経産省クール・ジャパン室、上海で日系ファッションのテストマーケ「tokyoeye: girls/kids/tech」を開始
経済産業省は2010年12月下旬から、中国で日本のファッション製品がどう受け入れられるかを検証するネット通販とリアル販売を利用したテストマーケティング事業を開始した。
対象商品は日本企業が製造・販売する若年女性向けファッションや子供服、機能性アパレル。テスト事業は、ニーズが高いといわれながらも売り上げにはつながっていない、日本のファッション商品の売り方などを模索する。今年1月末まで実施し、3月末までに検証結果を発表する。
テストマーケティング事業「tokyoeye: girls/kids/tech」は、ネットと実店舗販売で行う。
ネット通販は、日本の女性ファッション誌の現地ライセンス版である「mina」「ViVi(xinwei)」の現地ECサイト商品を新たに掲載して反応を確かめる。同サイトではすでに、日本製アパレルを販売しているが、キャンペーンによってどのような影響があったかを検証する。
郵便事業(本社東京)が運営する中国消費者向け仮想モール〈JapaNavi〉内でも4社の日本ブランド子供服を販売する。
また、これらのサイトへの集客を図るために、中国最大のポータルサイト〈sina〉に特設ページを設け、今回の活動や参加ブランドを紹介すると同時に、サイトへのアクセスにつなげる。
結果を検証するため流入分析を行うほか、商品モニター調査を通じて検証する。
「詳細なテスト結果を公表することで、日本企業の中国進出に役立ててもらいたい
」(経済産業省・クールジャパン室)としている。
実店舗販売は、上海のショッピングセンターで商品の展示会、ファッションショーなどを開催し、アンケートを実施。中国の消費者の反応を調査する。
今回のテストマーケティングは日本の文化産業を海外にアピールする「クール・ジャパン」プロジェクトの一環として実施しており、今後も引き続きテストを行っていく考え。
・上海で新たな形の日系ファッションテストマーケティングを実施
→ http://www.meti.go.jp/press/20101221004/20101221004.html
・詳細な資料PDF
→ http://www.meti.go.jp/press/20101221004/20101221004.pdf
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