CARTA COMMUNICATIONS(CCI)は、「2023年下期インターネット広告市場動向」「これからの広告指標」に関する調査結果を発表した。アンケートに国内のデジタルマーケティング業界の関係者127人が回答しているほか、広告主のキャンペーン費用の規模・推移を調査するツール「CCI 360 Programmatic Display Market Analytics」での分析をもとにしている。
「運用型(ディスプレイ)」「検索広告」がポイントアップ
それによると、2023年下期の広告費は「2023年上期と比べ大きく増加した」11.8%、「やや増加した」22.0%で増加傾向が強い。
運用型ディスプレイ広告市場の状況としては、コロナ禍を抜けてキャンペーン費用が急上昇し前年から倍増している様子が見てとれる。
取引手法別でみると「運用型(ディスプレイ)」「検索広告」がポイントアップしていた。
2023年通期での景況では数値を伸ばした業種が多く、飲料・嗜好品は200%を超えている。なお「マーケティングやキャンペーンの成果・効果・分析・レポートで提供したい指標」については、「ROAS(広告の費用対効果)」が倍近い増加を見せた。
調査概要
- 【調査対象】広告主、広告会社、媒体社、メディア、プラットフォーマー、テクノロジー・ソリューションベンダー、メディアレップなどインターネット広告市場に関係のある人
- 【調査方法】メール配布によるアンケート調査
- 【調査時期】2023年12月4日~17日
- 【有効回答数】127
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