キャッシュレス決済とは、現金を利用せずに支払を行うこと。政府は、2018年4月に「キャッシュレスビジョン」を公表し、キャッシュレス決済の普及・拡大を目指してきた。経済産業省 商務・サービスグループ キャッシュレス推進室による「キャッシュレス更なる普及促進に向けた方向性」(2022年9月28日)では、「キャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度、将来的には世界最高水準の80%を目指す」としており、企業間取引はもちろん、個人の支払においてもキャッシュレス化が進んできている。
●特徴
キャッシュレス決済であれば、現金の持ち合わせがない場合にも買い物をして支払うことができる。また、レジ前で現金を数えて受け渡すための時間を削減でき、スピーディに決済が行えるという特徴がある。支払履歴が残ることもメリットの1つだ。
ただし、キャッシュレス決済を行うためのスマートフォンのアプリ、クレジットカードやデビットカードなどを事前に用意しておく必要がある。また、店舗によって利用できるキャッシュレス決済の種類が決まっているので、利用したい店舗がどれに対応しているかを確認しておくことが大切になる。なかには、現金決済のみで、そもそもキャッシュレス決済未対応の店舗もある。
●種類
現在利用されいてるキャッシュレス決済には、主に、カードを使う方法、スマートフォンを使う方法がある。
カードを使う方法には、クレジットカードを利用するもの、デビットカード(決済後すぐに銀行口座から利用金額が引落されるカード)を利用するものがある。クレジットカードのなかには、より簡単に利用できるように、専用リーダーにかざすだけで決済できるものもある(例えば、Visaのタッチ決済)。
なお、クレジットカードやデビットカードも、スマートフォンのアプリでも利用可能になってきている。
スマートフォンを使う方法には、Apple PayやGoogle Payのように、スマートフォンを専用のリーダーにかざして利用するもの、PayPayや楽天ペイ、au PAYのようにQRコードやバーコードを利用するものがある。
SuicaやPASMO、WAONやnanacoといった電子マネーは、スマートフォンのアプリで利用する方法、専用カードを利用する方法の両方が用意されている。
ここでは便宜上、主にカードを使う方法とスマートフォンを使う方法に分けたが、キャッシュレス決済の方法はその普及に伴ってより使い勝手の良い方法が追求されてきている。