米国では消費者のモバイルへの移行で電子メールの利用時間が増加、気軽な通信手段に

アドビ調査、電子メールに使う時間は前年比17%増、スマートフォンがパソコン上回る

アドビは、米国本社が実施した2016年度電子メールに関する調査で、同国では消費者のモバイルへの移行によって電子メールの利用時間が増加していることが分かった、と10月21日発表した。電子メールが進化し、インスタントメッセージや絵文字の利用も進んでスマートフォンで電子メールを利用する人が増え、電子メールは気軽な通信手段になっているという。

調査は事務系の仕事に従事する1000人以上の米国人を対象にした。電子メールに使う時間は前年比で17%増加した。電子メールをチェックする機器はスマートフォンがパソコンを上回り、仕事のメールを主にスマートフォンでチェックするとした層も前年比で21%増えた。仕事用ではスマートフォンが45%、パソコンが49%、プライベートでは各63%、29%だった。

平日に電子メールに使う時間は7.4時間で、仕事のメールのチェックに4時間強、プライベートのメールのチェックに3.3時間使用している。前年比でプライベートのメールの時間は6%増、仕事のメールの時間は28%増だった。常時接続の電子メール文化が確立されたといい、企業のマーケティング担当者は消費者に電子メールでいつでも接触できる、としている。

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