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不自然な発リンクに対するGoogleのペナルティについて

9 years 7ヶ月 ago

先日海外SEO情報ブログさんにこのような記事が掲載されました。

Google、不自然な発リンクの手動対策を大規模に実施。無料提供された商品の見返りとしてレビュー記事を書いたブログが対象か?

こちらは、記事中にもあるように、Googleで公式発表があった、

企業から無料で提供された商品をブログでレビューする際のベスト プラクティス-Googleウェブマスター公式ブログ

こちらに起因するような不自然な発リンクに対して、手動対策がとられたというものです。
手動対策とはGoogleが手動によっていわゆるペナルティを課すもので、特定ワードもしくは様々なキーワードで検索順位が下がります。
今回はこのような無料で商品提供を受けてレビュー記事を書いていると思われるものであったり、有料でレビュー記事を書いていると思われるもの、SEO目的の自作自演リンク等がこれにあたる可能性があると思われます。
日本語で、この発リンクに関する手動対策のメッセージがサーチコンソールに表示されているケースは未だないものと思われますが今後日本でも同様の対策が行われる可能性は極めて高いと思われます。
(これまでも自作自演リンクなどは「悪質なスパム」等で手動対策されていることがあると思われます)

ブロガーの皆様はこれらのケースに該当する場合、もしくはこれらと疑われる可能性がある場合には下記の対応が必要になります。

リンクはnofollowリンクとする

a href="リンク先" rel="nofollow" の記述をするようにしてください。

PRであることを明記する

「広告」「PR」「スポンサー」等と明記する

キュレーションメディア等でみられるような表記です。 
spotlight

付加価値のあるコンテンツを作成する

Googleは「魅力的でユニークなコンテンツを作成する」と表現していますが、商品を紹介することを主目的とするのではなく、商品に関しての独自の情報を提供することを主目的としたコンテンツを作成することが有効だと考えられます。
これは、アフィリエイトを掲載したコンテンツを同じ考え方で、「商品を紹介して利益を得る」ことだけが目的のコンテンツはそのコンテンツそのものが低品質であると判断されたりスパムと判定されることすらあります。
必ずオリジナルな情報を付加価値として提供できるようにしましょう。

これらが実践できないとスパムとみなされた記事の影響でブログ全体に悪影響を及ぼす可能性があります。
無料提供された商品レビューを書くときや報酬を得て商品紹介する場合は必ず上記を守るようにしてください。

なお、無料提供を受けていないにもかかわらずスパムと誤認されてしまった場合は、
Search Consoleより再審査リクエストをするようにしてください。
[参考]:再審査リクエスト-Google Search Consoleヘルプ
なお、手動対策されているかどうかについてもSearch Consoleでの確認が必要になりますので、まだ設定されていない方はこの機会に是非設定してみてください。
[参考]:ホスティングサービスでのGoogleウェブマスターツール(Search Consoleの旧名)の使い方

ちなみにこれまでのGoogleの手動対策の傾向を考えると過去の記事にさかのぼってペナルティが与えられる可能性があります。
過去の記事についても上記同様の対策を施すか、記事を削除してしまうかの対応をお奨めします。

不自然な発リンクに対するGoogleのペナルティについて

9 years 7ヶ月 ago

先日海外SEO情報ブログさんにこのような記事が掲載されました。

Google、不自然な発リンクの手動対策を大規模に実施。無料提供された商品の見返りとしてレビュー記事を書いたブログが対象か?

こちらは、記事中にもあるように、Googleで公式発表があった、

企業から無料で提供された商品をブログでレビューする際のベスト プラクティス-Googleウェブマスター公式ブログ

こちらに起因するような不自然な発リンクに対して、手動対策がとられたというものです。
手動対策とはGoogleが手動によっていわゆるペナルティを課すもので、特定ワードもしくは様々なキーワードで検索順位が下がります。
今回はこのような無料で商品提供を受けてレビュー記事を書いていると思われるものであったり、有料でレビュー記事を書いていると思われるもの、SEO目的の自作自演リンク等がこれにあたる可能性があると思われます。
日本語で、この発リンクに関する手動対策のメッセージがサーチコンソールに表示されているケースは未だないものと思われますが今後日本でも同様の対策が行われる可能性は極めて高いと思われます。
(これまでも自作自演リンクなどは「悪質なスパム」等で手動対策されていることがあると思われます)

ブロガーの皆様はこれらのケースに該当する場合、もしくはこれらと疑われる可能性がある場合には下記の対応が必要になります。

リンクはnofollowリンクとする

a href="リンク先" rel="nofollow" の記述をするようにしてください。

PRであることを明記する

「広告」「PR」「スポンサー」等と明記する

キュレーションメディア等でみられるような表記です。 
spotlight

付加価値のあるコンテンツを作成する

Googleは「魅力的でユニークなコンテンツを作成する」と表現していますが、商品を紹介することを主目的とするのではなく、商品に関しての独自の情報を提供することを主目的としたコンテンツを作成することが有効だと考えられます。
これは、アフィリエイトを掲載したコンテンツを同じ考え方で、「商品を紹介して利益を得る」ことだけが目的のコンテンツはそのコンテンツそのものが低品質であると判断されたりスパムと判定されることすらあります。
必ずオリジナルな情報を付加価値として提供できるようにしましょう。

これらが実践できないとスパムとみなされた記事の影響でブログ全体に悪影響を及ぼす可能性があります。
無料提供された商品レビューを書くときや報酬を得て商品紹介する場合は必ず上記を守るようにしてください。

なお、無料提供を受けていないにもかかわらずスパムと誤認されてしまった場合は、
Search Consoleより再審査リクエストをするようにしてください。
[参考]:再審査リクエスト-Google Search Consoleヘルプ
なお、手動対策されているかどうかについてもSearch Consoleでの確認が必要になりますので、まだ設定されていない方はこの機会に是非設定してみてください。
[参考]:ホスティングサービスでのGoogleウェブマスターツール(Search Consoleの旧名)の使い方

ちなみにこれまでのGoogleの手動対策の傾向を考えると過去の記事にさかのぼってペナルティが与えられる可能性があります。
過去の記事についても上記同様の対策を施すか、記事を削除してしまうかの対応をお奨めします。

アメブロにおけるAMP対応について

9 years 8ヶ月 ago

今回はアメーバブログにおけるAMP対応について解説ならびにご報告をさせて頂きます。

 

まず、AMPとは「Accelerated Mobile Pages」の略になります。

「アンプ」「エーエムピー」という呼び名がありますが、Googleの方も「アンプ」という呼び方をされていますので、「アンプ」と呼ばれることが多いようです。

 

昨年のPUBCON(ラスベガス)やSMXイスラエルにおいて、Googleのゲイリー・イリーズ氏が1995(もしくは2000年)から現在にかけて産まれた世代は興味の持続が2.8秒しかないと話していたように、(参考:SEO Japan)ウェブサイトの表示を待つことを嫌うインターネットユーザーが増えているのは確かです。

若い世代だけでなく、かつてのナローバンド時代と異なりウェブサイトは素早く表示されることが当たり前になりつつある環境の中で多くの人が無意識のうちに表示の速さを求めているはずです。

そんな中でGoogle Twitter共同で、モバイル端末での表示速度を高速化するプロジェクト、Accelerated Mobile Pages (AMP) Projectが発足しました。

AMPプロジェクト公式サイト(英語)

 

AMPの詳細な仕様はここでは割愛させて頂きますが、レギュレーションに沿って作られたAMPページがCDNにキャッシュされ、それが各プラットフォームに表示される仕組みです。

また、AMPはAMPページを作ってGoogleやTwitterのプラットフォーム上でAMPページを表示させるだけでなく、自らのプラットフォーム上でAMPページとして表示させることも可能です。

詳細な仕様や導入方法などは下記を参考にしてください。

モバイルウェブをもっと速く (Google Japanブログ)

