者が5万件を突破した無料決済サービス「SPIKE」/ダイエットサプリに措置命令 | ネットショップ担当者フォーラム 2015年2月13日~19日の週間人気記事ランキング

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    ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ
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    森野 誠之

    運営堂

    運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

    森野 誠之

    約120億円をネット通販で売り上げるベイクルーズのECが成長を続ける3つのポイント | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 7ヶ月 ago
    今期(2015年8月期)の売り上げ見込みはEC全体で前期比28%増の155億円、うち自社ECは同43%増の60億円

    グループで「ジャーナルスタンダード」や「イエナ」など複数の衣料品ブランドを展開するベイクルーズのEC事業が好調に拡大を遂げている。前期(2014年8月期)のEC売上高は前期比46%増の121億円だった。順調に伸長する業績の背景には大きく3つの要因があるようだ。

    成長要因は「商品供給の強化」「データと在庫の連携」「好調な自社通販サイト」

    ベイクルーズのEC拡大の要因として1つ目に「商品供給の強化」が挙げられる。同社取締役ICT統括の村田昭彦氏は「もともと一番の問題が機会損失が大きいことだと考えており、商品供給体制を2年程かけて見直した」と説明する。

    以前は各ブランドの戦略に沿う形でECでの展開方法が決まっていたが、ECとしてどこを目指して、何をするか目標を明確にする必要があった。加えて、バラバラだったEC業務の運用を平準化し、ブランドごとのノウハウを共有することに取り組もうとした。そのためにブランドごとにそれぞれEC担当者がいたのをまとめて、EC専門の部隊を組織した。

    そして商品供給の強化に着手した。それまでは各事業部の裁量に任せる格好でECでの展開型数にもバラつきがあったが、KPIを設定し、在庫の初期配分や期中フォローを見直した。最適な在庫量を設定して細かくチェックした。「しかるべきKPIを設定して見直しを行ったのが一番大きかった」と村田氏。

    2つ目のEC拡大要因は「データと在庫の連携」。同社は13年11月から自社通販サイト「スタイルクルーズ」と出店先の仮想モールとの間で、商品データと在庫を連携させる取り組みを開始。ベイクルーズ側でサイトに掲載する画像データなどを作成して連携先の仮想モールに提供するほか、商品は自社倉庫に保管して在庫情報を一元管理する。

    これにより自社通販サイトと連携するモールとの間で1点でも商品が残っていれば、連携するすべてのサイトで在庫が表示されるため、機会損失の低減につながるというわけだ。村田氏によると、在庫連携しているところに関しては「すごい売り上げが伸びている」とし、データと在庫連携取引に手応えを感じている。

    ベイクルーズのEC拡大要因の3つ目が「好調な自社通販サイト」だ。同社のEC売上高121億円のうち自社ECは前期比77%増の42億円で推移。自社通販サイト「スタイルクルーズ」(=画像)では特にスマホの伸びが顕著で、77%増で伸びたうちスマホだけを見ると177%増となっている。

    ベイクルーズの自社通販サイト「スタイルクルーズ」

    スマホがここまで伸びている背景には同社が数年前から進めているシステムの内製化により、スマホの細かい改修のスピードが上がったことが挙げられる。

    例えば「お気に入り」に登録している商品が値下がりしたらメールで通知する“値下げ通知機能”を実装。セール前に「お気に入り」登録をすると値段が下がるたびに通知が行くため、同機能経由の集客とコンバージョンは良かったという。スマホではこうした細かい機能改善を頻繁に行っている。結果、直近では自社EC売上高のうちスマホが約7割を占めている。

    もっとも、前期の自社ECでスマホ経由の売り上げが177%増とはいえ、パソコン経由での売り上げも伸びており、パソコンとスマホ双方のデバイスで規模を拡大している。

    さらに自社通販サイトでは店舗スタッフによるコーディネートスナップの投稿を簡単にできるように工夫した。従来は写真を撮影する部隊が各店舗を回っていたが、店舗スタッフが画像を撮影してアップロードするという作業に特化したアプリを社内向けに開発した。

