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ケータイ利用者を対象としたオフラインマーケティングを成功させる要因

今、私は新しい携帯電話を買いたいと思っているの。

今使っているケータイに特に問題があるわけじゃないんだけどね。これまでに何回か(実は10回)落としたことがあるし、湖に落としたこともあったけど、ちゃんと乾かしたから、電話の発着信はできるし、テキストメッセージの送受信もできる。それに何よりも、ポケットやハンドバックへの収まり具合が気に入ってるの。

でも、インターネットにアクセスできないのが許せないのよね。コンピュータから離れているときに、何かをネットで調べたいことなんてたくさんあるでしょ。たいていの場合、ケータイでネットを使いたいと思うのは、ネットユーザーを対象としたオフラインマーケティングに出会ったときね。

実際のところ、消費者としての立場からみると、自分がマーケターとして考えるときほど、オフラインマーケティングが重要だとは感じない。だけど、街ではすでに、何百万人もの人たちがiPhoneやブラックベリーなどのモバイル機器を持って歩いていて、ノートパソコンすら手元にないときにでも、見かけたURLを調べるられるようになっている。モバイル技術に対する人気が高まるにつれ、オフラインマーケティングはこれからますます重要になるばかりでしょう。

ロン・ケリー氏がしばらく前の記事で指摘しているように、オフラインマーケティングの多くは、もっと上手くやれた可能性がある。ケリー氏は、いかに電車広告で人々をオンラインへ導くかという内容の記事で、次のように述べているわ。

ロンドンに出入りする人々の99.999%は日常的にインターネットを使用しており、仕事中か否かを問わず、まず間違いなく電車を降りてから数分以内にオンラインにアクセスするだろう

人々はますます、家に着くまでの間さえも待てないようになりつつあるのよ。「これは一体何だろう?」っていう疑問に対する回答は、広告の前にいる間にも手に入れることができるの。


オフラインマーケティングというと、私のお気に入りの1つがAcquisio.comのTシャツによるバイラル型オフラインマーケティングだってことは以前にも言ったわね。

格好いい3人
胸に大きく「こんなくだらないことやるのは反吐がでる(I HATE DOING THIS SHIT)」と書かれたTシャツ。
Lisa、Susan、Curtis、3人とも格好いいわよ!

シアトルで開催されたSMX(サーチマーケティングエキスポ)では、シンプルで、大胆で、素敵なデザインで、おもしろいAcquisioのTシャツは、みんなが欲しがっていたわ。これを着ていると、「あなたが嫌だと思う、くだらないことって何?」とか、「このTシャツをどこで手に入れたの?」と訊かれることなしに1日を過ごすことは不可能ね。オンラインでTシャツを着ることはできないけど、このオフラインキャンペーンの結果として、Acquisioはリンクを獲得したし、ブランドを構築したし、有名にもなったわ。このTシャツは、Acquisioの製品とも奇妙に関連しているの。AcquisioのSEMマネージャのアグスティン氏は自身のブログのなかで、このTシャツの意味を説明している。

広告代理店にキーワード広告の管理と顧客に対する毎月の報告という問題のソリューション(を提供するもの)だ。

(中略)

なぜなら、僕らは広告代理店がこうしたくだらないことを手作業で行うのが嫌いだと知っているからだ。これについてきっぱりと意思表示するために、この苛立ちを伝えるのに役立つTシャツを配りながら、同時に(本来の)ソリューションを提供しようと決めたんだ。

もし私が、このTシャツを作ったのはだれか知らずに、これを着ている人を見かけたら、たぶんブラックベリーを取り出して、「i hate doing this shit shirt」を検索してみたいと思うでしょうね。検索結果ではアグスティン氏のブログが1位にランクされているわ。「i hate doing this shit」だと3位だけどね。


オフラインマーケティングには、その意図がもっと明確なものもあるわね。DirtyBeachは、テムズ川のそばで砂の彫刻を制作する人たちのグループよ。アーティストたちは、砂で作ったソファーなどの作品にMySpaceとFacebookのURLを刻み込んでいるわ。

砂で作ったソファーに刻み込んだMySpaceとFacebookのURL

彼らはdirtybeach.tvでドメインも登録したって言っているけど、今のところまだmac.comのページにリダイレクトされるわ。もし自分たちの存在をオンラインで宣伝していなければ、河岸を歩いているときに見かけたおもしろいものとして、このグループはあっという間に忘れられてしまうでしょう。後でこのグループについて調べてみようと思う人は、ほんの一握りだろうし、もし彼らのURLが表示されてなかったら、検索エンジンで調べてみようと考える人は、事実上だれもいないでしょうね。同じように、通勤の途中で見かける巧妙な広告も、オンラインで調べる手段を提示しなければ、あまり効果は期待できないわ。


オフラインでのインターネット・マーケティングは、オンラインのマーケティングとは違って悪評を集めていない。

Diggユーザーらは、自分たちの大切なウェブサイトがマーケティング屋とかリンクベイト屋たちの手で傷つけられ、汚されていることを嘆き、SEOたちが「検索エンジンを駄目にしている」と主張しているけど、有料であろうと無料であろうと、巧妙なコマーシャルにURLを表示することに文句を言う人はいないわ。

ソーシャル・ニュース・サービスで明確にリンクベイトとわかるネタの人気が増しているの見て私は笑ってるけど、人々をインターネットに引き込むことをあからさまに狙ったオフラインマーケティングを目にするのはもっと楽しいわ。連絡先情報を明確に表示することに関する説明のなかでケリー氏が指摘したように、リンクをクリックするだけ済むようにしておかなければ、人々をウェブサイトに導くのは難しい。ブランド構築とURLの目立たせ方について、もっと注意を払う必要があるわ。アドレスを知らなかったり、憶えられない人々を、どうやって何かにつなげるの? モバイル機器を持っている人でさえ、電車を降りたり、広告看板を通り過ぎてしまったら、すぐにドメイン名を忘れてしまうかもしれないのに。

オフラインで目にしたウェブサイトのアドレスを人々に覚えてもらうのは、代替となるTLD(トップレベルドメイン)のドメイン名を用意することで、より簡単にも困難にもなりうるわ。どっちに転ぶかは、私にもわからない。この方法の難点は明らかね。競争率の高いキーワードがにわかに手に入りやすくなるけど、自分のお母さんが、広告看板で見た「.info」「.tv」「.mob」「.biz」といったTLDのドメインを覚えるかしら? あるいはTLDを「.com」に変えてそのドメイン名を調べてみると思う? オフラインマーケティングを利用する際には、こうした文字入力に伴う問題がうんと重要になってくるわ。

私の父親でさえ、今では優れたウェブ機能付きの携帯電話を持っている。インターネットにYahoo!メール以上の重要性を感じていない人々が、通勤途中で見たおもしろそうなことをオンラインで調べる手段を手に入れた今、人をオンラインに誘導する目的のオフラインマーケティングも変化している。ドメイン名がビジネス上のメインサイトであれ、広告キャンペーン専用に作成したものであれ、URLは記憶しやすいものにしたいわね。自分が推したいキャッチフレーズ、キーワード、スローガンが何であれ、1位にランクインしたいでしょ。扱うジャンルが何であれ、注目を集められるぐらいおもしろくしたいし、人々がいつ調べるにしても、広告を見慣れた人たちにとって、時間を費やして良かったと思えるものにしたいわね。

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