最新マーケティングを議論する「WFAグローバルマーケターカンファレンス」2018/5/17に日本で初開催
日本アドバタイザーズ協会は、グローバル企業のCMOや世界のトップマーケターが一同に集まって、最新のマーケティングについて議論する国際会議「WFAグローバルマーケターカンファレンス」を2018年5月17日(木)に六本木東京ミッドタウンで開催すると発表した。
本カンファレンスは、世界最大の広告主団体であるWFAグローバルマーケターカンファレンス(World Federation of Advertisers:世界広告主連盟)の主催により毎年各国で開催されている。
WFAグローバルマーケターカンファレンス開催に先立ち、12月5日(火)にプレセミナーを実施した。
グローバルマーケターの感じている5つの課題
登壇したWFAのRobert Dreblow氏は、グローバルのマーケターが課題と感じていることを5つ挙げ、その理由について説明をした。
- デジタルフォーメーション
- エージェンシーパートナーの見直し
- メディアの透明性
- アドフラウド
- ブランドセーフティ
消費者の行動はスマホの登場によって大きく変化した。それに伴って、広告主も変化せざるを得なくなった。こういった変化によって、広告主とエージェンシー(広告代理店など)との付き合い方にも変化が生まれている。
さらに問題になっているのは、メディアの透明性やアドフラウド(広告詐欺)、ブランドセーフティ(ブランド毀損)といったことだ。
広告主が投資した広告費のうち60%は代理店やDSPなどに消え、さらにそこからアドフラウドで10~30%ほど消えていき、最終的にコンテンツ提供元のパブリッシャーには28%しか残らないという事実がすでに2014年のデータで明らかになっている。
また、ブランドセーフティでは、ISIS(イスラミックステイト)といった組織と並んで広告が出てしまうといった問題もある。
こういった課題に対して、広告主側が能動的に動いてメディアの透明性を高めていく必要がある。グローバルではこのような内容が議論されている。
日本は、世界でも3位の広告市場である。その日本で、世界のCMOが100人も集まる大規模なカンファレンスを行うことは意味があると感じているとWFAのRobert Dreblow氏は述べた。
WFAグローバルマーケターカンファレンス開催概要
- 日時:2018年5月17日(木)
- 会場:東京ミッドタウン
- 主催:WFA(世界広告主連盟)、公益社団法人日本アドバタイザーズ協会
- 申し込み:1月15日(月)から参加受付を開始する。日本アドバタイザーズ協会のサイトにて
WFAとは、ベルギー・ブリュッセルに本部を置く、世界最大の広告主団体。世界54ヶ国の広告主企業と団体で構成され、構成メンバーの総広告費は世界のマーケティングコミュニケーション費の90%にのぼる。WFAが発信する調査やステートメントはマーケティング業界において大きな影響力を持ち、常にその動向が注目されている。毎年各国にて開催されるWFAグローバルマーケターカンファレンスには世界のトップマーケターが集い、最新のマーケティングやコミュニケーションについて議論が行われる。
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