SMTがクラウド型のコンテンツマッチングサービス「Ballooon RW『とりもち』」を開始

閲覧記事や商品のテキストを解析、サイトが保有する類似性の高いコンテンツを自動表示

山川 健(Web担 編集部)

2020年10月8日 7:02

ソニーグループのマーケティング技術事業会社、SMNは、グループでマーケティングソリューション事業のSMTが、クラウド型のコンテンツマッチングサービス「Ballooon RW(レコメンドウィジェット)『とりもち』」を10月7日に始めた、と同日発表した。ウェブサイトで閲覧している記事や商品などのコンテンツをテキスト解析し、サイト運営者が保有する類似性の高いコンテンツを自動で表示する。

配信イメージ

サイト内のコンテンツをそのサイトが持つ知識とみなし、独自開発のアルゴリズムによってコンテンツ内に含まれるキーワードだけで「知識ネットワーク」を自動的に生成。データの量や言語の種類に左右されることなく、間接的につながりがあるキーワードも考慮してコンテンツ同士の関連性を計算する。人間の感覚に近い自然な形で類似性を判定することから、自然な形で有益な情報が提供できる。

自動生成例

コンテンツが大量にあるもののユーザに見てもらえていない、といったサイトの課題を解決。保有するコンテンツの有効活用が可能になり、サイトの回遊率を高められる。ウェブマガジンとECサイトの商品といった複数ドメインに対応し、相互送客につなげられる。Cookieは利用しない。とりもちは、SMTのメディア支援プラットフォーム「Ballooon(バルーン)」の機能として、サービスに加えられた。

配信例

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