初代編集長ブログ―安田英久

PRの押し出しと企業サイトのノイズ化

Web担のなかの人

PR下手で損してる人(たち)に贈る日々のPRを続ける5つのコツ
http://gitanez.seesaa.net/article/90061373.html

会社でも、個人でも、自分(たち)ができること・やりたいことをうまく外部の人に理解してもらえてなくて損してるよなーと感じることがよくあります。

まわりにもっと自分(たち)ができること・やりたいことをわかってもらえば、いまよりやりたい仕事ができるようになるし、やりたいことをもっと楽にできるようになるのになーと、はたから見ていて感じるわけです。

ブログを書いている人ならば、「私はこんなことを考えています」「私はこんなことをしました」を自然に表出できていますよね。それを多くの人がやっている時代になって、ふと周りを見てみると、そうしないことで、損をしている人が多いんじゃないかと気づいてしまうわけですよ。棚橋さんは、そういった人を「PR下手」と表しています。

PRというと、会社の広報や製品のアピールといったことを思い浮かべるかもしれませんが、「私はこういう人間です」「うちの会社はこんな会社です」といったことを知ってもらうのが基本ですよね。

それなのに、積極的に表に出すのは営業寄りの情報ばかりで、第三者からみると、住氏のブログ記事「現状の企業サイトはノイズの固まりにすぎない」でいう、以下のような状態になってしまいがちなんですよね。

現状の企業サイトはノイズの固まりにすぎない
http://www.motoharusumi.com/……

しかし現実には、探している情報を見つけるまでの過程において、何かを売りつけようとするだけのために作られたようなメッセージを見せられてしまうことも多く、少なくとも僕は、そのたびに軽く苛立ったり、落胆したりします。そしてその苛立ちや落胆といったネガティブなイメージは、そのマーケティングメッセージを僕に押しつけようとしたブランドとセットになって、僕のエクスペリエンスの一部として残っていきます。

もちろん、結果として利益を出せなければ企業としては失敗なのですが、上記ブログに書かれている、うまくPRするということ、営業メッセージだけでなくユーザーが探しそうな情報を提供するということは、利益を出すことと相反するアクションではないはずだ、と思った週末でした。

この記事は、メールマガジン「Web担ウィークリー」やINTERNET Watchの「週刊 Web担当者フォーラム通信」に掲載されたコラムをWeb担サイト上に再掲したものです。

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