マーケティングオートメーション大手のマルケトは、会計や家計簿などお金を扱うプラットフォームを提供するマネーフォワードが、マルケトのプラットフォームを導入したと10月14日に発表した。
マネーフォワードは、BtoC向けには自動家計簿・資産管理サービスを、BtoB向けには会計や請求書などのクラウドサービスを提供している。同社は、マルケトを導入する前は次の課題を抱えていた。
- ユーザーと細やかなコミュニケーションをとりたい
- マーケティング施策の効果を可視化したい
- マーケティング・営業・カスタマーサポートをより連携したい
導入当初は、ビジネス向けクラウドサービス「MFクラウド会計」でパーソナライズされたメールを送信する施策を実施し、顧客のニーズにいち早く対応することで有料会員化の促進に成功。現在は、ほかのプロダクトでもマルケトを活用している。
マネーフォワードは、マルケトを導入したことにより約半年で次の効果を得られたという。
- 有料会員に転換するまでの期間が半分に短縮
- 利用状況に合わせたフォローアップメールで、KPIの1つである金融機関登録率が2割改善
- リードナーチャリングを一貫して行い、組織を横断して良質な見込み顧客が増加
- 見込み顧客データとSFA(Salesforceの営業支援ツール)を連携して社内オペレーションを改善
- ツールを利用するスキルにかかわらず組織を横断して複数メンバーで利用