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アクセス解析のデータ計測設計ってどんな感じで行っているの?」 からご覧ください。
前回の記事はこちら
analytics.hatenadiary.com
弊社が提供しているサービスは多岐に渡りますが、最近増えているのがアクセス解析ツールの設定周りです。
弊社ではどのように進めているのか?「お問い合わせいただく~見積もりを出す」部分までは前回の記事と一緒なので、その先の進め方について紹介をしていきます。
1)勉強会の実施
Google アナリティクス(やAdobe Analytics)でどのようなデータが取得できるのか?そもそも知らないケースもありますので、その場合は勉強会を実施します。Google アナリティクスであれば、イベント・カスタムディメンション・(拡張)eコマースなどについて説明を行います。
実装方法というよりは、どういう時に使えて、計測する意味は?などを中心にお話いたします。
2)ブレストや検討を行う
説明を行った上で、具体的にどのようなデータを取得したいのかを一緒に考えます。弊社からご提案することもあれば、先方から要望をいただいて、その内容に関して「そもそも計測可能なのか」「計測することの意味」をディスカッションします。
ブレストして結果を整理するのに2週間くらいかかります。
3)計測設計書の作成
要望を整理した上で、弊社の方で計測設計書を作成します。こちらは取得する変数をまとめたもので、
- どのようなデータを取得したいのか
- どのページで取得するのか
- どのように取得するのか
- そのための設定や実装方法
これらをまとめた内容となっております。
実装方法の説明
カスタムディメンション設定
主要ページでの取得内容
こちらも作成に数週間ほどいただいております。
4)実装や設定
弊社の場合は以下のような役割分担で行っております
【弊社の実施内容】
・Google Tag Managerの管理画面の設定
・Google アナリティクスの管理画面の設定
・データ計測の確認
【先方での実施内容】
・Google Tag ManagerやdataLayer等の実装
弊社は基本的には実装は触らず、エンジニアや制作会社にお願いして、こういったタグやデータを追加してくださいという形での依頼になります。先方のソースを直接いじることは他にも影響を与えてしまう可能性も大きく、かつ弊社側でそこまでサポートする技術やリソースが無いのが理由です。
やりとり自体はBackLog・Slack等を使いながら計測できているかいないか、追加や修正してほしい内容などをやりとりしています。実装スピードにもよりますが、項目数が多かったり、開発環境へのアクセス権限をもらったりなどを考えると1ヶ月は見ておきたいところです。
5)本番リリース&確認
開発環境で計測ができていればほぼ問題ないことが多いですが、リリース当日や翌日を中心に各項目が取得できているかをGA画面やデバッガー等再度確認を行います。
無事に計測できていれば、先方のご要望に応じて今回の要件で見たかったデータの取得方法をGA画面のスクリーンショットを活用して勉強会を行うこともあります。
最後に
ここ数年で特に設計・設定周りの案件が増えてきました。適切なデータをしっかり取って活用しよう!という事だと思いますので、非常に良いことかなと考えております。しかしなかなか自社だけで解決することは難しいので、ご依頼をいただいているのかなと。
このあたりパッケージ化できればよいのですが、サイトの種別だけではなく、その時に事業のステージやKPIによっても変わってくるので、なかなかまとめることは難しいですね。
他の弊社の案件種別に関しても書く機会あれば、紹介していく予定です!