米国アドビは4月20日(米国時間)、ラスベガスで開催した「Adobe Summit 2026」でエージェント型AIを活用した企業向け顧客体験オーケストレーションシステム「Adobe CX Enterprise」を発表し、日本語訳を4月21日に公開した。潜在顧客の発見・獲得からコンバージョン、ロイヤリティ促進まで顧客ライフサイクル全体を管理できる。2万以上のグローバル企業が利用するアドビのソリューションを基盤に獲得した専門知識を活用して開発した。
Adobe CX Enterpriseはアプリケーション群を横断する新AIエージェントと、統括する「Adobe Experience Platform Agent Orchestrator」で構成する。再利用可能な指示を「エージェントスキルカタログ」としてパッケージ化し、企業はそれを利用してカスタムワークフローを柔軟に構築できる。新機能「Adobe CX Enterprise Coworker」は定義されたビジネス目標を多段階のアクションへ変換し、複数エージェント間の業務を自動で調整する。
例えばクロスセルの実績を3%向上させたい場合、必要なオーディエンスセグメントやクリエイティブアセット(資産)、パフォーマンスのインサイトを自動で束ねてキャンペーン実行を支援する。オープンなエコシステムも強化され、「Amazon Web Services」「Anthropic」「Google Cloud」「IBM」「Microsoft」「NVIDIA」「OpenAI」とのパートナーシップを拡大。アドビとサードパーティのプラットフォームを横断したオーケストレーションが可能になった。
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