スマホで表示できないサイトがindexされなくなる話 | CyberAgent SEO Information

CyberAgent SEO Information - 2020年10月15日(木) 11:15
このページは、外部サイト CyberAgent SEO Information の情報をRSSフィード経由で取得して表示しているため、記事の一部分しか表示されていなかったり、画像などが正しく表示されなかったり、オリジナル記事が意図したデザインと異なっていたりする場合があります。
完全な状態のオリジナル記事は 「スマホで表示できないサイトがindexされなくなる話」 からご覧ください。

オンライン開催されているPUBCONにおいて、GoogleのJohn Mueller氏より、2021年3月目処にデスクトップでしか表示されずスマートフォンで表示がされないウェブページがindex対象外になることが発表されました。

"Content only visible on desktop will be ignored"

"デスクトップでのみ表示されるコンテンツは無視する"

 とのことです。

 

そして、indexさせたいすべてのコンテンツはスマートフォンでリーチ(アクセス)できて、表示できなければいけないとのことです。

 

クロール&index と 評価は別のものである

一応再確認ですが、クロール&indexと評価は別物です。

ここでの話はクロール&indexのことだと思われます。

つまり、

「今後indexの対象になるのはスマートフォンのUserAgent情報を持っている場合にアクセス&表示できるものだけ」

と言っているだけで、その後の評価の話は現時点では何も出てきていません。

 

今まではPCだけで表示されていてもindexされていた

これまでと何が変わるのか?ですが、今まではPCのみで表示されるケースでもindexされていました。

もちろんモバイルフレンドリーではないので、スマートフォンの検索で出てこないことはありえますが、

固有名詞で検索した場合などは少なくともPCでの検索結果では概ね出てきたと思います。

PCのUserAgentを持ったクローラー(以下PCクローラー)にページを認識させていれば、

SPのUserAgentを持ったクローラー(以下SPクローラー)で認識できなくても

indexそのものはされていたのです。

(しつこいようですが評価は別ものです。indexがされたという話で評価の前段階です。)

それが、PC"だけ"で表示されるものはindexされないよということにかわります。

 

今後はSPで表示できなければindexそのものがされない

今後は、"PCだけで表示されていてもindexはされていた"という一種の救済策がなくなります。

Mobile First indexに移行が進み来年には強制移行される中で、

上記の救済策は不要という判断でしょう。

indexするしないの判断が、SPベースのみになるということです。

 

どんなサイトが注意が必要か

最近作られたサイトでスマートフォンで表示されないサイトはほぼないでしょう。

そのため注意が必要なサイトはほとんどが非常に古いサイトになると思います。

例えばガラケーが出てきた時代から続いているサイトで、いまだにPC以外でアクセスすると

「このサイトにはPCからアクセスしてください」

とか、

「このサイトにはInternet Explorerからアクセスしてください」

とか出るようなものです。

このようなものはスマートフォンで本来のコンテンツを表示できないので、

少なくとも本来の中身のあるページはindexされないでしょう。

いまどきそんなサイトはないよと思われるかもしれませんが、

個人的に危険かなと思っているのは、

1,行政の管理しているサイト

2,レガシーな企業サイト

3,PCで操作することが前提となっているサイト

 

1については、頑張ってねとしかいいようがありませんし、さすがにもうないかなと信じたいところです。

 

2は、中小企業などでガラケー時代に閲覧制限をしていた時代からリニューアルしていないものには発生する可能性があると思います。

「制作会社がそう設定していた」というパターンもあるかもしれません。

自社サイトを必ず一度はスマートフォンで閲覧するべきでしょう。

そこで「PCで閲覧してください」などと出てきたら修正が必要です。

 

3はPCで投稿したり操作したりすることを前提としたサービスでのログインページなどがそれにあたります。

スマートフォンでアクセスした場合に「このサービスはPCで利用してください」

のように表示してしまう場合には、中身のないそのコンテンツがindexされるか、そのページをnoindexにしていればindexされないかもしれません。

 

いずれにしてもスマートフォンで中身あるコンテンツが表示されるか確認して、

表示できない場合は、スマートフォンに対応させるか、無理な場合でもサービスの紹介等最低限の記載をしたうえで、「より詳しい情報はPCでアクセスしてください」などの表記をしておくべきでしょう。

 

SPで表示できるならindexはされるはず

勘違いしてはいけないのは、SPに最適化していなくてもSPで表示されればindexはされるなずであるということです。

SPサイトがないから、SPはブロックしてしまっているというケースの場合、

とりあえずSPのUserAgentであってもPCサイトを見せてしまうということを行うことでindexされない状況は回避できるはずです。

(極論SPクローラーに表示できて、ユーザーのスマートフォンで表示できなくてもindexされるとは思いますが、クローキングになるかもしれないので避けるべきでしょう)

 

最後に、

「来年からPCサイトはindexされなくなるのでスマートフォンサイトを絶対作らないとダメです」

という嘘営業が出てくるような気がしなくもありません。

先に記したように、PCサイトでもSPで表示されてしまえばindexはされます。

「うちはPCでしかアクセスがないから、SPサイトはいらないし、社名で検索したときに出てくればOK」

ということであれば、PCサイトがSPでも表示できる様にしてしまえばいいだけです。

SPに最適化されたページでないとindexされないというわけではないので注意しましょう。

 

なお、まだ第一報が入ったばかりでありこれから続報が出てくると思います。

過去indexされているけれどSPで表示できないものがindex削除されるのかどうかとか、今後もPCクローラー自体は生き残るということですが、それが何に使われるのか?などは現時点では不明です。

メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

勝手広告
企業広告を消費者や第三者が勝手に作って公開する自主制作の広告。 ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]