「ゼロパーティデータ」(Zero-Party Data、ZPD)は、「顧客が企業を信頼し、自発的に提供する情報」を指す。
「1st Party Data」は、「氏名・住所・生年月日」など、会員登録などにより企業が直接取得したデータなのに対し、ゼロパーティデータは顧客側が積極的・意図的に提供する情報であり、「趣味嗜好・購入意向・要求」など、さらに深掘りされたデータとなる。Webアンケートやヒアリングによる収集が基本的手段となっている。
なお段階が異なるものでは、データの保有企業からデータを入手する「2nd Party Data」、消費者調査データなどをもととする「3rd Party Data」もある。近年は個人情報保護が強化されており、“顧客の意図・意志”を明確化できるゼロパーティデータは、重要性が増しているといえるだろう。