Accelerated Mobile Pages プロジェクトについて -- 導入ガイド日本語版を本日公開しました(Google Developers)

サイト運営者向け AMP 導入ガイド(PDF;Google)

 

アメーバブログでは、順次このAMPに対応しております。

現在一部のブログを除いてAMPページが作成されており、すでにGoogleの検索結果にAMPページへのリンクが表示されているケースがあります。

 

まずは、サムネイル画像がないタイプです。

AMPバカボン検索画面

ここをクリックすると、

AMPバカボン記事

このようなシンプルなブログ記事ページが開きます。

 

さらに、

このようにカルーセルで表示されるケースもあります。

 

いずれも「AMP」の記述があります。

検索画面でこの表示がある場合はアメブロにかぎらずシンプルなAMPページが高速で開きます。

実際に体感して頂くとお分かりになると思いますが、そこから別ページに(Googleの検索結果から表示されたAMPページより、別ページに移動しようとすると現在はAMPページではなく通常のウェブページが開きます)移動しようとすると、そのページが極端に重く感じてしまうほどにAMPページが速く開くかと思います。

これがAMPです。

 

現在はまだ、ニュース性のある検索クエリにおいて「トップニュース」として出てくるものしかAMPの枠が確認できません。

そのため、ブロガーの皆様の記事がAMP枠で出てくることはめったにないと思いますが、もし出てきた際には(ニュース性がある検索クエリというのは一般的に検索ボリュームも大きいので)大きなトラフィックの増加が期待できます。

今後は更新性の低い静的なコンテンツ(レシピやイベント情報など)への拡大が期待されています。

また、現在はGoogleだけでなくTwitterの一部でもAMPページの表示対応が始まっています。

 

現在、アメブロが今回AMPの対応をするにあたりGoogle Search Consoleを設定していただいている一部のブロガー様においては、エラーのメッセージがとどているかと思います。

このようなメールが届いており、

このようなメッセージがSearch Consoleに届いているかと思います。

エラーメッセージですので、何かマイナスが発生するのではないかとご心配されているかと思いますが、このエラーが出ていても通常のウェブ検索においてランキングが下がるなどのマイナス要素はありません。(こちらのAMPオフィスアワーでGoogleより回答頂いています。)

ただし、エラーが発生している場合はAMP枠には出てこない可能性あります。

現在Ameba運営側においては、弊社の機能に基づくエラー、例えばエディタから投稿頂いた際に使用されるタグによるエラー等は、ほぼ対応が終わっております。

また、こちらで一括で対応できるようなものに関しては順次対応をさせて頂いております。

例えば<font>であったり、構造化データ要素などのエラーはすでに対応が完了しているものもございます。多数のエラーが発生する原因になっているものについてはなるべくこちらで対応をさせて頂きたいと考えておりますが、ブロガー様自身でHTMLタグの記述をしていただいているケースや、ご自身でアフィリエイトタグやプラグインを設置しているケースではこちらで対応しきればい場合もございます。

この場合は、ブロガー様ご自身で対応して頂く必要があります。

なおAMPで使用できるタグのホワイトリストはGitHubに公開されています(英語)ので、興味がある方はこちらをご覧頂き、タグの調整を行って頂ください。

ただし繰り返しになりますが、AMPのバリデーションエラーが存在していても通常のランキングには影響がありません。また、現時点で一般のブロガー様の記事がAMP枠に表示されるケースは極めて稀です。ですので、AMPに関するエラーがSearch Consoleに表示されているケースでも必ず対応が必要というわけではありません。

 

なお、Google Search Consoleの設定の仕方、使い方については、こちらの記事をご覧ください。(記事中は旧名のウェブマスターツールとなっています)

 

この度はこちらがAMPに対応したことによって予期せずエラーメッセージがGoogle Search Console上に飛んでしまいご心配をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。

誠に申し訳ございません。

今後、可能な限りこちらで一括の対応をしてまいりますので何卒ご理解いただければと思います。

続報がありましたらまたご報告させていただきます。

引き続きアメーバブログをよろしくお願い致します。

 

Ameba SEO戦略室 木村賢 (Twitter @kimuyan)

アメブロにおけるAMP対応について

9 years 8ヶ月 ago

今回はアメーバブログにおけるAMP対応について解説ならびにご報告をさせて頂きます。

 

まず、AMPとは「Accelerated Mobile Pages」の略になります。

「アンプ」「エーエムピー」という呼び名がありますが、Googleの方も「アンプ」という呼び方をされていますので、「アンプ」と呼ばれることが多いようです。

 

昨年のPUBCON(ラスベガス)やSMXイスラエルにおいて、Googleのゲイリー・イリーズ氏が1995(もしくは2000年)から現在にかけて産まれた世代は興味の持続が2.8秒しかないと話していたように、(参考:SEO Japan)ウェブサイトの表示を待つことを嫌うインターネットユーザーが増えているのは確かです。

若い世代だけでなく、かつてのナローバンド時代と異なりウェブサイトは素早く表示されることが当たり前になりつつある環境の中で多くの人が無意識のうちに表示の速さを求めているはずです。

そんな中でGoogle Twitter共同で、モバイル端末での表示速度を高速化するプロジェクト、Accelerated Mobile Pages (AMP) Projectが発足しました。

AMPプロジェクト公式サイト(英語)

 

AMPの詳細な仕様はここでは割愛させて頂きますが、レギュレーションに沿って作られたAMPページがCDNにキャッシュされ、それが各プラットフォームに表示される仕組みです。

また、AMPはAMPページを作ってGoogleやTwitterのプラットフォーム上でAMPページを表示させるだけでなく、自らのプラットフォーム上でAMPページとして表示させることも可能です。

詳細な仕様や導入方法などは下記を参考にしてください。

モバイルウェブをもっと速く (Google Japanブログ)

Accelerated Mobile Pages プロジェクトについて -- 導入ガイド日本語版を本日公開しました(Google Developers)

サイト運営者向け AMP 導入ガイド(PDF;Google)

 

アメーバブログでは、順次このAMPに対応しております。

現在一部のブログを除いてAMPページが作成されており、すでにGoogleの検索結果にAMPページへのリンクが表示されているケースがあります。

 

まずは、サムネイル画像がないタイプです。

AMPバカボン検索画面

ここをクリックすると、

AMPバカボン記事

このようなシンプルなブログ記事ページが開きます。

 

さらに、

このようにカルーセルで表示されるケースもあります。

 

いずれも「AMP」の記述があります。

検索画面でこの表示がある場合はアメブロにかぎらずシンプルなAMPページが高速で開きます。

実際に体感して頂くとお分かりになると思いますが、そこから別ページに(Googleの検索結果から表示されたAMPページより、別ページに移動しようとすると現在はAMPページではなく通常のウェブページが開きます)移動しようとすると、そのページが極端に重く感じてしまうほどにAMPページが速く開くかと思います。

これがAMPです。

 

現在はまだ、ニュース性のある検索クエリにおいて「トップニュース」として出てくるものしかAMPの枠が確認できません。

そのため、ブロガーの皆様の記事がAMP枠で出てくることはめったにないと思いますが、もし出てきた際には(ニュース性がある検索クエリというのは一般的に検索ボリュームも大きいので)大きなトラフィックの増加が期待できます。

今後は更新性の低い静的なコンテンツ(レシピやイベント情報など)への拡大が期待されています。

また、現在はGoogleだけでなくTwitterの一部でもAMPページの表示対応が始まっています。

 

現在、アメブロが今回AMPの対応をするにあたりGoogle Search Consoleを設定していただいている一部のブロガー様においては、エラーのメッセージがとどているかと思います。

