2021年は「SEO」と「広告」を一緒に考える! いま、自社ECサイトでやるべきことは何? | EC事業者のための「SEO」と「広告」の話 | ネットショップ担当者フォーラム

ネットショップ担当者フォーラム - 2021年4月21日(水) 08:00
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かつては別の担当者がそれぞれ運用するのが当然だった「SEO」と「広告」。今年は一緒に考えて見ましょう!【連載第1回】

2015年にネットショップ担当者フォーラムで「ネットショップのためのSEO施策ゼミナール」を連載していた江沢真紀です。当時の記事を読み返してみると、SEOの本質はまったく変わっていないものの、やはり古い! そして、SEOだけでなくデジタルマーケティング自体がかなり変化しています。

そこで今回の連載では、SEOだけでなく「SEO」×「広告」という双方の視点からネットショップを運営する担当者が知っておくべきことをお伝えします。

なぜ「SEO」×「広告」なのか

私たちはSEOと広告には共通する、変わらない本質があると思っています。それは「ユーザーに寄り添うこと」です。

「検索をユーザーのニーズとしてとことん耳を傾け、Webサイトや商品やサービスの見せ方を改善する」「検索を味方に付けてビジネスを成長させる」という点において共通点が多いと考えています。

SEOの出発点=「検索される言葉にはニーズや気持ちが詰まっている」
SEO
マーケティング環境
ターゲットユーザーを理解し、商品やサービスの見せ方全体を最適化し、売れる環境を整える。
広告
広告/プロモーション
ねらったキーワードやターゲティングの手法で、適切な広告を出すことにより、商品やサービスの販売・利用を促進する。

他にも、

  • 多くのサイトでSEOと広告の両方が必要
  • SEOを補完するものとして広告を活用するケースもある
  • 広告を休んでSEOを強化するケースもある
  • よほどの大企業でない限り、同じ担当者が両方の業務を行っているケースが多い

……というように、SEOと広告のどちらの知識も必要な場面が多々あるだけでなく、SEOでマーケティングの環境整備を行い、広告でマーケティング活動を行うというような、協業し合う関係が今後ますます重要になると考えています。

SEO
マーケティング環境整備
Webサイトやデータベースを整え、全体最適化を行う。
広告
効果的なマーケティング活動
整った環境下で自動化を見据えたマーケティングを行う。

今回の連載では、SEO部分をアユダンテの江沢真紀が、広告部分は同じくアユダンテの河野芽久美が執筆。両方の視点からのコラムはなかなかないのかなと書き手としてもワクワクしています。

サイトのタイプ別に施策を考える

もう1つ、今回試みとして実施したいのは、SEOと広告の各施策をサイトのタイプ別に解説するということです。

どちらも施策が多様化してきており、実はサイトのタイプ別にやるべき施策が結構違うことを実感しています。

SEOに関してはインプレスの「いちばんやさしいシリーズ」で本を2冊出版しましたが(関連書籍を参照のこと)、どちらの本でもサイトの業種やタイプ別にフォーカスした章があります。

本を読んだ方からも「もっとサイトの業種やタイプ別の解説が知りたいと」の声をいただいており、この連載では以下の分類のもと、どのような施策が有効なのかSEOと広告、両方の側面から解説していきます(分類は予定)。

  • 大規模ECサイト
  • 単品通販サイト
  • モール対策
  • BtoBサイト
  • メディア/ブログ(EC運営)
  • 海外/越境

確かに同じECでも大規模な総合通販と単品型の通販では注力すべき施策のポイントが変わってきます。BtoBも独自のポイントがありますし、最近増えたECサイトが運営するコラムやブログ記事もどう活用すべきか悩んでいる方が多いでしょう。

SEOと広告、“今”のトレンドを理解する

タイプ別の解説に入る前に、次の回からまずはSEOと広告それぞれの最近のトレンドについてまとめてみたいと思います。

ネットショップを運営されている皆さんは、最近のSEOと広告に関してどのように感じているでしょうか? 「SEOを業者に頼んでも全然順位が上がらない」「昔ほど流入が取れない」「SEOがだめだから広告を出稿しても投資対効果が見合わない」「広告費がどんどん高騰する」……など、いろいろな課題がありませんか?

SEOも広告も変化してきています。SEOではGoogleの進化により、昔はよくあったクロールにおける問題、例えば「動的URLはNG」「JavaScriptが解析できない」といったものがほぼなくなっています。

ユーザーの検索意図もかなり正確に読み取り、機械学習もアルゴリズムに取り入れられているため、ちょっとした内部施策や小手先の施策では昔のように順位が上がらないのです。

また、2010年前半から急速に普及してきたスマホに対応する形で、Googleのターゲットは今や完全にスマホになっています。2021年4月現在、多くのサイトはMFI(モバイルファースト インデックス)に移行し、移行していないサイトも今後段階的に強制移行と言われています。これからはスマホページが存在するサイトはスマホサイトでSEOをやらなくてはいけないのです。

「PC時代に有効だった施策は今も有効?」「今やらなくてはいけない重要な施策は何?」キャッチアップすべきことは結構あると思います。

広告では昨今話題の「ITP問題」、つまりCookieの制限によりかなりの変化が起きています。Cookieに頼らない広告配信、そしてスマホと共に益々増える動画をうまく活用して集客していくこと、認知から獲得まで通した考え方と「指標」の捉え方も今後は重要になりそうです。

次から2回に分けて以下のようなトレンドをお話してきたいと思います。

 SEOの5つのトレンド
  1. PCとまったく違うスマホ時代の検索行動
  2. おなじみ、スマホ時代の4つのモーメント
  3. MFIへ移行した後のこと
  4. いよいよ5月ランキング指標に!? 「Core Web Vitals」
  5. スマホ画面を理解していますか?
 広告の3つのトレンド
  1. Cookieに頼らない広告配信になる
  2. 動画利用が必須になる
  3. 獲得広告と認知広告の捉え方が変わる

次回はSEOのトレンドについて解説します。

これからの連載がネットショップ担当者フォーラムの読者の皆さまの少しでも参考になれば幸いです。

関連書籍
  • 『いちばんやさしい新しいSEOの教本 第2版 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方 [MFI対応]』
    安川 洋/江沢真紀/村山佑介:著、インプレス:刊 (2018年7月発売)
    https://book.impress.co.jp/books/1117101120
  • 『いちばんやさしいスマートフォンSEOの教本 人気講師が教える検索に強いスマホサイトの作り方』
    江沢真紀/コガン・ポリーナ/井上達也:著、インプレス:刊(2020年9月発売)
    https://book.impress.co.jp/books/1119101163

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江沢 真紀
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