企業サイトのアクセスアップ。正しい施策の組み立て方【一人Web担必見】

企業のWeb担当者が一人でも取り組めるアクセスアップのコツを解説。Webの特性を活かした集客とは?
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Webサイトをリニューアルしたけどアクセスが増えない?

企業のWebサイトリニューアルを担当させていただくとき「リニューアルしたらアクセスアップしますか?」と聞かれることがありますが、はっきりと「リニューアルではアクセスは増えません」とお答えしています。

むしろ、肥大化したページ群の整理や導線の改善などを行うと、PV数は減る(無駄なクリックや迷子が減るので)ことも少なくありません。

デザインの改修やCMSのリプレイスなどが直接的にアクセスアップに貢献するわけではないので、アクセスを増やすにはWeb集客の施策を検討・実施する必要があります。

美味しいけどお客様が来ないラーメン屋

令和の時代にふさわしい、時代の先端を行く、辛いかしょっぱいかわからないけど鶏と魚介の出汁で、澄み切っていてコクのあるスープと、しなやかやストレート麺の美味しいラーメン屋が開店したとしましょう。

荒野のど真ん中に、ひっそりと。

荒野のラーメン屋

誰も歩いていません。
つまり、だれもお客様が来ません。

お店の看板にはしっかりと特長や味へのこだわりが伝わるように書かれていたとしても、それを見る人がいなければ、だれも来店してくれません。

まず、人が歩いているところに看板を出さなくてはなりません。もしくは、荒野ではなく人通りのある大通りに一発勝負で出店するしかありません。
ラーメンがどれだけ斬新で美味しいとしても、です。

底なしの広告予算があるわけではない

物理的に人が歩いているところにも、メディア上にも看板(普通は広告と呼ばれます)が必要です。そしてそれは、費用を伴います。

電柱広告、チラシ、ぐる◯び、食べロ◯、新聞広告、商圏の範囲に精一杯のことをしてまずはお店の存在を知ってもらう必要があります。それぞれに、月額数万円から数十万円の継続的な出費が必要です。

「食べてさえくれれば」「知ってさえくれれば」味に自信があればこそ、その高い壁を越えるのが大変であることが身にしみてくると思います。

企業のWebサイトも同じことです。アクセスを増やしたいのであれば、検索連動広告、バナー出稿、メルマガ広告、プレスリリースのワイヤー配信、SEO、SNS広告など、さまざまな施策が打てます。が、広告予算には限度があるのが現実です。

Web集客の特性を活かしたアクセスアップ術

企業のWebサイトが置かれているインターネットの世界は、キーワードリンクによって網が張り巡らされた情報空間です。

現実世界のラーメン屋では集客の打ち手も限定的ですが、Web集客にはその特性を活かしたアクセスアップの方法があります。
まず、その特性をよく理解しましょう。

ユーザーはコンテンツに集まる

現実世界では目的地までの経路における「交通=トラフィック」が、集客の起点になります。(いわゆる交通量調査をイメージしていただければわかりやすいでしょう)

一方、インターネットのユーザーは「コンテンツ」に向かって行動を起こします。たくさんのコンテンツを集積したWebメディアやポータルサイト、あるいはコンテンツの一部や性質を表す「キーワード」が、「トラフィック=交通」として集客の起点になるのです。

ラーメン屋が出店場所を選ぶことや看板の掲載先を選ぶことは、インターネットの中でどの情報のグループにリンクを設置するか?と、よく似ています。しかし、決定的な違いとして、物理的な限界がない(看板が置けないということがない)という点があります。
この違いを意識しないと、砂漠に水を撒くがごとく際限なく費用がかさむことになってしまいます。

主導権はユーザーの手の中

もう一つ、「ユーザーは1クリックで立ち去ることができる」という重要な特性があります。なかなかサイトを離脱できないような仕組みを作ることもできますが、いかがわしいサイトで使われる手法なので、企業サイトでは絶対にやらないほうがよいでしょう。

お店の場合、一度お店に入ったら立ち去るにはなにかしら口実が必要ですが、Webサイトはタブを閉じたりウィンドウを閉じたり、いとも簡単に断りもなく立ち去ることができてしまいます。

せっかく「コンテンツ」に引き寄せられて訪ねてきても、ちょっと気に入らなければやすやすと立ち去られてしまうのです。

 

続きは下記にてご覧いただけます。
▼企業サイトのアクセスアップ。正しい施策の組み立て方【一人Web担必見】(2/3)
https://getting-better.jp/access-up-ramen-190829/2/

 

本稿は、
Webに詳しくないWebマスターのためのブログ“Getting Better
https://getting-better.jp/
に掲載された記事です。
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