「Twitter」の投稿で取締役を解任、精神疾患を患う人の尊厳を傷付け差別を助長する恐れ

キャンピングカーシェアプラットフォーム展開のCarstay、役員報酬を支援団体に寄付へ

キャンピングカーシェアプラットフォームを展開するCarstayは、同社の田端信太郎・取締役兼最高マーケティング責任者(CMO)を9月7日付で解任した、と同日発表した。田端氏が9月4日に「Twitter」に投稿した発言が精神疾患を患う人の尊厳を傷付け差別を助長する恐れがあり、取締役として不適切と判断した。9月7日に開いた臨時株主総会で決めた。

田端氏の投稿は個人の立場での発信で、Carstayの事業運営方針とは関連性がないものの、同社は事態を重く受け止めた。投稿後に田端氏から報酬返上の申し出があり、9~11月の3カ月間、役員報酬を30%減俸する、と9月6日に公表していた。しかし9月7日になって取り下げ、3カ月間分の役員報酬を精神疾患のある人を支援する団体に寄付することにした。

Carstayは「社内のコンプライアンス規定も整備し、今後、社員教育を一層強化するなど再発防止策を徹底してまいります」としている。田端氏は1975年10月生まれ。慶応大学経済学部卒業後、NTTデータ、リクルート、ライブドア、NHN Japan(現LINE)、スタートトゥデイ(現ZOZO)を経て2020年8月にCarstayのCMOに就き、2021年3月から取締役を務めていた。

Carstayが発表した文書
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