このようなメールが届いており、

このようなメッセージがSearch Consoleに届いているかと思います。

エラーメッセージですので、何かマイナスが発生するのではないかとご心配されているかと思いますが、このエラーが出ていても通常のウェブ検索においてランキングが下がるなどのマイナス要素はありません。(こちらのAMPオフィスアワーでGoogleより回答頂いています。)

ただし、エラーが発生している場合はAMP枠には出てこない可能性あります。

現在Ameba運営側においては、弊社の機能に基づくエラー、例えばエディタから投稿頂いた際に使用されるタグによるエラー等は、ほぼ対応が終わっております。

また、こちらで一括で対応できるようなものに関しては順次対応をさせて頂いております。

例えば<font>であったり、構造化データ要素などのエラーはすでに対応が完了しているものもございます。多数のエラーが発生する原因になっているものについてはなるべくこちらで対応をさせて頂きたいと考えておりますが、ブロガー様自身でHTMLタグの記述をしていただいているケースや、ご自身でアフィリエイトタグやプラグインを設置しているケースではこちらで対応しきればい場合もございます。

この場合は、ブロガー様ご自身で対応して頂く必要があります。

なおAMPで使用できるタグのホワイトリストはGitHubに公開されています(英語)ので、興味がある方はこちらをご覧頂き、タグの調整を行って頂ください。

ただし繰り返しになりますが、AMPのバリデーションエラーが存在していても通常のランキングには影響がありません。また、現時点で一般のブロガー様の記事がAMP枠に表示されるケースは極めて稀です。ですので、AMPに関するエラーがSearch Consoleに表示されているケースでも必ず対応が必要というわけではありません。

 

なお、Google Search Consoleの設定の仕方、使い方については、こちらの記事をご覧ください。(記事中は旧名のウェブマスターツールとなっています)

 

この度はこちらがAMPに対応したことによって予期せずエラーメッセージがGoogle Search Console上に飛んでしまいご心配をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。

誠に申し訳ございません。

今後、可能な限りこちらで一括の対応をしてまいりますので何卒ご理解いただければと思います。

続報がありましたらまたご報告させていただきます。

引き続きアメーバブログをよろしくお願い致します。

 

Ameba SEO戦略室 木村賢 (Twitter @kimuyan)

モバイルフレンドリーアルゴリズムについて

10 years 7ヶ月 ago

今更ながらに加えてタイトルにやる気が感じられない点はお詫び申し上げます。
さすがにこれだけの話題に触れないのもどうかと思うことと、
一部のアメーバブログをご利用頂いているユーザー様よりご質問もいただきましたので、
私の個人的な考えも書かせていただこうかと思っております。

モバイルフレンドリーアルゴリズムとは


4.21より導入されるGoogleの検索アルゴリズムであり、
パンダアップデートがローンチされた際よりも影響が大きいと言われています。

モバイルフレンドリーアルゴリズムの内容は、簡単に言うと、
「モバイルに対応していないウェブサイトはモバイルの検索結果で落とすよ」
ということになります。

モバイルと言っても基本的に今回はスマートフォンと考えて良いと思います。
鈴木謙一さんも書かれているように

このアップデートは、タブレット端末からのGoogle検索には影響しません。
スマートフォン端末からのモバイル検索だけに影響します。

出典:Googleのモバイルフレンドリーのアルゴリズム変更はタブレット検索には影響しない-海外SEO情報ブログ

とあります。
フィーチャーフォンももちろんモバイルではありますが、こちらはフィーチャーフォン専用の検索結果となっており(フィーチャーフォンへの対応が記される等)特段対応の必要はなく
モバイルフレンドリーアルゴリズムと言えど、今回はスマートフォンのみを意識すれば良い
と言えます。

モバイルフレンドリーアルゴリズムの基準について


先述の通りモバイルの定義がやや曖昧な部分もある中で今回の基準としては
モバイルフレンドリーテストを実施した結果」
と考えれば良いと思います。
また、このモバイルフレンドリーテキストの結果問題がない場合は、スマートフォン検索検索結果において
「スマホ対応」
の文字が記載されます。逆を言うとこれが記載されているものは基本的に問題がないと言って良いでしょう。
スマホ対応バッチ

モバイルフレンドリーテストの使い方


まずモバイルフレンドリーテストにアクセスしURLを入力します。
モバイルフレンドリーテスト
分析中・・・
モバイルフレンドリーテスト2
結果・・・
モバイルフレンドリーテスト3
問題がなければ(=モバイルフレンドリーであれば)
「問題ありません。 このページはモバイル フレンドリーです。」
と表示されます。
対応していないと下記のようになります。
モバイルフレンドリーテスト4
「モバイルフレンドリーではありません」とともに4/21以降にスマートフォンの検索結果で上位に表示されなくなる可能性があります。
(上記ページはもともとnoindexであり検索結果へは影響しません)
上記画像右下の「Googleウェブマスターツールを使用していますか?」の「ウェブマスターツールアカウント」をクリックすると、
ウェブマスターツールの「モバイルユーザビリティ」の画面に遷移します。
(※上記とは別のURLにおける画面です)
モバイルユーザビリティ
何がいけないのか?のヒントがここに記載されています。
ただし問題がある項目は記載されているものの、どう直せばクリアできるのかまでは記載されていません。

モバイルフレンドリーにするために


モバイルフレンドリーテストでNGが出た場合にどう対処するかですが、
そこまで恐れる必要はないと思います。
スマートフォンに最適化しようとして作ったウェブページの大半ははじめからモバイルフレンドリーテストをクリアできると思います。

例えばWeb担当者Forumさんは
グーグルで「スマホ対応」ラベルを出すために僕がやった3つのこと
の記事内でその対処方法を紹介されていますが、

1,全ページにビューポートを適切に指定するようにHTMLテンプレートを修正した
2,画像をレスポンシブ対応にするCSSを指定した
3,表示を微調整した

の3点のみだそうです。
ちなみにその結果がこちら・・・
MFTウェブ担

ちなみにスマートフォン対応させるのは、Web担当者フォーラムさんが行った
レスポンシブウェブデザインだけでなく、セパレートやダイナミックサービングでも問題ありません。
参考:Googleが推奨するスマートフォンサイトの構築方法とは

なお、Googleは下記の項目を見ているようなので、
モバイルエラー要素

・適切にViewportを設定し
 (参考:ビューポートを設定する>PageSpeed Insights>Google Developers
・スマートフォンでも閲覧しやすフォントサイズに調整し
・最適なコンテンツ幅にし
・タップできる部分を適切に離し
・Flashなどのスマートフォン端末が対応していないプラグインを使わない
でかつ、
・CSSやJavaScriptを含めてGooglebotをブロックしない
ということを行えばほぼ問題ないはずです。

なお、このアルゴリズムは
・ページ単位で影響するもの
であり、なおかつ
・リアルタイムである
とのことです。

注意:Googleは、リアルタイムという意味を、モバイルフレンドリーのページをクロールし、インデックスをした直後を意味するものであるか、クエリが検索ボックスに入力された直後を意味するものであるか、そのどちらかを明言はしていない。
出典:Googleのモバイルフレンドリーのランキングファクターはリアルタイム&ページ単位基準。-SEO Japan

またナビゲーショナルクエリについては、
Vitalフラグが立てられているURLはモバイルフレンドリーでなくても問題なく表示されるとのことです。

モバイルフレンドリー対応の優先度


仮に順次しかモバイルフレンドリー対応ができない場合ですが、
今回のモバイルフレンドリーアルゴリズムがページ単位での適用であることから
"現状検索流入が多いページからの対応"
を実施すべきです。
おそらくテンプレートごとだったりディレクトリ単位で対応できることがほとんどだとは思いますが、
いくつかのフェーズに分けて対応する必要がある場合には、
検索流入が現時点で多く、4/21に仮にスマートフォンでランクダウンしたら検索流入が落ち込んでしまうページから対応すべきです。

