トランスコスモスの中国子会社が同国ネット関連大手のテンセントから広告代理権取得

ソーシャルネットワーキング「WeChat」をはじめテンセントの全サービスの広告を配信

ITアウトソーシングサービスのトランスコスモスは、100%出資する中国子会社のトランスコスモスチャイナが、中国のインターネット関連大手、テンセントから広告代理権を取得した、と4月20日発表した。同国の顧客企業に対し、テンセントの全サービスの広告が配信できるようになった。テンセントはインスタントメッセンジャー「QQ」、ソーシャルネットワーキングツール「WeChat」、ポータルサイト「QQ.com」やゲーム、ビデオなどのサービスを展開している。

テンセントによると2017年12月現在、WeChatのアクティブユーザー数は10億人、QQは同7億8000万人という。トランスコスモスは広告代理権を取得したことで広告配信を迅速に低コストで提供すると同時に、最新サービスの情報提供やテンセント提供ツールの活用を通じ、顧客企業のマーケティングを支援する。中国ではテンセントと、検索サービスの百度(バイドゥ)、Eコマースのアリババの3社がインターネット事業の中心で、各社の頭文字から「BAT」と呼ばれる。

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