livedoorデパート4月末に閉鎖 モール事業は買う市からラジオ会館に事業継承へ
ECモール「livedoorデパート(ライブドアデパート)」を運営する買う市(本社東京都、松浦義幹社長)は、4月30日付で「ライブドアデパート」を閉鎖すると発表した。ポータルサイト「livedoor」を運営するNHNJapan(本社東京都、森川亮社長)が4月末でlivedoor商標のライセンス提供を終了するのに伴い、ECモールも終了する。モール事業は5月1日付でラジオ会館(本社東京都、望月美佐社長)が継承する予定だ。
ラジオ会館は昨年3月、家電やホビーなどのECモール「ラジオ会館オンライン」を開設しており、ライブドアデパートの出店者、メルマガ会員などをこのサイトに引き継ぐ。
現在、出店者に対し出店を継続するかの意思確認を行っている。ライブドアデパートの出店プランとラジオ会館オンラインの出店プランが異なるため、現在のプランを6カ月間継続できるキャンペーンなどを行って、継続を促進していく。
「ライブドアデパート」は04年に開設。最盛期には約5000店舗が出店していた。しかし、ライブドア事件を機に出店者が減り始め、07年12月には事業を清算し、消費者金融プロミスの子会社、カウイチ(現・買う市)に営業を譲渡。プロミスは新たな事業としてEC市場への参入と、新決済サービスの提供を目指したが、流通は低迷していた。
10年には大塚商会に同社の株式が引き継がれ、11年からはホビーやアニメなどの商品を中心に販売する方針に転換し、立て直しを図っていた。13年3月時点の出店者数は796店舗となっている。
・livedoorデパート
→ http://depart.livedoor.com/
・livedoorデパート2013年4月30日終了のお知らせ
→ http://depart.livedoor.com/info.html
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