4/21までにできそうだなと思っても上記順序で対応したほうが無難だと思われます。

モバイルフレンドリーアルゴリズムについてのまとめ



  • 4/21にやってくるGoogleの新アルゴリズムでスマートフォン対応していないウェブサイトの表示順位がスマートフォンの検索結果でランクダウンする

  • モバイルフレンドリーテストで問題が発生していなければ基本OK

  • モバイルフレンドリーアルゴリズムの適用はページ単位であるため、検索流入があるページ群から対応すれば良い

  • Viewport設定など基本的なスマートフォンへの対応を行えばさほど恐れる必要はない


最後にPageSpeed Insightsではクローラーをブロックしていたとしてもエラーが表示されずにモバイルフレンドリーである旨の表示が出てしまうことがあります。
確認はモバイルフレンドリーテストで行い、今一度クローラーをブロックしていないか確認しておきたいものです。


なお、一部のアメーバブログユーザー様よりご指摘頂きましたが
アメーバブログにおいてもスマートフォン対応していない一部URL群がございました。
ユーザー様にはご心配おかけしましたことをお詫び申し上げます。
これらのURL群に関しては現状99%のユーザー様には検索流入に関係のないページになっておりましたので対応を後にまわしておりましたが現在は対応をしております。
万一対応していないURL群が見つかりましたがご指摘いただけますと幸いです。(@kimuyan
検索流入影響がある部分は対処終了していると思いますが、見つかり次第順次対応させて頂きます。
(なお、noindexにしているURL群も多々ございますのでご注意ください)
その他アメーバサービス全般においても未対応のものがあると思われますが、
気になるところがありましたら上記ツイッターアカウントまでお送り頂ければ必要に応じて対応させて頂きます。
(CGMにおいてユーザー様の不利益となるところを優先的に対応させて頂きます)

モバイルフレンドリーアルゴリズムについて

10 years 7ヶ月 ago

今更ながらに加えてタイトルにやる気が感じられない点はお詫び申し上げます。
さすがにこれだけの話題に触れないのもどうかと思うことと、
一部のアメーバブログをご利用頂いているユーザー様よりご質問もいただきましたので、
私の個人的な考えも書かせていただこうかと思っております。

モバイルフレンドリーアルゴリズムとは


4.21より導入されるGoogleの検索アルゴリズムであり、
パンダアップデートがローンチされた際よりも影響が大きいと言われています。

モバイルフレンドリーアルゴリズムの内容は、簡単に言うと、
「モバイルに対応していないウェブサイトはモバイルの検索結果で落とすよ」
ということになります。

モバイルと言っても基本的に今回はスマートフォンと考えて良いと思います。
鈴木謙一さんも書かれているように

このアップデートは、タブレット端末からのGoogle検索には影響しません。
スマートフォン端末からのモバイル検索だけに影響します。

出典:Googleのモバイルフレンドリーのアルゴリズム変更はタブレット検索には影響しない-海外SEO情報ブログ

とあります。
フィーチャーフォンももちろんモバイルではありますが、こちらはフィーチャーフォン専用の検索結果となっており(フィーチャーフォンへの対応が記される等)特段対応の必要はなく
モバイルフレンドリーアルゴリズムと言えど、今回はスマートフォンのみを意識すれば良い
と言えます。

モバイルフレンドリーアルゴリズムの基準について


先述の通りモバイルの定義がやや曖昧な部分もある中で今回の基準としては
モバイルフレンドリーテストを実施した結果」
と考えれば良いと思います。
また、このモバイルフレンドリーテキストの結果問題がない場合は、スマートフォン検索検索結果において
「スマホ対応」
の文字が記載されます。逆を言うとこれが記載されているものは基本的に問題がないと言って良いでしょう。
スマホ対応バッチ

モバイルフレンドリーテストの使い方


まずモバイルフレンドリーテストにアクセスしURLを入力します。
モバイルフレンドリーテスト
分析中・・・
モバイルフレンドリーテスト2
結果・・・
モバイルフレンドリーテスト3
問題がなければ(=モバイルフレンドリーであれば)
「問題ありません。 このページはモバイル フレンドリーです。」
と表示されます。
対応していないと下記のようになります。
モバイルフレンドリーテスト4
「モバイルフレンドリーではありません」とともに4/21以降にスマートフォンの検索結果で上位に表示されなくなる可能性があります。
(上記ページはもともとnoindexであり検索結果へは影響しません)
上記画像右下の「Googleウェブマスターツールを使用していますか?」の「ウェブマスターツールアカウント」をクリックすると、
ウェブマスターツールの「モバイルユーザビリティ」の画面に遷移します。
(※上記とは別のURLにおける画面です)
モバイルユーザビリティ
何がいけないのか?のヒントがここに記載されています。
ただし問題がある項目は記載されているものの、どう直せばクリアできるのかまでは記載されていません。

モバイルフレンドリーにするために


モバイルフレンドリーテストでNGが出た場合にどう対処するかですが、
そこまで恐れる必要はないと思います。
スマートフォンに最適化しようとして作ったウェブページの大半ははじめからモバイルフレンドリーテストをクリアできると思います。

例えばWeb担当者Forumさんは
グーグルで「スマホ対応」ラベルを出すために僕がやった3つのこと
の記事内でその対処方法を紹介されていますが、

1,全ページにビューポートを適切に指定するようにHTMLテンプレートを修正した
2,画像をレスポンシブ対応にするCSSを指定した
3,表示を微調整した

の3点のみだそうです。
ちなみにその結果がこちら・・・
MFTウェブ担

ちなみにスマートフォン対応させるのは、Web担当者フォーラムさんが行った
レスポンシブウェブデザインだけでなく、セパレートやダイナミックサービングでも問題ありません。
参考:Googleが推奨するスマートフォンサイトの構築方法とは

なお、Googleは下記の項目を見ているようなので、
モバイルエラー要素

・適切にViewportを設定し
 (参考:ビューポートを設定する>PageSpeed Insights>Google Developers
・スマートフォンでも閲覧しやすフォントサイズに調整し
・最適なコンテンツ幅にし
・タップできる部分を適切に離し
・Flashなどのスマートフォン端末が対応していないプラグインを使わない
でかつ、
・CSSやJavaScriptを含めてGooglebotをブロックしない
ということを行えばほぼ問題ないはずです。

なお、このアルゴリズムは
・ページ単位で影響するもの
であり、なおかつ
・リアルタイムである
とのことです。

注意:Googleは、リアルタイムという意味を、モバイルフレンドリーのページをクロールし、インデックスをした直後を意味するものであるか、クエリが検索ボックスに入力された直後を意味するものであるか、そのどちらかを明言はしていない。
出典:Googleのモバイルフレンドリーのランキングファクターはリアルタイム&ページ単位基準。-SEO Japan

またナビゲーショナルクエリについては、
Vitalフラグが立てられているURLはモバイルフレンドリーでなくても問題なく表示されるとのことです。

モバイルフレンドリー対応の優先度


仮に順次しかモバイルフレンドリー対応ができない場合ですが、
今回のモバイルフレンドリーアルゴリズムがページ単位での適用であることから
"現状検索流入が多いページからの対応"
を実施すべきです。
おそらくテンプレートごとだったりディレクトリ単位で対応できることがほとんどだとは思いますが、
いくつかのフェーズに分けて対応する必要がある場合には、
検索流入が現時点で多く、4/21に仮にスマートフォンでランクダウンしたら検索流入が落ち込んでしまうページから対応すべきです。

