日本ネット経済新聞ダイジェスト
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資生堂 仮想モール「Beauty&Co.」を異業種20社超で4月開始

登録企業同士のタイアップ企画や、共通ポイントの導入も計画している。

資生堂が今年4月に開設する、美と健康がテーマの仮想モール「Beauty&Co.(ビューティー・アンド・コー)」。開設時には化粧品や雑貨、旅行、出版など20社超が参加する。登録企業同士のタイアップ企画や、共通ポイントの導入も計画している。12年末までに50社の登録を目指す。

新設するモールに登録が決まっているのは、資生堂をはじめJTBやアフタヌーンティー、講談社、パナソニックビューティ、ABCクッキングスタジオなど。

ターゲット層が異なる異業種が集まることで、「男女を問わず幅広い年齢層の消費者がサイトを訪問するようになり、単独の企業ではアプローチできなかった客層との接点が生まれる」(広報部)と期待を寄せる。

登録企業同士がタイアップして限定商品を販売する。例えば、JTBが提供する旅行プランに、資生堂の化粧品を使ったスキンケアサービスを組み合わせるなど、企業の枠組みを超えたキャンペーンが展開されるとみられる。

独自のポイントも発行する。「Beauty&Co.」を経由して、登録企業の通販サイトで商品を購入した消費者にポイントを付与。ポイントは、限定商品との交換や、美容や健康に関連したサービスを受ける際に使える。

通常のクチコミ機能に加え、美容雑誌や女性誌のジャーナリストや編集者による美容情報も発信する。「複数の企業が販売している化粧品や美容機器などを横断的に取り上げて、記事が掲載される予定」(広報部)と言う。

モール開設の背景には、人口減少などにより国内化粧品市場が縮小傾向にある中、百貨店や店舗の販売が苦戦していることがある。総務省の統計でインターネット人口が1億人近くに達していることなどから、新たな消費者との接点拡大を図るためウェブマーケティングの強化を図っている。

・美と健康に関する企業と専門家によるコラボレーションサイト「Beauty & Co. 」スタート(資生堂プレスリリース)
http://www.shiseido.co.jp/releimg/1967-j.pdf (PDF)

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