学歴フィルターはまだ存在する? 6割以上が「学歴が就活に影響する」と回答【アクシス調べ】
学歴社会は今も健在? 採用担当者では約4割が「学歴を重視する」と回答。
11/7 8:10 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
アクシスは、「学歴フィルターに関する国内の意識調査」を実施した。就業経験がある20代~60代の男女300人が回答している。
専門学校・高卒者の年収、40代では「300万円未満」に集中
まず、20代の年収について、卒業した大学・専門学校別にみると、国公立大学やMARCH出身者は「400万円」の層に集まった一方で、その他私立大学、専門学校、高校出身者では「300万円未満」となる傾向が見られた。
30代の年収について同様にみると、国公立大学や早慶上智出身者では「600万円以上」の年収層が一定数存在したが、その他私立大学や専門学校、高校出身者では「600万円以上」の層は比較的少なく、収入の差が見られた。
40代の年収について同様にみると、上位校出身者では「700万円以上」の高収入を得る人もいた一方で、その他私立大学や専門学校、高校出身者では300万円帯に集中しており、その差が顕著となった。
65%の人が「学歴フィルターは存在する」と回答
続いて、学歴が就職の際にどの程度影響したと思うかを聞くと、「影響があった」は合計で63%、「影響がなかった」は31%となった。
また、採用時に学歴フィルターが存在すると感じるかを聞くと、合計で65%の人が「存在している」と回答した。
さらに、採用を担当している人に対し、学歴をどの程度重視するかを聞くと、「非常に重視する」が6%、「ある程度重視する」が34%となった。企業の採用プロセスにおいて、学歴よりもスキルや適性が評価される傾向が強まっている一方で、学歴フィルターが根強く残っていることがうかがえた。
調査概要
- 【調査対象】日本国内の就業経験がある20代〜60代の男女
- 【調査年月】2024年10月12日
- 【調査機関】自社調べ
- 【調査方法】インターネット調査(クラウドワークス)
- 【有効回答数】300名(回答者の年齢構成:20代:25名、30代:98名、40代:139名、50代:34名、60代:4名)
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