やはり友情・努力・勝利は大切? 少年ジャンプ作品のゲームを遊ぶ女性は「協力プレイ」を重視【スパコロ調べ】

「お気に入りキャラがいる」「好きな作品のゲームである」などが、一般平均の倍近い数値に。

スパコロは、スマホゲームアプリの利用実態に関する調査結果を発表した。プレイ時間、プレイするタイミングのほか、関連コンテンツとして「週刊少年ジャンプ」(集英社)およびそのゲームアプリについて、全国の15~69歳女性8,852人から回答を得ている。

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60代以上でも2割超がスマホゲームを楽しんでいる

まず「ふだんスマホアプリのゲームで遊んでいるか」を聞くと、「している」は36.8%(3,143人)。年代別で見るとやはり若年層ほど高く10代は59.2%と過半数に達する。一方で、50代で28.1%、60代以上でも23.6%と、スマホゲームを楽しんでいる人が一定数存在する。

スマホゲーム利用者3,143人に「1日あたりのプレイ時間」を聞くと、「1時間未満」25.3%、「1時間くらい」26.8%、「2時間くらい」25.9%、「3時間くらい」11.1%、「4時間くらい」5.2%、「5時間以上」5.8%となった。年代別だと、やや若年層のほうが長めだが、プレイ経験ほど顕著な差はなかった。

「ふだんどんなときにスマホゲームをするか」を聞くと、「自宅でくつろいでいるとき」51.8%、「空いた時間があればいつでも」34.2%、「やることがないとき」33.7%、「寝る前にベッド・布団のなかで」29.3%、「休日のまとまった余暇」23.2%が上位だった。「通勤・通学時間」は全体では15.5%と低いが、年代別では10代で28.4%に達しており、高年層は“娯楽”、若年層は“ひまつぶし”といった傾向差が見られる。

ジャンプ作品とそのスマホゲームでは「ドラゴンボール」が一番人気

この調査では、利用実態調査の一例として「週刊少年ジャンプ」のコンテンツおよびゲームアプリに焦点を当てている。まず週刊少年ジャンプ作品のうち「概要がわかるもの」を聞くと、「ドラゴンボール」55.5%、「ONE PIECE」50.9%が半数超え、それに「北斗の拳」34.6%、「NARUTO」33.3%、「HUNTER×HUNTER」26.0%が続いた。年代別ではやはりそれぞれの年代の人気作が上位に並ぶ。トップ5のうち他年代にない作品として、10代は「Dr.STONE」、20代は「BLEACH」、30代は「テニスの王子様」、40代・50代・60代以上は「聖闘士星矢」の名前があがった。

上位5作品「ドラゴンボール」「ONE PIECE」「北斗の拳」「NARUTO」「HUNTER×HUNTER」を題材とするゲームアプリについて、知っているか・プレイ経験があるかを聞くと「ドラゴンボールZドッカンバトル」(認知率20.8%、利用経験率6.2%、現在アプリ保有率4.8%、月1回以上アプリ利用率3.8%)が1位で、「ONE PIECEサウザンドストーム」(認知率11.0%、利用経験率4.1%、現在アプリ保有率2.8%、月1回以上アプリ利用率2.6%)がそれに続くなど、作品自体の認知率とゲームの認知率は同じ順だった。

最後に、ゲームアプリ利用者に「プレイするアプリを選ぶときに重要視していること」を聞くと、「課金せずに楽しめること」42.4%、「操作やルールが分かりやすいこと」32.3%、「長く遊べること」26.5%が上位だった。

これを週刊少年ジャンプ関連アプリユーザーに限ると、これらの項目は平均より低かった。一方で、「お気に入りのキャラがいること」は平均11.1%に対しジャンプアプリユーザーだと21.1%が重視していた。そのほか「ビジュアルが美しいこと」「好きなアニメ・マンガの作品であること」「協力してプレイできること」も平均より重視していた。キャラクターやビジュアルは作品そのものだが、キャラの関係性にも関わる“協力プレイ”もファンの女性にとって大切な部分と推察される。

調査概要

  • 【調査対象】全国15~69歳女性
  • 【調査方法】インターネットリサーチ
  • 【調査時期】2021年12月12日
  • 【有効回答数】8,852名(全国の人口構成に合わせたウェイトバック集計を実施)
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