資生堂の2021年12月期におけるEC売上高は、3500億円規模に達したようだ。成長率は前期比20%超。
連結売上高は同12.4%増の1兆352億円。連結売上高に占めるEC売上の割合は34%で、前期比9ポイント増。
国内のEC売上高は前期比10%台後半の伸び率だった。中国でのEC事業においては同20%台前半の伸び率を計上した。米国市場でのECは前期比1ケタ台半ばの減少。欧州も同1ケタ台半ばの減収となった。
アジアパシフィックのEC市場は同70%超の増収(プレステージのみ)。トラベルリテールにおいてはアジアにおいて同30%台前半の増加だった。
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グループ全体のDX施策(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
資生堂は今後もDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速する。EC売上高の比率は2019年の13%から、2020年は25%、2021年は34%と拡大している。
消費者エンゲージメントにおいて、オンライン肌診断プログラムのグローバル展開を行う。「SHISEIDO」ブランドにおいては2022年下期から開始する。
先端デジタルテクノロジーの活用も推進。ゲームの世界や仮想空間でブランドコミュニティを共創。次世代の参加型マーケティングを展開する。
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資生堂のDX(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
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オリジナル記事:資生堂のグループEC売上は3500億円規模、ネット通販比率は34%【2021年度】
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