ヨドバシホールディングス(HD)は、ソフトウェア開発の内製化支援やアジャイル開発・DX推進を行うクリエーションラインが実施した第三者割当増資を引き受けて総額1億5000万円を出資、資本業務提携した。新規サービス開発などに共同で取り組んでいく。
ヨドバシカメラとヨドバシHDの経営資産と実績、クリエーションラインが持つ技術ノウハウや新規事業アイデアを融合。イノベーションを起こすプロダクトやサービスの開発を進める。
資本業務提携の内容は次の通り。
- 新規サービス開発
- アプリケーション開発エグゼキューションセンターの共同運営
- 内製化支援およびソフトウェアエンジニア育成
- クラウドおよびオープンソースソフトウェア技術の導入推進
ヨドバシカメラの藤沢和則代表取締役は、次のようにコメントしている。
EC戦略をさらに押し進めるためには、新しいオープンソースやクラウドの技術などを使ったアーキテクチャを活用する必要がある。そのためには技術を使いこなせる人材と、実際に開発手法を実行できるチームという2つが必要となる。この2つを兼ね備えているものがクリエーションラインだった。ヨドバシカメラの新しいサービス開発を進める上での「最後の1コマが埋まった」という感覚を持っている。
通販新聞の姉妹紙『月刊ネット販売』が実施した2020年度のEC売上高調査「ネット販売白書」によると、ヨドバシカメラのEC売上高は前期比60.3%増の2221億円で、ランキング2位。国内企業で初となるEC売上高2000億円を突破している。
![通販新聞 ネット販売実施企業の売上高上位30社](https://netshop.impress.co.jp/sites/default/files/images/article/2021/tsuhanshinbun/tsuhan-9126-1.png)
ネット販売実施企業の売上高上位30社
クリエーションラインは、オープンソースおよびアジャイル開発を用いた技術開発を得意としている。2018年にはデンソーと資本業務提携し、コネクティッド関連事業にも参画。周辺領域における新たなプロダクトやサービスの開発を進めている。
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オリジナル記事:ヨドバシHDがアジャイル開発企業に総額1.5億円を出資、「新しいサービス開発を進める上での『最後の1コマが埋まった』」
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