4/21までにできそうだなと思っても上記順序で対応したほうが無難だと思われます。

モバイルフレンドリーアルゴリズムについてのまとめ



  • 4/21にやってくるGoogleの新アルゴリズムでスマートフォン対応していないウェブサイトの表示順位がスマートフォンの検索結果でランクダウンする

  • モバイルフレンドリーテストで問題が発生していなければ基本OK

  • モバイルフレンドリーアルゴリズムの適用はページ単位であるため、検索流入があるページ群から対応すれば良い

  • Viewport設定など基本的なスマートフォンへの対応を行えばさほど恐れる必要はない


最後にPageSpeed Insightsではクローラーをブロックしていたとしてもエラーが表示されずにモバイルフレンドリーである旨の表示が出てしまうことがあります。
確認はモバイルフレンドリーテストで行い、今一度クローラーをブロックしていないか確認しておきたいものです。


なお、一部のアメーバブログユーザー様よりご指摘頂きましたが
アメーバブログにおいてもスマートフォン対応していない一部URL群がございました。
ユーザー様にはご心配おかけしましたことをお詫び申し上げます。
これらのURL群に関しては現状99%のユーザー様には検索流入に関係のないページになっておりましたので対応を後にまわしておりましたが現在は対応をしております。
万一対応していないURL群が見つかりましたがご指摘いただけますと幸いです。(@kimuyan
検索流入影響がある部分は対処終了していると思いますが、見つかり次第順次対応させて頂きます。
(なお、noindexにしているURL群も多々ございますのでご注意ください)
その他アメーバサービス全般においても未対応のものがあると思われますが、
気になるところがありましたら上記ツイッターアカウントまでお送り頂ければ必要に応じて対応させて頂きます。
(CGMにおいてユーザー様の不利益となるところを優先的に対応させて頂きます)

コンテンツSEO時代だからこそ大切なSEOの基礎

10 years 8ヶ月 ago

「コンテンツSEO」という言葉がいつの間にかSEOの主流になっています。
コンテンツを強化することで検索エンジンからの流入を増やすという手法です。

Googleがかつてに比べてウェブサイトやウェブページにより本質的な評価をするようになった結果、

良質なコンテンツがランクアップする確率が高いことからSEOにおいてコンテンツの重要度が増した。

という背景ですが、元々

Content is King.

と言われ続けていることなので実際は目新しいことではないと思います。
Googleもコンテンツを重要視しているのは昔からだと言っています。

ただ、その他のSEO手法が以前に比べて効きにくくなっていたり、やりにくくなっていることから
コンテンツSEOというのが全盛を迎えているというのが真実(の一部)ではないかと思います。
(もちろんGoogleがコンテンツの良し悪しを判断できる能力が格段に上がったというのは確かです!)

かつての国内外のSEOは「リンク」によるランクアップを狙う手法が主流でした。
Googleが自作自演リンクに対して厳しくペナルティを与えていなかった頃、
また同じように自作自演リンクを今は亡きYahoo!Search Technology等が防ぎ切れていなかった頃、
SEO会社が持つリンク用サイトから大量のリンクを設置したり
一般サイトからリンクを購入してリンクしたり、
はたまたリンク用のブログ記事を大量にブロガーに書かせたり(これによって今私は苦労をしてるわけですが・・)
様々な手法を使って人工的に被リンクを増やしてランクアップを図っていました。
そして、実際にこれが面白いように効果的だった時代もあります。

そのようなリンク施策に対してガイドラインに則ってGoogleがペナルティ等厳しく対処したことから、
リンク施策が難しくなり、もしくはコスト的に厳しくなりコンテンツに施策が流れて行った、
もしくはそのような背景からSEOを発注する側のクライアントがリンクに対して厳しい目を持つようになったことから
安全性の高いコンテンツ施策が中心になっていったというのもあると思います。

それはそれで良いことですし、正しい方向に進んできていると思います。
コンテンツを強化することでリンクを獲得するという方向も、
Googleのガイドラインに触れる可能性は低く安全で所謂"正しいSEO"と言えるでしょう。

ただ、このような右へ倣えの状態には注意も必要だと思います。

あのサイトがコンテンツ強化をしてるから、SEOはコンテンツSEOであるべきだというのが主流な意見だから

というだけでコンテンツばかりに目を向けると落とし穴にはまるケースもあると思います。
当たり前の話ですが、コンテンツはウェブサイトに掲載させるものです。
家で例えれば基礎の上に上物を建てます。
これと同じでコンテンツはウェブサイトという基礎のうえに建てるものと言えます。
この基礎がぐらついていたり不出来であると良いコンテンツを支えきれないという話になります。
SEO基盤

ではこの基礎の要素は何か、

・サイト物理的な構造
・サイト内のリンク構造
・ウェブシステム
・HTMLソース
・レンダリングの状況
・インフラ
・ドメインオーソリティ(?:これはコンテンツとも絡むけれど・・・)
etc...

要するにウェブサイトを作っている要素すべてですね。
最近だとHTTPSなのかHTTPなのかというのも鉄筋1本くらいはあるかもしれませんし(笑)

コンテンツを強化する、それそのものは素晴らしいことですしやらなければならないことだと思います。ただ、コンテンツのことばかりに気を取られてそれを載せる基盤がおろそかになっていては何にもなりません。

SEOでやれることというのは実は結構あるものだ。

と私自身最近改めて思っている次第です。
コンテンツSEO時代だからこそコンテンツだけにとらわれずSEOの基礎部分も大切にしていくべきでしょう。


※あと、「みんながやっているSEO」はいずれ差がつきにくくなったり効果が薄れることは多々あります。コンテンツで勝負するのであれば突き抜けるコンテンツを作るか、圧倒的な強固な土台を作る覚悟が必要だと思います。

コンテンツSEO時代だからこそ大切なSEOの基礎

10 years 8ヶ月 ago

「コンテンツSEO」という言葉がいつの間にかSEOの主流になっています。
コンテンツを強化することで検索エンジンからの流入を増やすという手法です。

Googleがかつてに比べてウェブサイトやウェブページにより本質的な評価をするようになった結果、

良質なコンテンツがランクアップする確率が高いことからSEOにおいてコンテンツの重要度が増した。

という背景ですが、元々

Content is King.

と言われ続けていることなので実際は目新しいことではないと思います。
Googleもコンテンツを重要視しているのは昔からだと言っています。

ただ、その他のSEO手法が以前に比べて効きにくくなっていたり、やりにくくなっていることから
コンテンツSEOというのが全盛を迎えているというのが真実(の一部)ではないかと思います。
(もちろんGoogleがコンテンツの良し悪しを判断できる能力が格段に上がったというのは確かです!)

かつての国内外のSEOは「リンク」によるランクアップを狙う手法が主流でした。
Googleが自作自演リンクに対して厳しくペナルティを与えていなかった頃、
また同じように自作自演リンクを今は亡きYahoo!Search Technology等が防ぎ切れていなかった頃、
SEO会社が持つリンク用サイトから大量のリンクを設置したり
一般サイトからリンクを購入してリンクしたり、
はたまたリンク用のブログ記事を大量にブロガーに書かせたり(これによって今私は苦労をしてるわけですが・・)
様々な手法を使って人工的に被リンクを増やしてランクアップを図っていました。
そして、実際にこれが面白いように効果的だった時代もあります。

そのようなリンク施策に対してガイドラインに則ってGoogleがペナルティ等厳しく対処したことから、
リンク施策が難しくなり、もしくはコスト的に厳しくなりコンテンツに施策が流れて行った、
もしくはそのような背景からSEOを発注する側のクライアントがリンクに対して厳しい目を持つようになったことから
安全性の高いコンテンツ施策が中心になっていったというのもあると思います。

それはそれで良いことですし、正しい方向に進んできていると思います。
コンテンツを強化することでリンクを獲得するという方向も、
Googleのガイドラインに触れる可能性は低く安全で所謂"正しいSEO"と言えるでしょう。

ただ、このような右へ倣えの状態には注意も必要だと思います。

あのサイトがコンテンツ強化をしてるから、SEOはコンテンツSEOであるべきだというのが主流な意見だから

というだけでコンテンツばかりに目を向けると落とし穴にはまるケースもあると思います。
当たり前の話ですが、コンテンツはウェブサイトに掲載させるものです。
家で例えれば基礎の上に上物を建てます。
これと同じでコンテンツはウェブサイトという基礎のうえに建てるものと言えます。
この基礎がぐらついていたり不出来であると良いコンテンツを支えきれないという話になります。
SEO基盤

ではこの基礎の要素は何か、

・サイト物理的な構造
・サイト内のリンク構造
・ウェブシステム
・HTMLソース
・レンダリングの状況
・インフラ
・ドメインオーソリティ(?:これはコンテンツとも絡むけれど・・・)
etc...

