新刊のFacebook本まとめ | ikedanoriyuki.jp | Tribal Media House, Inc.

ikedanoriyuki.jp | Tribal Media House, Inc. - 2010年11月14日(日) 00:45
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Facebook本、続々出てきましたね。

気になっている方が多いと思ったので、現状の把握のため、2010年11月14日現在における主要なFacebook本をまとめてみました。

新刊じゃない本も混じってますが、参考にしてください。

(1) 『facebook』(ベンメズリック著・青志社) 2010年4月17日発行

最近はあまり話題になっていませんが、5億人のユーザーを誇るFacebookがどう生まれ、成長してきたのか、創業者マーク・ザッカーバーグの今までの軌跡を描いています。年明け1月15日(こっそり>僕の誕生日の前日)には話題の映画、『ソーシャルネットワーク』も公開されることですし、ノウハウ本もいいですが、是非このタイミングでの一読をお勧めします。

ちなみに、映画ソーシャルネットワークのオフィシャルサイトはこちら

日本語字幕付きのトレーラーはこちら (2分)


(2) 『facebook完全活用本』(田中康英+facebookマーケティング研究会著・青志社) 2010年7月2日発行

完全活用本というタイトルの通り、アカウントの開設、友達リクエストのやり方、メッセージ送信、タグ付け、いいねボタン、グループやアプリ活用、ファンページ開設、他メディアとの連携、広告の作成・管理など、基本的な設定から活用まで一冊でカバーされています。前編白黒です。ガイドブックの中では一番ビジネス寄りかなぁ・・・という印象。


(3) 『Facebookポケットガイド』(青木理音著・毎日コミュニケーションズ) 2010年9月30日発行

ポケットガイドなので、ボリュームも150ページと少なめ。前編カラーです。個人としてFacebookを楽しむなら、このポケットガイドで十分かもしれません。一通りの使い方はわかるはず。でも、企業のSMM担当や代理店でクライアント対応をする人には少々物足りないかもしれません。


(4) 『facebookをスマートに使いこなす基本&活用ワザ』(田口和裕・毛利勝久・森嶋良子&できるシリーズ編集部著・インプレスジャパン) 2010年11月1日発行

できるポケットシリーズなので、サイズはちょっと小さめの参考書サイズ(上記ポケットガイドと同サイズ)。前編カラーです。『facebook完全活用本』よりも、ファンページ系の解説ととスマフォ連携のところがもう少し詳しい感じです。全般的に解説は細かく丁寧にされている印象。


(2)~(4)で紹介した3冊はどれもガイド本です。「使い方」は書いてありますが、マーケティング本ではありませんので、

  • 何のためにFacebookを利用するのか
  • そこから何が得られるのか
  • 企業が活用する場合の懸念点やポイント
  • KGI/KPIとしてのの効果測定

などには触れられていませんのでご注意を。

※『facebook完全活用本』には、ビジネス集客に活かせるファンページのつくり方、ということで、AISASとFacebookの関係についても考察がされていますがボリュームは2ページ程度です


(5) 『Facebookをビジネスに使う本』(熊坂仁美著・ダイヤモンド社) 2010年11月5日発行

タイトル通り、Facebookをビジネスに活用することに主眼が置かれています。Facebookは何で、どう使えばいいのか、という考察から始まり、まずは事例の考察。セミナーでよく紹介されるいくつかの事例が紹介されています。

その後、通販型ビジネス、個人ブランド型ビジネス、法人ブランド型ビジネスなどに分けて成功しているFacebookファンページの有名事例が紹介され、後半でいよいよファンページの開設法とポイント、ファンの増やし方、ターゲティング広告の活用法などに移っていきます。

Facebookの基本的な使い方は個人でアカウントも持ってるしOK、知りたいのはあくまでもビジネス活用としてのFacebookの使い方、ということであれば、現状この本が一番良いと思います(著者のセミナーを1回聴きに行くと思えば安いかも)


以上、新刊本のご紹介でした。ここからは個人的な意見です。

今後Twitterブームのときと同じように、猫も杓子もFacebook!になる空気が漂っていますが、現段階における成功事例はあくまでも全て海外のものであることを忘れてはいけません。米国はFacebookのネット人口普及率が60~70%とすでにとんでもないほど普及しています。一方、日本におけるmixiのネット人口普及率は15%強、Facebookに至ってはまだ2~4%程度です。また、Facebookはあくまでもある程度の期間をかけてユーザーとコミュニケーションを取っていく場所として最適なものであり、短期決戦のキャンペーン活用には(少なくとも現段階においては)向かないことも理解しておきましょう。

要は現段階における過剰な期待はご法度、ということです。少なくとも2011年前半くらいまでは、「成果を出す場所」ではなく「テストマーケティングをする場所」としての位置づけでちょうど良いと思います。

今後も続々とFacebook本は出版されると思いますが、皆さん、どうか焦らず、自社として優先すべき解決課題は何か、を先に考え、Facebookのファンページ開設が「目的」にならないよう十分注意してください

最後に。本を読むのもいいですが、まずはFacebookにアカウントを開設し、自分自身で3ヶ月程度使い倒してみましょう。で、積極的に企業のファンページに「いいね!」して、先行企業のFacebookマーケティングに触れてみる。そこから、自社がFacebookを活用して達成できそうなこと、できなそうなことが明確になっていくと思います

では、続きはFacebookでお会いしましょう!

※感想などあれば、ぜひこのブログのFacebookファンページまでコメントをお寄せください!

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