2014年私的SEO振り返り | CyberAgent SEO Information

CyberAgent SEO Information - 2014年12月31日(水) 21:38
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完全な状態のオリジナル記事は 「2014年私的SEO振り返り」 からご覧ください。

2014年も大晦日。
今年はブログもほとんど更新せず、アメブロのSEO担当としてそれで大丈夫なのか?と思うところではありますが、
最終日くらい2014年を振り返る記事を書きたいと思います。

あくまで個人的なSEO振り返りなので、そんなこと知るか!という内容が含まれるかもしれませんがご了承ください。

全体的な振り返りは以下の記事のほうが詳しいと思いますので
そちらを参考にして頂ければと思います。

2014年総括 Google 検索アルゴリズムのアップデートまとめ
アイレップ、2014年 SEM10大ニュースを発表 「忘れられる権利」など
ともにSEMリサーチより

海外SEO情報ブログより

また、Algorooで確認するのも良いと思います。日本とは若干異なるものもありますが。

ではここからは個人的な今年のベスト5です。

1,GooglebotがJavaScriptを実行できるようになったこと
ちょっとこの書き方は語弊があるかもしれません。
「Googlebotがレンダリングを行い、その結果を評価するようになった。」
が正しいかな?とも思います。
これまで私もAjax等を使っているサイトに関しては、
わざわざPhantomJSなどを使ってHTMLスナップショットをとって、
Googlebotにはそれを見せる・・・みたいな面倒なことを行っていました。
が、気づけばそのほうが表示が遅いためマイナスになるように・・・。
わざわざがんばってやっていたのにいつの間に・・・という感じでしたが、
まあ新たに作るサイトに関しては無駄な作業が必要なくなったのは喜ばしいことかと思います。
むしろ今までこれを行わなかったことが不思議ではありますが、Googleは至る所で
Googlebotのレンダリングはモダンブラウザと同等と話しており、
その結果が評価されるようになっています。
かと言って、HTMLを見ないということでもなく、レンダリングした結果とHTMLとの両方を見ているという認識で良いと思います。

まだ顕著に傾向が見られるものではありませんが、
今後はh1,h2のようなタグではなく、
実際に表示した結果としてのフォントサイズであるとか、
表示位置によって重要な部分とそうでない部分を認識していく傾向が強まるのではないかと思います。

また、これにあわせてfetch as Googleを頻繁に使うようになったのも今年のSEOとしては大きな変化かと思います。
実際に動的にコンテンツを出力するケースでbotがレンダリングすると真っ白になってしまっているケースや
CSS・JavaScriptに対してクローラーをブロックしてしまって正確にレンダリングできないケースをいくつか見たことがありますが
それらを発見するためにも、きちんとfetch as Googleは実施しておきたいところです。

なお、レンダリングがうまくできていない例があればフォーラムなどを通じてGoogleに連絡して欲しいとのことです。


2,Authorshipの廃止
Googleが突如のAuthorship廃止を決定しました。
それまでのAuthorship推しが強かったため、驚きと批判が巻き起こったわけですが、
誰が書いた?というものはその他のシグナルで認識しており、
rel=authorが効かないというだけの話なので、
著者の信頼性を高めていく重要性というのは根本的に変わっていないと思います。
Googleが推奨していることに対して今後SEO担当者が開発担当やウェブマスターなどを説得しにくくなるということは避けられないことで、頭を痛めているSEO担当者は多いのではないかと思います。
来年はこのようなことがないように切に祈りたいところです。

3,Googleとウェブマスターの距離が近づく
これは2年くらい前からそうだと思いますが、
特にサーチクオリティチームとウェブマスターの距離が近づいているという印象があります。
私のようなホスティングサービスは、
Webmaster Meetup @Google for Service Providersや
Hosting Meetupにて直接Googleのサーチクオリティチームに質問する機会がありました。(Webmaster Meetup @Google for Service Providersではベストプラクティスをお話させて頂く機会まで頂き、恐縮です・・・)
また、CSS Nite LP36ではライブ ウェブマスター ハングアウトにて、サーチクオリティチームの方々が大人数の前で質問に回答するという事もありました。
また、ウェブマスターフォーラムにも度々Googleの方が登場されますし、基本的にすべての質問に目を通してらっしゃるそうです。
ウェブマスターハングアウトも頻繁に行われていますし、
数年前には考えられないくらい、ウェブマスターとGoogleの距離が近づいています。
私も直接金谷さん、田中さん、長山さんとお話させて頂く中で、本当にGoogleがウェブマスターとの距離を縮め、ウェブマスターとともによりよい検索結果を作ろうとされているのが分かりました。
来年からもこの流れは続くことを期待していますし、海外のカンファレンスのようにいろいろなイベントにGoogleの方が参加して頂けることを祈っています。

4,パンダアップデート・ペンギンアップデートの実施

毎年あることではありますが、今年は1年通して大きく変動した要因として
この2つのアップデートは大きかったのではないかと思います。
大きく逆風になったサイト、追い風になったサイト両極端かと。
この2つのアップデートは基本的に常時稼働するアルゴリズムとして組み込まれていくはずです。
様々な角度での「品質」にGoogleがより本気になっている証拠かと思います。
この傾向は来年以降も続くものと思います。

5,外部リンクスパム系の手動アクションが減る

外部リンクスパム系の手動アクションが昨年の中盤からめっきり減少し、
後半はほとんど出ていないのではないかと思います。
これは、外部リンクスパム系に甘くなったということでは当然なく、
外部リンクスパムをアルゴリズムで自動的に判別できるようになったのではないかと思います。
人工リンクが効きにくくなっているのは確かだと思われ(その中でもリンクの神様みたいな方は存在します。それはそれですごいなと思いますが。)これまでに集めた手動アクションのリストであったり、通報リストから機械学習した結果をアルゴリズムに組み込むことである程度のリンクスパムを取り締まることが可能になったのではないでしょうか。
機械学習はその精度がどんどん上がっていく可能性が高いので、人工リンクは益々厳しい状況になると思われます。
一方でナチュラルなリンクの効果は相対的に高まることも考えられ、そういう意味でもより良質なコンテンツを提供しソーシャルシグナルや被リンクを獲得するということが重要になると思います。

2014年はコンテンツSEO元年と言ってもいいくらいに、
SEOの施策の方向性が業界で変わった1年だと思います。
(もちろん2013年もその傾向はありましたが)
来年以降もこの傾向は続くと思いますし、そこに本格的に挑戦していくSEO会社やSEO担当者は多くなると思います。
私自身この分野は駆け出しでもありますし試行錯誤の毎日ではありますが、
来年こそはもう少し定期的にちゃんとブログを更新したいと思います。

そもそも、総更新回数と検索流入は相関がある!とか言っておきながら自分のブログを更新しないアメブロSEO担当者ではダメダメですのでがんばります。
2014年はウェブマスターツール導入やスパム対策への強化等をブロガーのみなさんとともにSEOに取り組むこともできました。来年も皆様のご要望や厳しいご意見をお聞きしながら、さらにブロガーの皆様のメリットになるSEOをご提供させて頂く所存ですので引き続きよろしくお願いいたします。
皆様良いお年をお過ごしください。
本年もありがとうございました。

(一部若干酔っ払いながら書いてしまいましたので支離滅裂な内容になっているかもしれません。申し訳ありません。。年明けはきちんと2015年予測を書きたいと思います・・・。)

木村賢

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