国土交通省が7月12日に発表した平成22年度(10年度)の宅配便取扱個数は、前年度比2.6%増の32億1983万個だった。ネット通販に対する需要拡大や、宅配便各社の営業努力が個数増に貢献した。宅配便の取扱個数が前年実績を上回ったのは3年ぶり。
宅配便取扱個数の内訳は、トラック運送が同2.8%増の31億9329万個。航空等利用運送は同0.9%減の2654万個。
トラック運送のトップはヤマト運輸の「宅急便」で、取扱個数は同7.0%増の13億4877万個。2位は佐川急便の「飛脚宅配便」で同6.1%増となる11億9404万個だった。
全体に占める上位2便のシェアは79.6%となっており、同2.8ポイント増と寡占化が進んでいる。
3位は郵便事業の「ゆうパック」。取扱個数は同31.4%増の3億4682万個だった。
航空等利用運送のトップは「飛脚航空便」で、取扱個数は同1.5%増の1143万個。2位は「宅急便タイムサービス」の477万個で同1.2%増だった。
・平成22年度宅配便等取扱実績について(国土交通省)
→ http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha04_hh_000034.html
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