Datoramaとエム・データの「TVメタデータ」が連携開始、テレビの放送とデジタル施策を統合して分析可能
テレビのオフラインデータとデジタル施策の相関を見て全体のマーケティング予算を最適化
2017/10/26 7:00 マーケティング/広告
マーケティング・インテリジェンスツールのDatorama(デートラマ)は、エム・データが提供する「TVメタデータ」との接続を開始すると10月25日に発表した。
Datoramaは、各所に散在するデータを一元化してマーケティングの意思決定を支援するプラットフォーム。エム・データが提供する「TVメタデータ」と接続することで、テレビの放送実績データ、デジタル広告、ソーシャルの口コミ、売り上げやCRMデータなどをすべてDatoramaで統合して分析できるようになる。
「TVメタデータ」は、テレビ番組やテレビCMを24時間・365日モニタリングしてテキスト化したデータベース。自社あるいは競合他社の「商品」「サービス」や「人物」「トピック」が、「いつ」「どの番組で」「どのように」放送されたかを確認できる。
今回の連携により、テレビ番組やテレビCMとデジタル施策の相関を見たうえで全体のマーケティング予算配分の最適化が可能になる。たとえば、テレビの出稿が足りていない部分をデジタル広告で補完するといった運用や、結果として総合的にブランドリフトにつながったのかどうかを分析できる。
Datoramaは、今後の予定として同社が開発する人工知能(AI)である「Datorama Genius」との連携も視野に入れており、将来はテレビの放送実績データとデジタル施策のデータをあわせてAIが分析する新たなマーケティングデータ統合・分析ソリューションを構想しているという。
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