商品をさらに売るアフィリエイトキャンペーンの仕掛け方[年末商戦の作業リスト有] | アフィリエイトの効果が出ていないEC事業者のためのアフィリエイト再入門講座 | ネットショップ担当者フォーラム

ネットショップ担当者フォーラム - 2016年12月16日(金) 08:00
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提携数が伸びない、稼働率が良くない……といった課題の解決におすすめなのが、報酬アップを中心としたアフィリエイター向けキャンペーンです。しかし、ただキャンペーンをやれば成果が上がるかというとそうではありません。キャンペーンの効果を上げるには、実施する時期がポイントになるのです。

「数字が伸びない時期だからキャンペーンを仕掛ける」←これ正解?

キャンペーンはいつ行うべきか。それを考えるには、まずASPの管理画面より、月別レポートをダウンロードして実績を確認しましょう。アフィリエイトを初めて1年未満の場合は、自社サイトの販売傾向で見てみましょう。

販売件数を抜き出して、こんなグラフになったとします。

月別販売件数グラフの例
月別販売件数の例

この場合では、販売件数が伸びやすい傾向があるのは12月と7月だと読み取れます。

アフィリエイター向けキャンペーンはリスクが少なく比較的簡単に進められるので、つい「数字の落ち込む8月に、少しでも売上につながるなら何か仕掛けたい……」と考えてしまいがちです。

ですが、アフィリエイトが得意とするのは「売れる商品をさらに売ること」「売りやすい時期により多く露出すること」です。より多くの成果獲得を目指すキャンペーンなら、よく売れている、売りやすい時期に実施することが正解です。上の例で言うと7月と12月ということになります。

販売件数が伸び悩む時期には、提携数や稼動数を伸ばすためのキャンペーンをおすすめします。そちらについては、次回以降の連載でお伝えします。

エンドユーザー向けキャンペーンとの連動がおすすめ

販売実績が伸びることが予想される、年末キャンペーンについて考えてみましょう。

冬の商戦期はクリスマスやお歳暮、そしてお正月の準備など、冬のボーナスに合わせて販売が伸びていく時期です。 自社サイトでも、年末に向けてセール商品を用意したり、福袋の予約販売を開始したり、メールマガジンでセール情報や特別クーポンを配布するなど、実績をさらに増やすための企画を進めていることでしょう。

アフィリエイター向けのキャンペーンは、エンドユーザー向けのキャンペーンが確定した後に、エンドユーザー向けキャンペーンの開始より少し前からスタートする事をおすすめしています。アフィリエイターに予告をすることで、ページ作成など事前に掲載準備をしてもらえるからです(掲載期間や素材追加の時期を伝えて、エンドユーザーへの情報解禁前には掲載しないようご案内しましょう)。

冬の商戦期用のキャンペーンのプランニング例と作業リストはこれ!

ASPに依頼すれば簡単に始められるキャンペーンですが、報酬アップをすれば自動的に実績がアップするわけではありません。バナー素材の準備、アフィリエイター向けメールの原稿作成など、効果を最大にするために事前準備は必須です。

直前に素材を登録しても、「アフィリエイター側で掲載が間に合わず露出がされなかった」「大手法人の掲載枠が埋まっていた」ということもあり得ます。

例えば「11月中旬から12月にかけて、1か月半報酬アップキャンペーンをする」と決めたら、遅くともその1か月前には準備を始めましょう。例えば下のようなスケジュールです。

エンドユーザー向けキャンペーン…年末セール/福袋アフィリエイター向けキャンペーン…成果報酬2倍キャンペーン作業項目 ①企画立案 ②セール用素材の準備 ・ 登録 ③ASPへの連絡 ④メルマガ訴求(告知・開始・中間・終了前)⑤成果確定 ⑥レポートチェック
キャンペーンのプランニング例
①企画立案(2か月前〜)

どんな内容のキャンペーンにするか、アフィリエイターにどのように訴求するかといった企画をします。「報酬2倍で」「1か月ぐらいで」といった期間や報酬率だけで動くのではなく、同業他社のキャンペーンや過去事例も確認して、アフィリエイターにとって魅力のあるキャンペーンを準備しましょう。

限られた予算の中で結果を出すためには、すでに実績があるアフィリエイトサイトにさらに露出を高めてもらうことが効果的ですが、商戦期は購入意欲の高いユーザーを集めやすい時期ですので、新規のアフィリエイターとの関係を作りやすいとも言えます。

どんなアフィリエイターを対象にしたどんなキャンペーンにするのか、レポートを確認しながら決めていきましょう。

②セール用素材の準備・登録(1か月前〜)

管理画面に登録する素材を準備します。セールや福袋といったバナー素材は、訴求しやすいのでアフィリエイターから好まれます。事前に準備し、掲載期間になったら登録しましょう。

③ASPへの連絡(3週間前〜)

キャンペーンを行う前にASPに企画内容を連絡しましょう。あわせて広告枠なども検討してみましょう。企画立案の時点で打診をしておくと、過去の事例や空き広告枠の案内などをしてもらえます。

④メルマガ訴求(告知・開始・中間・終了前)

アフィリエイター向けにメールマガジンで、キャンペーン開始3日前に告知をしましょう。その後、キャンペーンを最大限活用するために、開始時、中間、終了前にも送ることをおすすめします。

⑤成果確定(終了後)

キャンペーン終了後、キャンセルや返品の対応が終了したら成果確定をしましょう。

⑥レポートチェック(終了後)

キャンペーンに効果があったのか、レポートで確認しましょう。直接的な成果件数だけではなく、新規で掲載がはじまったアフィリエイトサイトや、既存で大きく実績を伸ばしたアフィリエイトサイトなども含めて、来期のキャンペーンにつながる情報を読み取りましょう

キャンペーン終了後の作業もお忘れなく!

福袋など、期間限定の広告素材の取り扱いには注意が必要です。期間限定ページの掲載が終了すると、アフィリエイター側で利用していたバナー素材もリンク切れとなるので、アフィリエイターに迷惑をかけてしまう場合もあります。

キャンペーン期間終了後に「画像をショップロゴに変更して、リンク先をトップページに修正する」「リンク先を期間限定セールページから、通年掲載のアウトレットページへ変更する」といった作業を、あらかじめスケジュールに入れておきましょう。

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オリジナル記事:商品をさらに売るアフィリエイトキャンペーンの仕掛け方[年末商戦の作業リスト有] | アフィリエイトの効果が出ていないEC事業者のためのアフィリエイト再入門講座
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鈴木 珠世
鈴木 珠世
コミュニケーション・マーケティング コンサルタント

2004年よりギフトメーカーのWebショップ担当を経験。「モノを売る楽しさ」「アフィリエイトの楽しさ」に目覚め、2008年よりファンコミュニケーションズ、そしてリンクシェア・ジャパンにて、ネットショップ運営者やアフィリエイトサイト運営者に向けた教育・啓蒙活動に従事。その後、売れるネット広告社にて新規媒体営業と通販事業者向けのコンサルティングを行う。

日本アフィリエイト協議会による、アフィリエイト業界関係者が選ぶ「アフィリエイト業界MostValuable Player(MVP)」2012、2013、2014の3年連続の受賞など、受賞歴も多い。共著にて「成功するネットショップ 集客と運営の教科書」を出版。

現在フリーにて、ネットショップ(通販企業)向けのコンサルティングを開始。

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