弁護士ドットコムが炎上や誹謗中傷を未然に防ぐツール「AI 炎上チェッカー」を公開

攻撃性、差別性、誤解を招く表現の3つの観点から内容を評価、βテストの参加者募集

法律相談サイトや契約プラットフォーム事業の弁護士ドットコムは、SNS上での炎上や誹謗中傷を生成AI(人工知能)を活用して未然に防ぐリスクチェックツール「AI 炎上チェッカー」を4月7日に発表した。インターネットサービスに投稿する前に投稿内容の誹謗中傷性や炎上リスクをチェックできる。クローズドβテストの参加者をインフルエンサーや企業広報、法務部門、メディア運営者、広告代理店などを対象に4月18日まで募集する。

弁護士ドットコム、 炎上や誹謗中傷を未然に防ぐ「AI 炎上チェッカー」を公開

投稿予定の文章を入力すると、「攻撃性」「差別性」「誤解を招く表現」の3つの観点から評価する。リスクがあった場合はアドバイスを提示し、より安全な表現への改善を促す。チェック後の投稿内容は各種SNSへ直接投稿が可能。同社の研究機関の調査によると、誹謗中傷を行った経験のある回答者の約5割が自らの投稿が誹謗中傷に該当すると認識していなかったことから、無意識の加害リスクを減らすことを目的に開発した。

インターネット上での誹謗中傷問題の深刻化で、4月施行の情報流通プラットフォーム対処法でSNS事業者は誹謗中傷投稿の被害者への迅速な対応が義務付けられた。投稿者自身も言動に対する責任が強く求められる時代となっている。AI 炎上チェッカーは弁護士ドットコムが運営する無料法律相談サービス「みんなの法律相談」と連携し、投稿が原因で法的トラブルに発展した際には類似事例の閲覧や弁護士への法律相談もできる。

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