Koeeruと香港FIMMICKが協業、香港と台湾でのデータ活用で新たなソリューションを提供

ゼロパーティデータを活用したデータ基盤構築と高度なデジタルマーケティングを開始

小島昇(Web担編集部)

3月13日 7:01

顧客の声(VOC:Voice of Customer)に特化したマーケティング事業のKoeeru(コエル)は、デジタルマーケティング事業の香港FIMMICKと協業を開始したと3月12日に発表した。個人が自ら企業に提供するゼロパーティデータを活用したデジタルマーケティング支援を香港と台湾で事業を展開する企業に提供する。ゼロパーティデータの収集から分析、活用までのデータ基盤構築とデジタルマーケティング施策をトータルで支援する。

KoeeruとFIMMICK、ゼロパーティデータを活用したデータ基盤構築とデジタルマーケティングで協業

Koeeruのゼロパーティデータ収集の仕組みをFIMMICKのデータ基盤構築とデジタルマーケティング事業に連携し、FIMMICKの既存顧客のデータ基盤とデジタルマーケティング事業で精度の高いターゲティングとパーソナライズされたキャンペーンを実施する。また、Koeeruの実績が多い旅行業や観光業に加えて、小売、飲食、エンターテインメントなど他の業界にも両社で同様のマーケティングソリューションを展開する。

香港や台湾を目指す日本企業に現地市場の調査と分析、進出戦略を策定し、FIMMICKの現地ネットワークを活用して日本企業のマーケティング活動を支援する。個人情報保護規制が強化される中でゼロパーティデータが注目されているが、バラバラに蓄積されてデータ基盤と連携がなかったり、戦略の構築から施策の実行、効果測定、改善プロセスに利用されなかったりしている。こうした問題を解決するため両社の強みを生かして協業する。

協業の概要

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