ライダーが作る餃子、ECは「Amazon」と「楽天」の2強に、通販・ECの倒産件数増加――先週のECニュース【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ | ネットショップ担当者フォーラム

ネットショップ担当者フォーラム - 2023年6月20日(火) 08:00
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ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年6月12日~6月18日のニュース

売れてくると「ネットで手軽に売ったほうが…」と考えがちですが、「マナブ餃子」さんは今までのつながりを重視して電話やショートメールでの注文のまま。自分がどこを重視するかで商売の方法は変わります。

買ってくれている人を優先に考えた素晴らしい商売

ホームページもカートもない!口コミのみで現役ライダーが作る餃子が年間数万個売れる大ヒットの理由とは? | コマースプラス
https://commerceplus.jp/watanebe/

渡辺 学さん
1997年にプロのモトクロス選手としてデビュー。2012年モトクロス選手を引退した後はエンデューロレースに転向し、歴代タイとなる5回のチャンピオンを獲得。現在も競技活動を続けながら、若手ライダーの指導やトレーニングに力を注ぐ傍ら、マナブ餃子として通販餃子の事業を開始。バイク業界では「食べるとタイムが1秒縮む」と知る人ぞ知る餃子と言われている。

モトクロス選手の記事かと思いきや「マナブ餃子」という餃子の通販の記事です。「食べるとタイムが1秒縮む」かどうかはわからないですが(笑)。

元々中華の料理人だった父から送ってもらった餃子で、選手時代に友人と餃子パーティーをしていたことを思い出したんです。私は小さい頃から当たり前に食べていた餃子ですが、餃子パーティーに参加した友人から、個別に餃子を送ってほしいという要望をもらっていたんです。

もし美味しいと言ってもらえて、ニーズがあるのであれば、商売になるかはわからないけど冷凍で全国配送もできる餃子屋をやってみようと始めたのがきっかけです。

きっかけはお父さんが作っていた餃子。「送ってほしい」と言われて、餃子なら冷凍で配送もできるので現実味を帯びたようです。と書くのは簡単ですが、「やってみよう」と思っても簡単に始められるものではないですよね。なんともいっても本職はライダーですから。

半年間ほど父の感覚をデータとして数値化し、一緒に試行錯誤をしていきました。1回で約600個の餃子を作るのですが、にんにく1グラム単位で調整するのですが、餃子600個に対しての1グラムなので、1つ当たりの餃子でみたら誤差ですよね(笑)

データ化して同じ味が再現できるように修行というか練習されたんですね。料理ができないときは正確な分量で味や作り方を覚えて、そこからは感覚…となりますし。

餃子は自分の味を作ることができるので、新車のバイクや車を売るのとは一味違いますよね。だからこそ、味にハマってくれたお客さんは買い続けてくれるし、ハマらなければ買ってくれないという構図も単純明快です。味があるものは、そこでしか食べれないし、欲しいと思ってくれたら送料がかかっても買ってくれる人がいるんです。

ここは商売の本質というか、売れているショップの皆さんは同じようなことをおっしゃいます。自社の商品にハマってくれれば続くので、そういった商品を作ることが大事だと。

最近はInstagramから新規で注文を頂く機会も増えましたが、基本は知り合い経由でショートメールや電話から注文をもらいます。
(中略)

お客さんの立場だと、ホームページを作って、クレジット払いに対応したり、問い合わせフォームから注文できる方が楽だし、注文数も増えると思うんです。
ただ、それが簡単っていう人と同じぐらい、めんどくさいと感じる人もいるんですよね。そういう人はショートメールで「いつも通り送って」と注文されたりもします。
(中略)

その場で住所を伝える方がお客さんも常連感に加えて、覚えててくれた嬉しさがあると思うんですよ。

受注方法はかなりアナログ。引用文にあるようにデジタルが苦手な人もいますので、そちらで対応できるのであれば問題ないかと思いますし、アナログ対応によって交流が始まってリピートしてくれるということもありますね。必ずしも「ネットだから楽」ということもないので、売り方は冷静に考えたいところです。

