THECOO(ザクー)が実施した「SNSを介した購入経験に関する調査」によると、SNSを含んだ商品・サービスの情報収集は「平日の帰宅後の自由時間」「平日の就寝前の自由時間」「休日」が多かった。それぞれの時間で最も多かったSNSは「YouTube」。
「平日の通勤・通学前」「通勤・通学・移動時」「休憩時間・食事中」などは比較的少なかった。
SNSごとの利用時間帯
「SNSの情報に触れ、商品・サービスを購入・利用する頻度は平均してどれくらいか」という設問では、「週に1回以上」は17%、「月に1回以上」は30%。約半数の回答者が商品・サービスの購入の際にSNSでの情報収集を行っている。
世代別では、10代が82%、20代は47%、30代は24%が1日1時間以上SNSを利用すると回答。全体の傾向として若い世代ほどSNSの使用傾向が高い。
SNS購入頻度
「SNSアカウントの投稿を商品・サービス購入・利用の参考にしたことがあるか」と質問。「企業・ブランドの公式アカウント」は47.1%、「インフルエンサーのアカウント」は36.8%だった。一方、「SNS広告で表示された情報」は24.9%、「知人・友人のアカウント」は23.9%、「フォロー・チャンネル登録していない見知らぬアカウント」は21.9%。
SNS購入の参考対象(全体)
世代別では、10〜20代がインフルエンサーのアカウントを参考にした経験のある人が比較的多い。世代が上がると企業・ブランドの公式アカウントとの差が大きくなった。
SNS購入の参考対象(世代別)
「SNSの情報をみて購入・利用したことのある商品・サービスの金額感を教えてほしい」という設問ではは、「5万1〜1万円」が23%、「3001〜5000円」「1001〜2000円」が20%を超えた。全体集計では「1001円以上」の商品・サービスを購入・利用した経験者が75.9%、「1万1円以上」が23.9%。
購入金額
「SNSの投稿を見て商品・サービスを購入・利用した際の頻度」は、「SNSを眺めていて、ある投稿で商品・サービスを知り、突然欲しくなった」が79.8%、「SNSを眺めていて、ある商品・さーんビスをよく目にするようになり、徐々に欲しくなった」が80.7%。SNSを認知経路として購買意欲が高まる人が多い。
一方、「特定の商品・サービスの購入・利用を検討していて、SNSで情報を調べた」は41.2%で、検討段階でSNSを利用することが習慣化しているユーザーは半数近くにのぼっている。
購入意欲の頻度
「SNSで商品・サービスの情報を見て購入・利用した際、どのタイミングで行動したことがあるか」という設問では、「SNSを見た後、時間がある時」の経験がある人が82.2%、「SNSを見た後、時間がある時」が71.4%。一方、「SNSを見た後、すぐ」は60.3%にとどまった。
SNS購入のタイミング(全体)
「商品・サービスの情報を見た後、どのような行動をとったことがあるか」と質問。「検索エンジン(Googleなど)で検索した」が52.1%、「SNSに記載されているリンクをクリックして情報を見た」が50.3%。他の回答では、「SNSでさらに検索した」が39.8%、「通販サイトや比較サイトで商品を探しにいった」が39.3%で続いた。
情報を見た後の行動(全体)
情報を見た後の行動(世代別)
SNSで情報に触れて購入・利用した商品・サービスを購入した後について、「家族・知人・友人に口頭でおすすめする」が33.1%。ただ、「あてはまるものはない」が41.0%で最も高かった。
SNS購入後の経験
調査概要
- 調査対象期間:2022年11月7日(月)
- スクリーニング調査:2022年11月3日(木)
- 調査対象:全国の男女(15~59歳)
- 有効回答者数:1000名
- 調査方法:インターネット調査
- 調査機関:Freeasy
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オリジナル記事:【SNSに関する購入経験調査】商品・サービスの情報収集は「平日の帰宅後・就寝前」「休日」が中心
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