凸版印刷が電子チラシをスマートフォンにダウンロードできるテーブル型サイネージ開発

「カタログ TakeOut」、直感的な操作で持ち帰ることが可能、西日本シティ銀行が採用

凸版印刷は、タッチパネル式のテーブル型デジタルサイネージ(電子看板)「カタログTakeOut(テイクアウト)」を開発した、と6月26日発表した。画面上に本棚のように陳列した電子チラシなどのデジタルコンテンツを直感的な操作でスマートフォンなどにダウンロードして持ち帰ることができる。観光施設や商業施設、流通・小売り、金融、不動産業界などに向けて6月下旬に販売を始める。第1弾で西日本シティ銀行が採用し、福岡市中央区の店舗に4台設置した。テーブル型サイネージ上でカタログを見ながら資金運用を相談し、気になったカタログをその場でダウンロードする新しいデジタルサイネージとして好評だという。

店頭でのデジタルサイネージの活用が増加する一方、閲覧した情報は持ち帰ることができないため、簡単な操作によってデジタルコンテンツでスマートフォンなどの端末に保存する方法が求められていた。カタログTakeOutは、テーブル型デジタルサイネージの所定の場所にスマートフォンを置き、画面上に本棚のように陳列した電子書籍や電子パンフレット・チラシなどを実際に取り出すように、画面を指でなぞることで手軽にダウンロードが可能。観光地でのパンフレット配布や、店頭でのカタログ配布などに適している。企業のブランドカラーやロゴに合わせたカスタマイズもできる。32インチディスプレイで300万円から。

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