要するにウェブサイトを作っている要素すべてですね。
最近だとHTTPSなのかHTTPなのかというのも鉄筋1本くらいはあるかもしれませんし(笑)

コンテンツを強化する、それそのものは素晴らしいことですしやらなければならないことだと思います。ただ、コンテンツのことばかりに気を取られてそれを載せる基盤がおろそかになっていては何にもなりません。

SEOでやれることというのは実は結構あるものだ。

と私自身最近改めて思っている次第です。
コンテンツSEO時代だからこそコンテンツだけにとらわれずSEOの基礎部分も大切にしていくべきでしょう。


※あと、「みんながやっているSEO」はいずれ差がつきにくくなったり効果が薄れることは多々あります。コンテンツで勝負するのであれば突き抜けるコンテンツを作るか、圧倒的な強固な土台を作る覚悟が必要だと思います。

ブログでのSEO効果を高めるための方法

10 years 11ヶ月 ago

昨年からアメブロのようなブログサービスは、「"○○"ブログを使っているから強い(もしくは弱い)」という傾向が以前に比べて弱まり、
個々のブログごとに評価される傾向が強まっています。
もちろん各ブログサービスによって、個々のブログが強まるような作りになっているかどうかは重要ですが、それ以上に各ブログのコンテンツの中身が評価されるようになったと思います。

そこで、どのようなことに気を付ければ少しでもブログへの検索流入が増やせるのかを簡単にまとめたいと思います。
なお、ここではアメーバブログをベースにご説明させて頂きますのでご了承ください。


1,何について書くかを決める

ブログの場合、検索エンジンからの流入が狙えるページは大きくわけて3種類あると思います。
・ブログのトップページ
・記事テーマ(カテゴリ)ページ
・各ブログ記事
このそれぞれについて、何がテーマなのか考えることはSEOを行ううえで非常に重要です。
ブログ全体で何を伝えたいのか?
その記事テーマ(カテゴリ)においては何を伝えたいのか?
その記事では何を伝えたいのか?
そしてその伝えたいことを探すときに、他の人はどのような言葉で探してくるのか?
これを想像するとSEOにおいて対象とするキーワード(キーフレーズ)が見えてくると思います。

例えば、「渋谷のランチ情報」を発信するブログにしようと思った場合は、
ブログ全体では「渋谷 ランチ」等がキーワードになるでしょうし、
「渋谷 ランチ」の中でもあるテーマ(カテゴリ)は「中華」であれば、そのテーマは
「渋谷 ランチ 中華」や「渋谷 ランチ 中華料理」になるでしょう。
そして、渋谷の中華でも「兆楽」に行ったという記事を書く場合は
「兆楽」や「兆楽 ランチ」「兆楽 渋谷」などがキーワードになってくるでしょう。
このように何について書き、何で探してほしいか?を考えるとキーワードが見えてくると思います。
そして、そのキーワードを
・ブログトップページの場合はブログタイトルに
・記事テーマページの場合はテーマ名に
・各ブログ記事の場合はブログタイトルに
記載するようにすると効果的です。

記事テーマを設定されていない方が多いかもしれませんが、
記事テーマを設定することで検索数が多いキーワードで予想外にランクアップし、
検索流入が一気に増えることも予想されますので過去の記事にさかのぼってつけてみるのも良いかもしれません。
ブログテーマ


2,本文はある程度の長さを確保する

Googleなどの検索エンジンはまだ画像を何の画像か認識して、
コンテンツとして判断するには達していません。
(かなり進歩しており、少しずつそうなってきていると思いますし、テキストと同じように認識するのも時間の問題かもしれませんが・・・)
そのため、一言二言のテキストがあり、他はすべて画像・・・
などという記事は検索エンジンが内容を正確に認識することが難しく、
内容が乏しい記事であると誤認してしまう可能性があります。

それを防ぐためにはテキストコンテンツの"ある程度の長さ"が必要になります。
ブログの性格上「おはよう」だけの記事や、画像のみの記事があってしかるべきなのですが、Googleは残念ながらそのような記事を評価してくれません。
必ずしもすべての記事を検索エンジンを考えて記述する必要はありませんので、
検索エンジン経由で見てもらいたいなと思う記事だけでも、
ある程度の長さと内容をテキストにて確保するように心がけてみてください。
テキストを増やし内容が充実すれば、思わぬキーワードでランクアップし、
来訪する人が増えるかもしれません。
なお、画像のみや短文のみの記事が大量に増えてしまうと、検索エンジンがブログ全体を内容が乏しいと判断してしまうことがあります。
検索エンジンからの流入を少しでも稼ぎたいという場合は、
画像のみや短文のみの記事の割合を減らし、テキスト量のある記事をアップするように心がけてみてください。

3,ブログパーツや広告などを減らす

ブログのサイドのスペースなどに、ブログパーツや広告をたくさん貼り付けていらっしゃる場合もあるかと思います。
これらはものによってはSEO上マイナスになることがあります。
特にブログパーツの中には表示が極端に遅いものがあり、
ページの読み込みに時間がかかってしまうことがあります。
ページの読み込みに時間がかかると検索エンジンの評価が下がることが多々ありますので、ブログパーツや広告の設置は控えめにしておいたほうが無難だと思います。

4,ウェブマスターツールを設定してGoogleがどう見ているか理解する

アメーバブログでも昨年よりGoogleウェブマスターツールが利用できるようになっています。
使い方の詳細は、
ホスティングサービスでのGoogleウェブマスターツールの使い方をご覧ください。
ウェブマスターツールを使うことで、それぞれのブログをGoogleがどのように見ているか理解することができると思います。

5,ブログを宣伝する

記事を書いたら、TwitterやFacebook,Google+等のソーシャルメディアで宣伝をしましょう。
ご存知の方も多いと思いますが、Googleはリンクを人気投票とみなし、
多くのリンクを集めているURLやブログを高く評価します。
ソーシャルメディアからのリンクは直接的なリンク効果とみなされない場合が多いですが、ソーシャルメディアでその記事を知った人が、別のブログやウェブサイトの記事に引用してくれるかもしれません。
ソーシャルメディアで拡散されることで二次的にリンクが広がることがありますので自らソーシャルメディアで拡散しておくとよいでしょう。

6,アフィリエイトには付加情報を

テンプレートを用いて、アフィリエイトサイトの商品情報をそのまま転載しているだけのアフィリエイトサイトが現在もアメブロには大量に投稿されています。
それらは、規約違反として大半が削除されますがGoogleからもガイドライン違反としてペナルティを受けてしまいます。
アフィリエイトのみが目的のコンテンツはGoogleが最も嫌うコンテンツの1つであり、
その多くがペナルティ対象なので注意しましょう。
アフィリエイトを行う場合は、アフィリエイトリンクの他に、
その商品を実際に使った感想であるとか、別の商品の実体験に基づく比較であるとか、閲覧するユーザーにメリットがある内容を提供するようにしましょう。
これらのコンテンツは検索エンジンからのペナルティを防ぎ、検索流入が確保できる可能性が高まるだけでなく、そのアフィリエイトプログラムのコンバージョンを高める役割も果たすことが多いものと思われます。

