SMX West 2011 : 行動履歴で検索キーワードが追えなくなる日 | SEO Japan

SEO Japan - 2011年3月11日(金) 10:03
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初日の午後最初のセッションは「検索マーケティングはトラッキングするな!」というタイトル。ユーザーのプライバシー問題が注目される中、ユーザーの行動履歴を取得することに対しての制限が法的にかけられる可能性もある現状と未来に関するお話を。今回から初登場の話題なので参加してみました。 — SEO Japan 原題は「Do Not Track & Search Marketing」。 SEO Japanでもお馴染みサーチエンジンランドのクリス・シャーマンがモデレーター。Antezeta Web Marketingのシーン・カルロス、Looper Reed & McGrawの弁護士トラビス・クラブツリー、Vincodoのティム・デイリー、そしてDidit.comのケビン・リー。弁護士事務所+検索マーケ会社の面々。 まずはクリスがセッションの趣旨を紹介。最近プライバシー問題が世界的に注目されている。昨日もヨーロッパでECサイト以外はユーザーのクッキーをトラッキングしている場合は、サイト訪問時にユーザーにそれを伝えなければいけない法律が可決された。現実的にユーザーがサイトを訪問した時にポップアップでクッキーであなたの情報をトラッキングしていると告知しなければいけない状況を想像できるか?このような動きが世界的に出ている。今日のセッションではそれにまつわる様々な話題を話し合いたい、とのこと。 まずはSEO会社Didit.comのケビン・リー。業界の超ベテランですね。 全体的な話をするとメディアのマーケットプレース化によりサーチと関係なく、広告主はより望んでいるターゲットユーザーにメッセージを伝えることができるようになった。ただその分、ユーザーの行動履歴を追っているのも事実。 行動履歴に関する規制が進むと、広告の関連性は下がらざるえない。一般的に消費者は、個人を特定しているわけではなくとも、自分の行動がトラッキングされているといわれると嫌がるだろう。業界側が啓蒙する必要が多分にある。 サードパーティクッキーが絶滅したらどうなる? 検索という意味ではリファラーデータがなくなるわけではないし、致命的ではない。他の広告システム(アドネットワーク、キャンペーン管理、アフィリエイトなど)の方が致命的だろう。 ブラウザーの設定でクッキーをブロックするユーザーも増えていく。同じく啓蒙活動がいる。 最近流行のリターゲティング広告、ユーザーにとってはどこまでが許容範囲か?離婚の弁護士を進められ続けたらどう思うか?行きすぎなパーソナライゼーションも同じ。 行動履歴問題に関しては、業界全体の啓蒙が必要。正しい技術と戦略を持つことも重要。 次はAntezeta Web Marketingのシーン・カルロス。歴史的にこの問題を見てみたい。 広告業界の有名な台詞。 広告費の半分は無駄になっている。問題はその半分がどこにあるのか分からないことだ。 ウェブが普及してきた頃(1996年~1997年)から、ウェブで可能となった行動履歴のトラッキング技術に関しては懸念の声はあった。2006年でもWall Street Journalは「クッキーはスパイウェア」と言い切った。2009年、ドイツではプライバシー問題からGoogle Analyticsの利用は禁止すべき、との声が上がった。 トラッキング技術はクッキーだけじゃない: 1. クッキー(ブラウザーテキストファイル) 2. Flash LEO(ブラウザークッキーと似ている) 3. リファラー(URLリファラー) 4. クリック(ウェブマスターツール) 5. ビーコン(画像やサーバーコール) トラッキングの活用法: ・ユーザーの行動履歴を取得 ・ユーザー毎に最適なコンテンツを表示 FTC(米連邦取引委員会)も、かなりの懸念をしている。 SEOの観点からのプライバシー問題。最大はキーワードのリファラー。クッキーも場合によっては関係してくる。 まだパニックになる必要はないが、マーケッターであれば、最低限の技術を理解し、議会の動向も確認しておきたい。 次にVincodoのティム・デイリー。 1998年頃からページのカテゴリーに基づいたバナー広告が表示されるようになった。ネットバブル崩壊の後、もっと高いROIを要求する声が広告主から上がった。バナー広告は衰退し、他のチャンネルに手法が移った。もちろん最大のチャンネルは検索、そしてGoogleだった。 [...]
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