2011年、SEO事業に新たに参入したい方へのアドバイス。 | SEO Japan

SEO Japan - 2011年2月14日(月) 13:02
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ここ数年は毎年「SEOはもう終わった」といわれつつも何故かしぶとく生き残ってきたSEOビジネス。昨年末はYahoo! JapanがGoogleを採用し、「これでSEO業者終わり。」的な話もあちこちで聞きましたがフタを開けてみれば「今までのSEOはもう古い。新しいSEOやりませんか?」と、相変わらず鳴り続けるSEOの営業電話に辟易している人も多そうです。同時に「SEOって、まだまだ儲かるんだ。俺も一儲けしよう。」と新たにSEOサービスを提供しようと考えている人もいるかもしれません。今回はSEO Bookからそんな希望に満ちたあなたに贈るメッセージ。 — SEO Japan 新しい年の幕開けと共に行われるのが、新年の誓いだ。 つまらない仕事から抜け出し、フルタイムのSEOと言う夢の職業に転身しようと目論む読者もいるのではないだろうか。大金が動く!注目の的になる!マット・カッツ氏とカンファレンスに出席する!良いことばかりが目につく。 それでは、この新生活がどのようなものになるのか真剣に考察してみよう。 苦労する SEOは苦労に満ちた世界である。 ビジネスを立ち上げたばかりの頃は資金難に陥るだろう。請求書は増える一方だ。しかも、グーグルは不親切にも半年間は上位にランクインしてくれないかもしれない。 半年では済まない可能性もある。 既に複数のサイトを上位にランクインさせたとしよう。アドセンス/アフィリエイトから安定した収益を得たとしよう。しかし、悪夢のアップデートが行われたら、状況は一変する。 グーグルのアップデートは、太刀打ちできないハリケーンのような存在であり、これといった理由もなくサイトを奈落の底に突き落とす。現実を直視すると、確かに自分の力で得たわけではないリンクを“多少”持っていたかもしれない。しかし、この手法を用いているのは自分だけではないはずだ。 他の人のサイトも罰せられていても慰めにはならない。SEOフォーラムで同じ立場の人たちに出会い、まるで世界が終ってしまったような気分になり、歯ぎしりするほど悔しくなるだろう。 当然だ。 グーグルがその夢を粉々に粉砕する爆弾を投下するよりも心が折れそうになる瞬間がある。グーグルは、“サービス”を改善するための取り組みだと言うが、本音は“楽しくて”仕方がないのだろう。 SEOフォーラムの仲間は、時には込み入った数式を介して、みんなのランキングが下がった理由を説明してくれるだろう。この説明は出鱈目であり、無視しても問題はない。善かれと思って説明してくれているのだろうが、根拠は何もない。別のフォーラムで得た情報が核心を突いている気がして繰り返しただけだろう。 悲しい現実だが、その理論を本当に試している人は最近ほとんどいない。 サイトが影響を受けていないと主張する人物はさらにたちが悪い。この人物は、周りの人すべてに最新のアップデートで、ついにグーグルが質の高いサイトに見返りを与えてくれたと偉そうに自慢するだろう。 心配しなくてもよい。この聖人かぶれのバカ者は次回のアップデートで地獄に落ちるだろう。歯ぎしりして悔しがる姿が目に浮かぶ。 SEO業界では、誰もが最終的に悔しい思いをするのだ。 この頃から、壁にかけたマット・カッツ氏の顔が邪悪に見えてくる。地獄の炎を背に赤みを帯びていると信じて疑わなくなる。 怖くなり、孤独を感じ、壁から外して引き出しの奥深くにしまい込むことになるだろう。 本気ですか? 先程も説明したような出来事は、本気かどうかを試す試練の一つに過ぎない。 本気なら、馬に再びよじ登り、鞍に跨り、前進しよう。あるいは、カウボーイではなくSEOなら、サイトを修正していこう。 その代わりに、パフォーマンスベースのSEOのライフスタイルは無理があると考え、SEOコンサルタントに転身することも可能である。SEOコンサルタントになるとプレッシャーから解放される。基本的にSEOの話をしてればいい。フォーラムで学んだことをそのまま伝えればよいのだ。 まず、謎めいた専門用語を集めよう – 潜在的セマンティックインデックスはオーディエンス受けが良い – そして、SMXウェブマスターワールド検索エンジンストラテジーズカンファレンスでの講演に応募しよう。次に、笑顔でマット・カッツ氏と肩を組み、酔っ払っているときに写真を取ること。この写真は、グーグルとの内部のつながりがあることを示唆する。最後に、手っ取り早くSEOコンサルタントのウェブサイトを構築して、世界中に公開する。「SEOのエキスパート」を自称しよう。何度も。 1つ問題がある。 SEOのエキスパートはまったく希少価値がない。インドだけでも、2,234万5,947人のSEOエキスパートがいる。そして、大半の仕事は週の飲み代よりも料金が低い。そのため、トニー・ロビンズ並みの営業スキルを持っている場合を除き、SEOコンサルタントとして独立するのは厳しいだろう。 SEOサービスを提供する企業に参加する人もいるだろう。これは若干容易な選択肢と言えるかもしれない。SEOの仕事に専念することが可能であり、SEOのことをよく知っていると主張する人達(実はそうでもない)と一緒に働くことになる。そして、同僚の多くはフォーラムに定期的に投稿している。 そのうち、クライアントの会社に向かい、敵意むき出しのデザイナーの前で、受賞経験のあるフラッシュのサイトをゼロから、出来ればシンプルなHTMLを使って、デザイン変更しなければならない点を伝えるのが楽しくて堪らなくなるだろう。 幸運を祈る。 活気のある意見交換を行った後、黒魔術のようなSEOの世界に別れを告げ、PPCの世界に足を踏み入れたくなるだろう。 PPCはSEOよりも遥かに容易である。と言っても、テキサス州並みに巨大な預金残高を持っていればの話だが。そんな大金を持っていないなら、予算調整に大幅に時間を奪われることになり、しかも、誤った場合は、信頼を大きく失ってしまうだろう。PPCは危険だ。しかし、少なくともマット・カッツ氏のサイン付きのポスターを引き出しから取りだすことは出来るはずだ。 カッツ氏を怖がる必要はもうない。 SEOコンサルタントおよびPPCコンサルタントとして惨敗しても絶望しないでもらいたい。簡単な抜け道が必ずどこかにあるはずだ。 ソーシャルメディアコンサルタントと言う道が残されているではないか。 ソーシャルメディアコンサルタントに転身 この仕事の素晴らしい点は、技術的な知識が一切要らないことだ。 パブリックリレーションズに関する本を読み、「フェイスブック」または「ツイッター」と言う用語を2行置きに挿入し、講演活動に励もう。「リーチ」、「オーディエンスとの共有」、そして、「コンバージェンス」等の決まり文句を繰り返し、これに「リツイート」等の新しい用語を織り交ぜるのだ。自信があるなら、クルートレイン・マニフェストの言葉、例えば“市場とは対話である”や“ハイパーリンクは階層を滅ぼす”を散りばめよう。 オーディエンスには受けるはずだ。誰も意味は分かっていないが、高額な料金を正当化することは出来るはずだ。 問題は、ソーシャルメディアコンサルタントになるのが、SEOコンサルタントになるよりも容易な点である。さらに、昨年からこの職業は大勢の人々から卑下されるようになっている。 「本業をやめるな」。これが私のアドバイスだ。 それでも皆さんは私の意見を無視するのだろう。 とにかく新年を大いに楽しんでもらいたい この記事は、SEO Bookに掲載された「Starting A [...]
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