Zホールディングスが11月2日に発表した2022年4-9月期(中間期)連結決算によると、eコマース全体の取扱高は、前年同期比14.2%増の2兆157億円だった。トラベル事業の回復、海外ECによる高い成長率がeコマース取扱高増加に寄与した。
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eコマース取扱高について(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
4-9月期(中間期)までの累計数値との前年同期比は以下の通り。
- eコマース取扱高 2兆157億円(前年同期比14.2%増)
- 国内物販系取扱高 1兆4656億円(同6.4%増)
- ショッピング事業取扱高 8321億円(同8.4%増)
- 国内サービス系取扱高 2912億円(同46.8%増)
- 海外コマース取扱高 1656億円(同60.9%増)
ショッピング事業の取扱高の内訳は、2022年4-6月期(第1四半期)の取扱高が同7.9%増の4109億円、2022年7-9月期(第2四半期)は同8.8%増の4212億円だった。
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物販系取扱高(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
上半期はコマース事業を中心に約110億円の戦略投資を実施。PayPayの連結子会社化により、顧客獲得効率を高めていく。
「Yahoo!ショッピング」と「PayPayモール」を統合しており、新生「Yahoo!ショッピング」が誕生。この効果で、有料オプションストアの取扱比率が上昇したほか、優良配送ストアの拡大で、優良配送比率も確実に増加している。
両ECモールの統合によって、モール型ECの販促はユーザーの定着率やLTVを重視、取扱高の安定成長をめざす。また、固定的なポイント付与ではなく、新規ユーザー獲得から定着につなげ、効率のいいポイント施策を実行していく。
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コマース事業の投資方針(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
10月3日からは、「LINEギフト」と「Yahoo!ショッピング」とにおける注文連携を開始。オペレーション負荷の軽減により、商品ラインアップを拡充していく。すでに出店ショップ数は約1400店舗、取扱商品数は約17万点にまで増えた。
海外ECにおいては、注力市場である台湾・タイのEC市場が引き続き成長。マクロ環境の変化を受け、今後は投資規律を持ちながら、プロダクト改善による収益性向上も図っていく。
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ソーシャルコマースへの投資(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
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オリジナル記事:eコマース取扱高2兆円突破で14%増、ショッピング取扱高は8300億円【Zホールディングス2022年中間期の取扱高】
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