さらに効果を高めるために・・・・

7,日本語の記述方式に注意しましょう

検索エンジンは日に日に賢くなり、自然言語処理などを用いてそのコンテンツは何について書かれているかを判断するようになっています。
今後この傾向は益々強まると思われますので、検索エンジンが読みやすい記述方式にしてあげると効果が高まると思われます。
具体的には、一般的な日本語で記述することがまず重要です。
所謂ギャル語のような一般的な辞書に載っていない単語を多用しているサイトが、
パンダアップデート時に大幅に検索流入を減らしたということがあります。
検索エンジンは一般的な(辞書にあるような)日本語しか理解することが難しいのが現実ですので注意してください。
また、極端な方言での記述も検索エンジンが認識できない場合があるかもしれません・・・。
さらに1文を長くし過ぎないほうが検索エンジンが内容を認識しやすい傾向にあるようですので、通常よりも多少短く区切るほうが良いかもしれません。

8,記述内容に気を配る

設定したキーワードについて読書が欲している情報を網羅してあげることが、
SEOにおいて最も重要なことのひとつになってきています。
例えば「恵方巻」をキーワードに設定した場合、
読者は何が知りたいのか?を考えてみると、
「方角」「レシピ」「食べ方」などいろいろ考えられると思います。
実際に検索ユーザーの多くが求めているものは、検索ボックスにキーワードを入れてみたときのサジェストであったり、関連語の部分で分かりますし、
Googleのキーワードプランナーで調べることもできると思います。
そして何より自分だったらどのような情報が欲しいか?を考えて記述する内容を決めることが重要です。
読者が欲しい情報をなるべく網羅してあげると、そのキーワードでランクが上がる可能性は一段と高まるでしょう。
なお、「ブログトップ」や「テーマ」で狙うキーワードの場合は、その配下の各記事等にその内容が入れば問題ありません。
塊(ユニット)で狙うという意識を持って頂ければと思います。

9,旬なテーマを取り入れたり、先読みしたりする

まさしく今検索が大量に増えているキーワードについては、QDFアルゴリズムというものが働くと言われています。
これは、検索数が急上昇しているキーワードについては通常の検索結果と異なり新しいコンテンツを上位にする割合が高まるアルゴリズムです。
例えばサザエさんの「花沢さん」で検索すると、1/4の放送で声優さんが変わったことが話題になり、そのコンテンツが上位を占めています。

QDFアルゴリズム

テレビで話題になったことや、起きたばかりの事件などについてすぐにブログ記事を書くと、その話題やニュース情報が気になっている人が検索した際に、多くのアクセスを稼ぐことができる可能性があります。
今話題になっているキーワードで今話題になっていることを書くということに何回か挑戦してみてはいかがでしょうか?
(もちろん、それぞれのブログのテーマに合っていればの話ですが・・・)

10,更新回数を増やそう

ほとんどブログ更新していない私が言うのもなんですが・・・・
更新回数と検索流入数はやはり関係があると言っていいと思います。
これは、
「更新を頻繁にすると検索エンジンがそのブログを高く評価してくれる」
ということではなくて、
単純に検索流入は
狙ったキーワードの検索ポテンシャル×SEOの強さ・精度×対策するキーワード数
で決まるものなので
(このあたりについてヴォラーレの土居さんが詳しく書かれていましたのでリンクしておきます。
2015年、確実に成果を出すためのSEOの方程式
更新回数が多ければ多いほど、
基本的には対策するキーワード数が多くなり、トータルでの検索流入が増える可能性が高まるわけです。
また更新をしていればリンクを張ってもらえる可能性もそれだけ高まりますので、
日々評価が高まりやすくなります。
更新することそのものが高く評価されなくても、競合するサイトが更新を繰り返しており、日々リンクを集めていたら相対的には更新していないサイトの評価は下がってしまうわけで、結果として更新をし続けているサイトやブログの評価は高まるわけです。

11,スパムをしない

最後に大前提の話ですがこれらはスパムをしていないうえでの話です。
「キーワードを詰め込みすぎている」「他のサイトからコンテンツを転載している」「他のサイトへ誘導する目的だけに作っている」「被リンクを買っている」
などのスパムは効果に乏しいだけでなくペナルティを受ける危険性もあります。
また、悪質なスパムは我々運営側も記事の削除やアカウント停止などの措置をとる場合もあります。
検索エンジンを欺いたり、抜け道を探してSEOを行う時代は数年前に終わっています。
ブログでSEOをしたい場合には、地道に読者が欲しているコンテンツを作ることを心がけ、そこに検索エンジンが内容を理解しやすくなるようなエッセンスを加えてあげるようにしてください。


当然アメーバブログSEO担当としては、現在のアメブロの状況がSEO的にベストだとは思っておりませんので、皆様のブログがより評価されやすいように日々改善して参りたいと思います。

なお、ブログを書くにあたって必ずしもSEO、検索エンジンを意識する必要はないと思います。
検索エンジンからの流入がなくても自分の記録のためにブログを書かれている方、友人同士の交流の場としてブログを書かれている方、ソーシャルメディアからの流入を目的にブログを書かれている方、様々な目的があると思いますしそれぞれ素晴らしい目的だと思います。
この記事はSEOを考えたい方向けの記事ですので、「SEOなんて関係ない。必要ない。」という方はそういう考えもあるのか、くらいに思っていていただければ幸いです。

木村 賢
(私のソーシャルアカウントにアメブロのSEOについて個別にご質問を頂くことがありますが、一つ一つのご質問にはご回答できない場合がありますので大変申し訳ございませんがご了承ください。なるべくがんばろうとは思っておりますが・・・。)

2015年SEOを勝手に予想

10 years 11ヶ月 ago

あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。
というか、本年はもう少しブログ更新していきたいと思いますので
今年は何卒よろしくお願いいたします。

毎年地味にその年を勝手に予想していて、昨年も予想していたのですが、
当たったような当たってないような感じでしたね・・・。
Authorのところは、AuthorRankの概念は残っているにしても、Authorshipは廃止されてますからね・・。

そこで、ここは先日Googleで行われたWebmaster Meetup @Google for Service Providersにて直接Google Japanのサーチクオリティチームの方が話されていた内容も踏まえて今年を予想してみたいと思います。
では早速・・・。

1,検索アルゴリズムのモバイル対応重視

昨年の末には、モバイルフレンドリーテストがGoogleからリリースされるなど、Googleのモバイル対応への力の入れ具合が伝わってきます。
また、先日のWebmaster Meetup @Google for Service Providersにおいても、
Googleから直接今後力を入れていくことに対して「モバイル」という明確な発言がありました。
現状ではモバイルでのUXを直接シグナルとして使ってはいないとのことですが、間接的には?という疑問がありますし、このあたりが今年中に直接的要因として入ってきてもおかしくないと思います。
デスクトップでのウェブサイトの閲覧よりもスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末からのアクセスのほうが多いウェブサイトもかなりの数あるはずで(弊社などはその典型ですが)、仮にですがデスクトップが4割、モバイルが6割などということであればデスクトップで閲覧されるものよりもスマートフォンなどのモバイル端末で閲覧される状況を評価するほうが正しいと思われますので、これは自然な流れだと思います。
SEOのためというよりもウェブサイトを構築する上でUX改善は避けて通れないはずなので、まずはその観点でモバイルのUX改善を行ってみていはいかがでしょうか?