    これによりスタッフは店頭に配布されている「iPad」を使ってコーディネートを撮影し、画像を簡単に投稿できる。これまでは商品のタグを見て品番を打ち込んでいたが、バーコードスキャンによって品番を即座に読み込める。同アプリの開発によって「現場スタッフはコーディネート力や提案力を持っている。なるべくいろいろなコーディネートを撮って投稿してもらう」(村田氏)というのが狙いだ。

    コーディネートは閲覧される機会も多く、アクセス数が増えるとそれに伴って、通販サイトのページビューやトラフィックが増えていく。そのため提案する頻度を増やし、通販サイトの閲覧や店頭への送客などにつなげる狙いだ。

    在庫連携の実現で売り場を広げる

    ※この記事は2月5日発売号、同12日発売号の記事を1本にまとめています。

    前号(2月5日発売号)ではベイクルーズのEC拡大の要因として3つのキーワードを挙げたが、今回はその中の「データと在庫の連携」という点に着目し、同社の取り組みを見ていく。

    ◇

    データと在庫の連携は2013年11月から始まった。

    自社通販サイトである「スタイルクルーズ」と出店している仮想モールとの間で連携を進めており、今は「スタイルクルーズ」と、「マガシーク」「マルイウェブチャネル」「セレクトスクエア」「アイルミネ」の4つの仮想モールで共通のデータと在庫を使っている。ECで一番の売り上げを占める「ゾゾタウン」だけはデータも在庫も別。つまりEC在庫は2つ(自社とゾゾ)を抱えているという状況だ。

    自社通販サイトと仮想モールとでデータを連携することのメリットは、例えば今まではモールに出店する場合に管理画面の運用方法を覚えたり、在庫を振り分けたり、売上動向を見ながら在庫を移動させるといった業務が発生していたが、そうした手間がなくなった。同社取締役ICT統括の村田昭彦氏は「連携するかしないかの選択だけをすれば同時にスパッとできる」と述べる。

    連携により業務効率も上がっている。それまではそれぞれのモールの管理画面を開きコピーしてから別の管理画面にペーストしていたが、その作業がなくなった。また、画像のクオリティーもベイクルーズ側でコントロールすることにより向上した。

    そうした連携の結果、今期初(14年9月~)から12月までで、EC全体の売上高は前年同期比40%増で推移しているが、データと在庫連携をしているサイト(ゾゾを除いた自社通販サイトと4つの仮想モール)は同67%増で伸長しているという。

    在庫一元化によって機会損失が減ったことに加え、モールに各ブランドが出店しやすくなったため、以前よりも出店数を増やしていることが好調を後押ししている。

    オムニ化推進へ全社で在庫連携

    ベイクルーズの在庫連携の取り組みはECに限ったものではない。同社が思い描いているのは店舗とECを合わせた全社レベルの連携、つまり“オムニチャネル化”だ。

    例えば自社通販サイト「スタイルクルーズ」では、その商品をどこの店舗で扱っているかがわかるようになっているが、店舗には商品があるにも関わらずEC在庫は完売になっていることがあり、同社が実施しているアンケートで毎回不満の声が挙がるという。そこで店舗にある場合はサイトを通じて取り寄せ購入ができるような仕組みを作る。同社ではそれだけでもかなりの売り上げ向上効果や顧客の不満解消につながるとみている。

    今後は全社の在庫データを一元管理し、そのデータを活用してECに限らずどこからでも商品を引き当てることができるようにしていく。これについては「仕組みを構築しているところ」(村田氏)としており、この仕組みにより店舗の負担軽減と顧客の手間を除いていく。そのためには顧客データの統合なども必要になり、完全実施までには1年程度掛かるという。

    同社がオムニ化を進めていく上でのキーワードは“スマホによる顧客接点の拡大”。「お客様とコミュニケーションできるデバイスはスマホが中心になる。ここで接触できなければ完全に負け組になる」(同)としている。自社ECを軸にしながらスマホ経由の顧客接点を拡大させることで、オムニ化を進めていく方針だ。

