博報堂DYホールディングスとNTTデータがマーケ分野での分散型台帳技術活用で協業を開始

博報堂DYグループのマーケデータ基盤「生活者DMP」上で同技術活用のデータ監査基盤構築

山川 健(Web担 編集部)

2018年8月7日 7:00

博報堂DYホールディングスとNTTデータは、マーケティング分野での分散型台帳技術の活用推進に向けて協業を始めることで基本合意した、と8月6日発表した。新たなビジネス開発と社会実装を加速させる。分散型台帳技術は、インターネットなどオープンなネットワーク上で高い信頼性が必要な金融取引や重要データのやり取りを可能にする技術を指す。

協業の第1弾として、博報堂DYグループのマーケティングデータ基盤「生活者DMP(データマネジメントプラットフォーム)」上で分散型台帳技術を活用したデータ監査基盤の構築を目指す。生活者の情報・購買行動データや価値観などの意識データ(生活者データ)、クライアント企業の顧客データなど、さまざまなデータを安全に取り扱うことを目的にする。

データ監査基盤を構築してマーケティング活動のデータ利用に適用すると、生活者DMPを中心にしたデータ流通・活用時のトレーサビリティ(追跡可能性)が担保でき、信ぴょう性の高いデータ提供が可能になる。今後両社で本格的に技術を検証し、生活者DMPの取り扱いデータや利用企業の拡大、企業間のデータ連携促進、新ソリューション開発を進める。

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