アスクルがLoop Japanとリユース容器を使う商品販売実験「Loop Professional for ASKUL」開始

通信販売事業のアスクルは、リサイクル事業の米国テラサイクルの子会社で循環型ショッピングプラットフォーム「Loop」を日本で運営するLoop Japanとともに、リユース容器を使った業務用商品販売プラットフォーム「Loop Professional for ASKUL」の実証実験を3月に始めた、と4月10日発表した。アスクルのBtoB(企業間取引)サービスの顧客が対象となる。

BtoBでの容器リユースモデルを構築し、プラスチック廃棄削減につなげる。期間は参加企業ごとに個別設定し、最低3カ月以上を想定する。実験を通じて本サービス展開への課題を調べる。具体的には、リユース容器の回収、洗浄、充てんなどのオペレーションの課題抽出、各プロセスでのコスト検証、リユース商品開発のためのBtoBの顧客ニーズの収集を行う。

ループジャパンの容器リユースモデルをアスクルの物流・流通の枠組みの活用でアスクル顧客に提供する。東京都、神奈川、千葉県をはじめとする首都圏で開始し、地域を順次拡大する。対象商品は①業務用アルコール対物用アルコール除菌剤②殺菌・消毒用手洗い石けん(希釈タイプ)③殺菌・消毒用手洗い石けん(泡ハンドソープ)で、いずれも容器容量は10L。