    ベイクルーズの自社通販サイト「スタイルクルーズ」のスマホサイト
    「スタイルクルーズ」のスマホサイト

    このようにオムニチャネルへの準備を進めているベイクルーズ。今期の売り上げ見込みはEC全体で前期比28%増の155億円、うち自社ECは同43%増の60億円となっている。第1四半期が終わった段階で想定通りに進んでいるとのことで、今期も拡大は続いていきそうだ。

    ※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
    オリジナル記事:約120億円をネット通販で売り上げるベイクルーズのECが成長を続ける3つのポイント | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム
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    通販新聞

    「EC」「CRM」テーマの最新支援サービス17社分が1日でわかる「プレゼンバトル」、2月27開催 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 7ヶ月 ago
    EC支援会社17社が集まり、1社15分で自社サービスを「プレゼン」形式で紹介

    EC企業の業務運営を支援する17社が一堂に会し、自社サービスを披露する「プレゼンバトル2015」が2月27日、東京都内で開かれる。テーマは「CRM」と「EC」。1社1コマ15分の持ち時間で、EC支援企業17社がECサイト運営に役立つサービス情報を紹介する。

    「プレゼンバトル2015」の詳細はこちら

    「プレゼンバトル2015」は、こんな悩みや要望を抱くC事業者の来場を見込む。

    • CRMで顧客満足度向上を目指したい
    • ECで売り上げを伸ばしたい
    • 重要な情報をまとめて聞きたい

    イベントの特徴は1日で計17社の支援サービスの情報が得られること。1社15分の持ち時間で、「シンプルで印象深くプレゼンテーションできるか」を競うという。「短時間」「多くの」「重要な情報のみ」を得られるとしている。

    プレゼンテーション参加企業とテーマ

    • アクセラテクノロジ株式会社
      「キュレーター型ヘルプデスクで簡単解決! ~顧客ニーズと社内ナレッジのフル活用で問題解決力強化~」
    • アステアインターナショナル ジャパン株式会社
      「~保守アフターサービスビジネスの発展を具現化するその施策とそれを支えるITグレームワーク/フィールドサービスソリューションのご紹介~」
    • 株式会社アニモ
      「顧客の声(Callログ)が持つ潜在価値を活用!~音声技術でマーケティング情報へ~」
    • 株式会社E-Grant
      「EC・通販の成長企業が必ず行う『顧客リピート売上を引き上げる』CRM施策~EC・通販CRMのポイント~」
    • 株式会社イーシー・エーアール
      「システム選定の専門家、ECのチカラより直伝!~売上に直結するシステム選びのコツと、お勧めツールのご紹介~」
    • ウイングアーク1st株式会社
      「情報処理時間の壁を乗り越えお客様との有効な接点を増やす~今の環境にある情報価値を高め、消費者と1:1の関係を強化する実行手段~」
    • 株式会社オウケイウェイヴ
      「売れる自社サイトはお客様の疑問解決から!Q&Aコミュニティを活用して売上を上げる秘訣とは」
    • サイボウズ株式会社
      「~そのCRM、効果が出てますか?~販促メールやコールセンターだけでは実現しない 顧客満足を実現する3つのポイント」
    • 株式会社システムリサーチ
      「オムニチャネルのCRMはこう考える!~オンラインとオフラインをCRMで繋ぐノウハウ大公開~」
    • 鈴与株式会社
      「通販業界激震!メール便廃止で益々上がる配送料。『コストを上げず』に『サービスを上げる』裏技、大公開!」
    • 株式会社Socket
      「リリース5ヶ月で、大手加盟店続々導入 スマホCVRが○%上がるflipdeskとは!?」
    • 株式会社デジミホ
      「売上が継続的に伸びるECサイトはココが違う!自社データ活用による、リピート率を2倍にするロイヤル顧客育成術」
    • トライアックス株式会社
      「最新ウェブ/アドテクノロジーを結集。顧客を『知り』、一人ひとりに『伝える』コミュニケーションマネジメントプラットフォームSATORIのマーケティング活用事例」
    • 日本事務器株式会社
      「顧客接点の1つであるにも関わらず、見落としがちな『物流品質の維持・向上』に向けてどの様な手を打つべきか?~入出荷検品で効果を出す仕掛け~」
    • 株式会社ネットプロテクションズ
      「カゴ落ちを防いで売上アップ!通販企業20,000店が選ぶ『後払い決済』とは?」
    • ビジネスサーチテクノロジ株式会社
      「売上20%UPの実績!サイト内検索“新型サジェスト”『ポップリンク・親子構造入力アシスト』」
    • 株式会社ホットリンク
      「ソーシャルデータ活用最前線『リアルタイムに、顧客の興味関心を捉える』~新たなフェーズに入ったソーシャルCRM~」

