LINEヤフーは8月以降、「Yahoo!ショッピング」に自社開発のクリック課金型広告、CRMツールといった新機能を段階的に導入する。
プラットフォームの一元化を進めている「Yahoo!ショッピング」では、バリューコマースが出店者向けに提供してきたクリック課金型広告「ストアマッチ」、CRMツール「STORE's R∞(ストアーズ・アールエイト)」を7月31日で終了する。
新機能はそれらに代わる新しいサービスで、広告機能は「Yahoo! JAPAN コマースアドマネージャー」、CRM領域は「ストアクーポン拡張機能」が後継機能になる。
広告機能は「コマースアドマネージャー」が主軸になる。「コマースアドマネージャー」は広告配信の透明性や出稿管理の効率化を目的に設計し、アイテム単位でのターゲティング配信ができる「アイテムリーチ」などを含んでいる。
機能提供元がバリューコマースからLINEヤフーに変わるため、支払い方式も変更。売り上げからの相殺形式に移行し、出店者は利便性の向上が見込まれている。
CRM領域の後継機能である「ストアクーポン拡張機能」は、既存の一括クーポン配布やキャンペーン作成機能などを実装。一部機能(ABテスト・分析ダッシュボードなど)は現段階で継続しないという。
なぜ機能の切り替えが発生したのか?
LINEヤフーとバリューコマースは、「StoreMatch」「STORE's R∞」を「Yahoo!ショッピング」向けに提供する取引契約を7月31日で終了。LINEヤフーが「StoreMatch」「STORE's R∞」に代わる新たなサービスを開発するとしていた。
「ストアマッチ」は、バリューコマースが提供するクリック課金型広告。商品単位での広告出稿ができる仕組みで、多くの出店者に利用されてきた。「STORE's R∞」は、CRM支援ツールとしてクーポン配布・ABテスト・定期配信などの機能を実装、顧客ロイヤルティ向上に寄与するツールと言われている。
5月から新機能の提供を順次開始し、旧サービスとの移行期間を設けてきた。旧サービスは7月31日まで利用できる。レポート機能など一部データは自動移行されないため、出店者は事前のバックアップや準備が推奨される。
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オリジナル記事:LINEヤフーの「Yahoo!ショッピング」、「ストアマッチ」「STORE's R∞」の終了で「コマースアドマネジャー」などに移行へ
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