電通デジタルがビービットと「UXインテリジェンス」を備えたUX組織立ち上げ・運用を支援

電通グループでビービットに出資し業務提携を拡大、優れたUXの好循環を生み出す組織運営が可能に

小島昇(Web担編集部)

2020年7月28日 7:02

電通グループでデジタルマーケティング事業の電通デジタルは、デジタルマーケティング支援のビービットと提携領域を拡大した業務契約を締結した、と7月27日に発表した。企業内でUX(ユーザー体験)組織の立ち上げと運用を支援するソリューションを共同で開発・提供する。電通グループとしてビービットに出資し、資本業務提携となった。

 

電通デジタルとビービットは2017年3月、「デジタルマーケティングにおけるUX変革支援」で業務提携し、UX改善や新サービス開発のプロジェクトを3年以上提供してきた。今回、提携領域を拡大した「UX組織開発・運用ソリューション」では、戦略策定▽組織設計▽組織運営▽人材開発▽データ活用基盤開発--などを提供していく。

企業内UX組織の立ち上げ支援では、データやテクノロジーを活用して優れたCX(顧客体験)をつくる「UXインテリジェンス」を組織に組み込む。保有する自社データやマーケティング活動で収集したデータを良質なUXに転換して顧客のエンゲージメント(関係・信頼性)を高め、さらなる事業成長につなげる。好循環を生み出す組織運営が可能になる。

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