デファクトスタンダードが運営するリコマースサービス「ブランディア」と、楽天グループが運営するフリマアプリ「ラクマ」は、両サービス利用者を対象にファッションのサステナビリティに関する意識調査を行った。サステナビリティの認知度は85.1%だった。
サステナビリティの認知度は約9割
調査対象者にサステナビリティの認知について聞いたところ、「意味を知っている」(60.4%)と「聞いたことはあるが意味は知らない」(24.7%)と回答した人を合わせて、85.1%が認知していることがわかった。2021年5月に実施した調査結果の69.9%から15.2ポイント増加した。
サステナビリティ(持続可能性)を知っているか
ファッションアイテム購入時に意識すること「デザイン」が7割
「ファッションアイテム購入時に意識すること」について聞いたところ、最多は「デザインが良い」(71.4%)、次いで「価格が適正か」(65.9%)「信頼できるブランドか」(44.2%)だった。
サステナブルな視点では、「環境に配慮した材料か」(17.8%)が4番目、「生産過程がフェアトレードに基づいているか」(9.2%)が6番目だった。
大量処分時は「宅配買取」、高く売りたい時は「フリマアプリ」
不用になったファッションアイテムの処分方法について目的ごとに聞いたところ、大量に処分したい時は「宅配買取」(21.9%)、適切な評価をして欲しい時は「フリマアプリ」(35.2%)、早く処分したい時は「リユースショップ」(30.3%)、高く売りたいときは「フリマアプリ」(41.4%)がそれぞれトップだった。処分方法を使い分けしていることがわかった。
不用になったファッションアイテム処分方法について(目的ごと)(n=1038)
ファッションにおけるサステナビリティの課題、約7割が「大量廃棄の問題」
「ファッション業界のサステナビリティに関する課題」について聞いたところ、トップは「大量廃棄の問題」(71.6%)で、「生産過程における環境汚染の問題」(45.0%)「労働環境の問題」(41.1%)と続いた。
「ファッション業界のサステナブルに関する課題」について知っていること(n=1038/複数回答可)
生活に取り入れたいこと「長く使えるアイテムの購入」が最多
「ファッションにおけるサステナビリティについて自分の生活に取り入れたいこと」について聞いたところ、最多は「長く使えるアイテムの購入」(46.4%)で、次いで「購入や不用になったときの処分でリユースの活用」(37.9%)「特にない」(8.9%)だった。
ファッションにおけるサステナビリティについて自分の生活に取り入れたいこと(n=1038/複数回答可)
生活に取り入れない理由「節約を意識」が約4割
前問で「特にない」と回答した人に回答理由を聞いたところ、「節約などを意識して、無駄な消費をしていないため」(39.1%)がトップだった。次いで「取り組むべき背景がわからない」(29.3%)「自分1人の行動では変わらないため」(28.3%)だった。
「特にない」と回答した理由(n=92/複数回答可)
調査実施概要
- 調査タイトル:「サステナビリティに関する意識調査」
- 調査方法:オンラインによるアンケート
- 調査期間:2022年1月14日~1月19日
- 調査対象:楽天「ラクマ」ユーザー、「ブランディア」ユーザー
- 調査サンプル数:1038件(内訳:楽天「ラクマ」538件、「ブランディア」500件)
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オリジナル記事:サステナビリティの認知度85%、不用なファッションアイテムの処分は目的ごとにサービスを使用【ブランディア、ラクマ共同調査】
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