スーパーで200円10個入りの餃子が売ってる時代で、わざわざマナブ餃子を買ってくれる人に対して、餃子を100円に値上げをして大手Eコマースに出店することは手段と目的が逆転してしまうと感じるので、そうはしたくない想いが強いですね。

こちらもベースとなる考え方は同じですね。売上拡大をめざして値上げをして…という考えではなくて、あくまでも今買ってくれている人たちが先。経営方針というか考えがビシッと決まっているからブレないですし、その姿勢がお客さんを惹きつけているのかも。

通販といえども“基本は商売”ということを改めて思い出させてくれる記事でした。

今週の要チェック記事

【2023年最新版】EC物流の巨大拠点、物流センターの延べ床面積まとめ | eコマースコンバージョンラボ
https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/84116

一部拠点を除いたデータで42万1369坪。東京ドーム28個ぐらい。これがAmazonを支えているんですね。

「石に擬態するダンボール」で置き配トラブル対策、288円から | BCN+R
https://www.bcnretail.com/market/detail/20230613_337274.html

かえって目立つかもしれませんが、こういったアイデアは面白いです。

「ChatGPT」をEC事業者はどう使う? 活用できるシーンとその効果+注意すべきポイント | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11024

カスタマーサポートには強力ですよね。使ってみましょう。

ECモール利用実態調査 人気はAmazon・楽天の2強 利用頻度「月に数回」1ヵ月の利用金額「1万円未満」が最多(Appliv TOPICS調べ) | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/36572

皆さんもこんな感じでは? 「au PAYマーケット」では男性比率が高いのが謎。

PayPayフリマ、イベントグッズやカプセルトイなどの“ランダムグッズ”を匿名で交換できる「グッズ交換機能」の提供を開始 “推し活”で広がるファン同士のグッズ交換を安全安心にサポート | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/36557

Twitterで頻繁に見かけますし、やり取りも煩雑になるのでこれはいいアイデア。

ラクマ、販売手数料を6.6%→10%に引き上げ ただし条件次第で4.5%も可能に | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2306/15/news162.html

合計販売回数か合計販売金額かによって手数料が変わります。使っている方はご確認を。

楽天の三木谷社長、「Rakuten Optimism 2023」で何を語る? 4年ぶりリアル開催! グループ最大級の体験イベント | ECのミカタ
https://ecnomikata.com/ecnews/39395/

これは参加するとよさそうな。他の店舗の人と情報交換もできますしね。

通販・ECなどの「無店舗小売業」倒産件数が3年ぶり増加した理由とは?東京商工リサーチは「淘汰が始まった」 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11058

これは想定していた流れでしょうか。こちら(https://netshop.impress.co.jp/node/11019)でお伝えしたように、カートサービス側も量から質にシフトしています。

「お試し」のつもりが、実際は「定期購入契約」だった…明記されていても見落とす人が多数 | 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230610-OYT1T50087/

本当に無くならないこの問題。どうにかならないでしょうか…。

今週の名言

ビル・ゲイツが「Amazonを使わなくなる」未来を予見!MicrosoftがChatGPTで世界覇権へ | ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/324413

パーソナルエージェントを制する者が誰であろうと、それは大きな意味を持つ。なぜなら、あなたは二度と検索サイトには行かず、生産性向上サイトには行かず、アマゾンにも二度と行かなくなるだろうからだ

自分の思い通りに動いてくれる秘書というかお手伝いさんみたいなものが出てくるということです。確かにこれが出てきて、欲しいものや条件だけを伝えて買ってくれるのであれば、Amazonを使わなくなるかもしれませんね。

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オリジナル記事:ライダーが作る餃子、ECは「Amazon」と「楽天」の2強に、通販・ECの倒産件数増加――先週のECニュース【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ
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