ジャパンネット銀行(本社東京)は2月25日、1度だけ使用可能なカード番号を付与するデビット型のEC向け新決済サービスを開始した。
同社の口座保有者に対して、VISAカードで決済可能なクレジットカード番号を発行するもので、その後は使用不可となるため、カード番号の流出を防ぐことができる。
海外のサイトで商品を購入することが多い消費者からの利用を見込んでいる。
新決済サービスの名称は「ワンタイムデビット」。利用には、ジャパンネット銀行の口座の保有が前提となる。
口座保有者が、同社のサイトにログインしてサービスの利用を申し込むと、16ケタのカード番号が発行される。そのカード番号をVISAカードが使えるECサイトに入力すると、銀行口座から商品代金が引き落とされる仕組み。利用料、年会費などは不要。
クレジットカードを作れない学生の利用やクレジットカード番号の流出を恐れる消費者に新サービスをPRし、銀行口座の開設を狙う。
口座預金額の範囲でしか購入できないため、EC企業としては代金回収不能の恐れがない。通常のクレジット決済に比べ早く代金回収できるメリットもあるとしている。
ジャパンネット銀行は今後、ECサイトから直接「ワンタイムデビット」の利用申し込みができるよう、EC各社との連携を進めていくとしている。
ジャパンネット銀行
http://www.japannetbank.co.jp/
ワンタイムデビット
http://www.japannetbank.co.jp/service/payment/cardless/index.html
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