インターネット広告費はやや増加傾向。動画広告やCTV広告に注目【CARTA COMMUNICATIONS調べ】

半数近くの人が広告予算の「7割以上」をインターネット広告に投下。

CARTA COMMUNICATIONSは、2024年上期のインターネット広告市場動向に関する調査を実施した。Web広告の課題やトレンドについて、国内のデジタルマーケティング関係者110名が回答している。なお、本調査は2020年7月から半期ごとに実施しており、今回の調査は第9回となる。

インターネット広告費はやや増加傾向。動画やCTVに注目

2023年下期(7-12月)と2024年上期(1-6月)を比較 広告費の増減

まず、2024年上期のインターネット広告費について、2023年下期と比べたところ、34.5%の人が「増加した」と回答した。特に「やや増加(下期比110%以上)」は30.9%にのぼっており、「減少」は31.8%、「同程度」は33.7%となった。

【取引手法別】2023年下期・2024年上期を比較した市況感

取引手法別でみると、ビデオ(WEB動画・コネクテッドTV)の数値が高く、前回調査(半年前)からは微減したものの、継続して予算増の傾向が見られた。

広告予算におけるデジタル広告比率

また、広告予算におけるデジタル広告の比率を聞くと、「ほぼデジタル」は26.4%、「7~8割程度」は18.2%となり、合計で44.6%の人が予算の「7割以上」をデジタルに投下していることがわかった。

オンライン/オフラインの統合提案・統合指標について

また、オンライン/オフラインの統合に関する取り組みをしているかを聞くと、34.6%の人が「はい」と回答。「興味はあるが取組/提案できていない」との回答も31.8%にのぼっており、今後も拡大の余地があることがうかがえた。

調査概要

  • 【調査手法】 メール配布によるアンケート調査
  • 【調査時期】2024年7月16日(火)~7月29日(月)
  • 【調査対象】広告主、広告会社、媒体社、メディア、プラットフォーマー、テクノロジー・ソリューションベンダー、メディアレップなどインターネット広告市場に関係のある方
  • 【有効回答数】110
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