サイバーエージェントが検索連動型広告のCVRを改善する「極予測LP」の提供を開始

「効果予測AI」を活用して配信前に広告効果予測値が高いランディングページを制作

山川 健(Web担 編集部)

2021年6月24日 7:01

インターネット広告事業のサイバーエージェントは、検索連動型広告のCVR(コンバージョンレート)=顧客転換率=を改善する仕組み「極予測LP(キワミヨソクエルピー)」の提供を始める、と6月23日発表した。同社の「効果予測AI(人工知能)」を活用し、配信前に広告効果予測値が高いランディングページを制作。効果があった場合のみ制作費を成功報酬にする。

極予測LPは、流入元の検索連動型広告で配信される各広告グループに合わせてランディングページを個別に最適化する。各広告グループで現在配信していて最も効果がある既存のランディングページに対し、極予測LPで大量に制作したランディングページのCVR効果予測値を競わせ、既存よりも予想値が上回った新しいクリエーティブだけを配信する仕組みとなる。

ランディングページの制作後は、同社のサーバーでページを公開。そのため、広告主が対応する必要があったコーディングやサーバーアップなどの作業が不要になり、制作から配信開始までの時間が短縮。迅速な運用改善と広告効果向上が期待できるという。先行テストでは、極予測LPで制作したランディングページは既存ページと比べてCVRが最大134%改善した。

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