「タオ - 老子」に泣いた | イケダノリユキのCommunitainment Blog

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先日、スケダチの高広さんにお会いしたとき、「はい、これイケちゃんにあげる」と、いただいた本。


●加島祥造著「タオ - 老子」ちくま文庫


Tao


恥ずかしながら、高広さんにこの本をもらうまで「タオ(道)」を知りませんでした。下記に本からタオの説明を引用すると・・・


これが道(タオ)だと口で言ったからって/それは本当の道(タオ)じゃないんだ。/なぜってそれを道(タオ)だと言ったり/名づけたりするずっと以前から/名の無い道(タオ)の領域が/はるかに広がっていたんだ。(「第一章「道(タオ) - 名の無い領域」)―― 文字の奥にひそむ老子の声、それを聞きとるのは生命のメッセージを感得することだ。さりげない詩句で語られる宇宙の神秘と人間の生きるべき大道(タオ)とは? 生き生きとした言葉で現代に甦る 『老子道徳経』 全81章の全訳創造詩!


と書いてあります。


一読させて頂きましたが、なんだかもう人間や人生の「かくあるべし」みたいなものがこんなに自然にさわやかに書かれている書物には出逢ったことがなく、ページをめくるたびに心が軽くなっていくような感覚を味わいました


まじで、みなさん、これ、ちょっと読んでみてください。1時間で読めちゃいます(「読む」という表現は本書には正しくないように思います。「感じる」かな)。


でも、何かに悩んでたり、目の前に霧がかかっていたり、頑張っているのにイマイチ成果が出なくて焦っている人など、「頑張っていて何かに悩んでいる」人じゃないと、読んでも、「で?」みたいな感じかもしれません。逆に頑張っているけど悩んでる人は、心がすっと軽くなるかもしれません。「慰め」ではなく、「考え方」が変わるからです。現状の自分の受け止め方が変わるって言うのかな。


ちなみに、高広さんが無言で「イケちゃん、はいこれ」ってこの本をくださったのは、全81章のうち、第13章「たかの知れた社会なんだ」を読めってことなんじゃないかと勝手に推察しました。下記に全文ご紹介します。



「たかの知れた社会なんだ」



ぼくらはひとに

褒められたり貶されたりして、

びくびくしながら生きている。

自分がひとにどう見られるか

いつも気にしている。しかしね

そういう自分というのは

本当の自分じゃあなくて、

社会にかかわっている自分なんだ。

天と地のむこうの道(タオ)に

つながるもうひとつの自分がある。

その自分にもどれば

人に嘲られたって褒められたって

ふふんという顔ができる。

社会から蹴落とされるのは

怖いかもしれないけれど、

タオから見れば

社会だって変わってゆく。だから

大きなタオの働きを少しでも感じれば

くよくよしなくなるんだ。

たかの知れた自分だけれど

社会だって、

たかの知れた社会なんだ。

もっと大きなタオの命に

つながっている自分こそ大切なんだ。

そのほうの自分を愛するようになれば

世間からちょっとパンチをくらったって

平気になるのだ。だって

タオに愛されている自分は

世間を気にしてびくつく自分とは

別の自分なんだからね。

社会の駒のひとつである自分に

いつもあちこち突き飛ばされて

前のめりに走ってるけれど、

そんな自分とは

違う自分がいる ―― それを知ってほしいのだよ。



高広さん、ありがとうございます。


みなさん、本書、ぜひ一度手にとってみてください。全81章の中に必ずあなたの目からウロコが落ちる1章があると思いますよっ!

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