    「プレゼンバトル2015」の開催概要

    • 開催日:2015年2月27日(金)
    • 時間:14:00~17:00 (受付は13:30~)
    • 場所:株式会社ホットリンク(東京都千代田区四番町6番 東急番町ビル5F)
    • 定員:100名(事前申込制)
    • 参加費:無料
    • 申し込みと詳細:http://www.accelatech.com/seminar/2015/seminar_q20150227.html

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    オリジナル記事:「EC」「CRM」テーマの最新支援サービス17社分が1日でわかる「プレゼンバトル」、2月27開催 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
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    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 デスク

    通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

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    今後のECの成長ポイントは、新たな流通の世界観の構築が重要テーマ/トランスコスモス | 2015年のEC市場を占う! 押さえておくべきポイントは? | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 7ヶ月 ago
    トランスコスモスは2015年、海外向けEC支援の「グローバルECワンストップサービス」をさらに推進

    コールセンター、デジタルマーケティングなどのトランスコスモスは、メーカーや小売業などさまざまな企業のECに関する業務の支援を手がけている。そんなトランスコスモスのECに携わる部署、ECワンストップサービス本部のトップは、2015年のEC事業者は“運営マネジメント”の力が問われるようになると予想する。

    CtoCの拡大で比較・検討がユーザー検討プロセスの定番になる

    トランスコスモス兼澤伸二氏
    トランスコスモス
    兼澤伸二氏

    ――2015年のEC市場は前年(2014年)と比べてどのような環境になると考えていますか?

    2014年同様、市場が大きく伸びると予測しています。国内においては、事業者数、商品数が圧倒的に増えると思います。特にCtoCサービスの拡大による商品比較・検討が“ユーザー検討プロセスの定番”になると予想しています。

    これにより運営者は、よりパーソナライズ、レコメンド、コンテンツ、分析を駆使した運営マネジメントが問われることになると思います。

    また、日本商品を海外へ販売、日本にない商品を海外ECで購入するというグローバルEC(越境EC)市場が飛躍的に伸びると思います。

    ――今後、成長を持続していくためにはどんなことが必要だと考えますか?

    いままでのECは、リアルで販売されていた商品をEC化するというオーダーチャネルの変更およびポイントなど、購買プロセスの付加価値が主流でした。

    今後は、ECでしか買えない商品、差別化されたサービスなど、ECで購買する理由や新たな流通の世界観の構築が重要なテーマになってくると思います。

    ――2015年、貴社ではどのようなことに取り組みますか?

    クライアント企業のEC事業戦略およびブランド戦略に基づき、ECサイト構築・運用からフルフィルメント(入荷・ピッキング・梱包・出荷)、カスタマーケア、Webプロモーション、分析までEC事業に必要な各種機能をワンストップで提供する「グローバルECワンストップサービス」をさらに推進していきます。

    ECワンストップサービスメニューの拡充、対応エリアの拡大をはかり、日本企業のみならず、欧米、中国、韓国、ASEANでEC事業を展開するクライアント企業のグローバルEC展開を支援させていただきます。

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    オリジナル記事:今後のECの成長ポイントは、新たな流通の世界観の構築が重要テーマ/トランスコスモス | 2015年のEC市場を占う! 押さえておくべきポイントは? | ネットショップ担当者フォーラム
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    2015年のEC市場を占う! 押さえておくべきポイントは?
    記事カテゴリー: 
    takikawa
    確認済み
    1 時間 7 分 ago
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