2,レンダリング結果をより重要視する

昨年のニュースとしても大きなものであった、GooglebotがJavaScriptを実行できるようになり、実際にレンダリングした結果も評価に加味しているとされる点ですが、
これまで以上にレンダリング結果が重要視されるものと予想します。
(その分相対的にHTML記述の重要性が下がるのかなと思いますが、10月末にHTML5を勧告として公開したばかりなので、ここはちょっと自信がなかったりします・・・)
具体的には、h1,h2のような記述によってどの部分が重要かを判断するのではなく、
JavaScriptやCSSを実行しレンダリングした結果、どのような配置になっておりどのくらいの面積を占めているのか、どのくらい目立つのか?のようなところを評価基準に含めていくものと思われます。
以前海外のカンファレンスでは、ウェブマスターがSEOにおいてもっと重要視すべき点として「デザインである」と話していました。
これが今のレンダリングことなのか、レンダリングした結果におけるUXを含めたデザインのことなのかは分かりませんが、
いずれにしてもHTML以上に閲覧者からどう見えるか?を考えなければいけないことは間違いないと思います。
その中でも「1」で触れたモバイルでのレンダリング結果により配慮しなければならないと思います。

3,検索クエリの解釈とクエリの目的を満たすコンテンツの関連付け強化

ハミングバード出現以来、確実にGoogleが検索者の意図を予測して、
その意図を満たすコンテンツを提示するようになってきているわけですが、
この傾向は益々強まるだろうなと思います。
特別何かテコ入れするような状態ではなく、検索結果とCTRなどの関係から常時機械学習をすることで常に精度は向上する仕組みではないかと思っています。
そのため、ある瞬間で一気にアルゴリズムが変わるということではなく、
気づいたら変わっていたということになるかもしれませんが、
このあたりは来年の今頃は今と大きく状況が変わっているのではないかなと思います。
実際に我々も検索意図を考慮したコンテンツを丁寧に作るということを実験的に行った結果、他のメディアが半年以上かけて到達した検索流入数に1ヵ月半で達するということが起こりました。
検索者が何を求めてそのフレーズを検索ボックスに入力したのか?を考え、それに適合した品質の高いコンテンツを作ることは、10年前のリンクが王道と言われいてた日本のSEOにおいて、すでに新たな王道となっていると思いますし、ますますその方向性は強まるものと思われます。

4,リンク効果の低減(?)

これは入れるかどうかかなり悩みました。
実際に今も京都大学と行っている研究結果を見ても被リンクというのは最も評価要因として大きなシグナルだと思います。
ただし、人工リンクの多くがペナルティを受けたり効果を無効化されたりしている中で、コンテンツに比重が移っている中で「リンクを受けるにはどうしたら良いか?」は結果として「いかにユーザーが欲している良質なコンテンツを発信できるか?」でしかないので、最終的に「リンク」ということを考える必要性があまりないのではないか?と考えています。
実際にはソーシャルシグナルの扱いがどうなるか?にも大きく左右されると思いますが、特にインハウスの担当者であれば「リンクはあまり効かない」くらいの思いで"良質なコンテンツ"を生み出すことにで気を配れば良いのではないでしょうか?
(もちろんクローラビリティとか最低限の土台があるうえでですが)

5,SERPsでの完結

ナレッジグラフとかアンサーボックスとか各種ユニバーサルサーチとか、
あとは表示されるスニペットなども含めて検索結果画面でユーザー行動が完結するケースが増えるのではないかと思います。
ナレッジグラフやアンサーボックスは現時点でもかなりこの傾向を強めていますが、
昨年から、titleやmetaの記述に関係なくGoogleが検索クエリに応じて表示するタイトルや説明文(スニペット)が変更されることが増えています。
検索者が何か知りたくて検索した際に、このスニペットに回答に該当する部分が表示されると・・・というのを私自身多少不安に思っています。
検索者にとってはメリットが大きいとは思うものの、やはりウェブマスターやSEOの担当者としては非常に不安に思う部分かと思います。

その他にも構造化データであるとか、Author周りとか、サイト内リンクとか、HTTPSとか(HTTPSはMeetupでも直近の注力課題とGoogleが直接仰ってましたが・・・)トピックはあるとは思うのですが、個人的には上記5個を選んでみました。
さて、来年の今日この結果を見てどう感じるでしょうか・・。
すべて外れたらそろそろ引退の二文字が・・・(汗
なお、毎年のことですがこの予想は私個人の勝手な推測であって、
この予想によって何か不都合が生じた場合でも責任は負いかねますのでご了承ください(笑)
またこの予想に対する苦情や意見も一切受け付けてませんのであしからず(爆)
どうぞ、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

木村賢

2014年私的SEO振り返り

10 years 11ヶ月 ago

2014年も大晦日。
今年はブログもほとんど更新せず、アメブロのSEO担当としてそれで大丈夫なのか?と思うところではありますが、
最終日くらい2014年を振り返る記事を書きたいと思います。

あくまで個人的なSEO振り返りなので、そんなこと知るか!という内容が含まれるかもしれませんがご了承ください。

全体的な振り返りは以下の記事のほうが詳しいと思いますので
そちらを参考にして頂ければと思います。

2014年総括 Google 検索アルゴリズムのアップデートまとめ
アイレップ、2014年 SEM10大ニュースを発表 「忘れられる権利」など
ともにSEMリサーチより

海外SEO情報ブログより

また、Algorooで確認するのも良いと思います。日本とは若干異なるものもありますが。

ではここからは個人的な今年のベスト5です。

1,GooglebotがJavaScriptを実行できるようになったこと
ちょっとこの書き方は語弊があるかもしれません。
「Googlebotがレンダリングを行い、その結果を評価するようになった。」
が正しいかな?とも思います。
これまで私もAjax等を使っているサイトに関しては、
わざわざPhantomJSなどを使ってHTMLスナップショットをとって、
Googlebotにはそれを見せる・・・みたいな面倒なことを行っていました。
が、気づけばそのほうが表示が遅いためマイナスになるように・・・。
わざわざがんばってやっていたのにいつの間に・・・という感じでしたが、
まあ新たに作るサイトに関しては無駄な作業が必要なくなったのは喜ばしいことかと思います。
むしろ今までこれを行わなかったことが不思議ではありますが、Googleは至る所で
Googlebotのレンダリングはモダンブラウザと同等と話しており、
その結果が評価されるようになっています。
かと言って、HTMLを見ないということでもなく、レンダリングした結果とHTMLとの両方を見ているという認識で良いと思います。

まだ顕著に傾向が見られるものではありませんが、
今後はh1,h2のようなタグではなく、
実際に表示した結果としてのフォントサイズであるとか、
表示位置によって重要な部分とそうでない部分を認識していく傾向が強まるのではないかと思います。

また、これにあわせてfetch as Googleを頻繁に使うようになったのも今年のSEOとしては大きな変化かと思います。
実際に動的にコンテンツを出力するケースでbotがレンダリングすると真っ白になってしまっているケースや
CSS・JavaScriptに対してクローラーをブロックしてしまって正確にレンダリングできないケースをいくつか見たことがありますが
それらを発見するためにも、きちんとfetch as Googleは実施しておきたいところです。

なお、レンダリングがうまくできていない例があればフォーラムなどを通じてGoogleに連絡して欲しいとのことです。


2,Authorshipの廃止
Googleが突如のAuthorship廃止を決定しました。
それまでのAuthorship推しが強かったため、驚きと批判が巻き起こったわけですが、
誰が書いた?というものはその他のシグナルで認識しており、
rel=authorが効かないというだけの話なので、
著者の信頼性を高めていく重要性というのは根本的に変わっていないと思います。
Googleが推奨していることに対して今後SEO担当者が開発担当やウェブマスターなどを説得しにくくなるということは避けられないことで、頭を痛めているSEO担当者は多いのではないかと思います。
来年はこのようなことがないように切に祈りたいところです。

3,Googleとウェブマスターの距離が近づく
これは2年くらい前からそうだと思いますが、
特にサーチクオリティチームとウェブマスターの距離が近づいているという印象があります。
私のようなホスティングサービスは、
Webmaster Meetup @Google for Service Providersや
Hosting Meetupにて直接Googleのサーチクオリティチームに質問する機会がありました。(Webmaster Meetup @Google for Service Providersではベストプラクティスをお話させて頂く機会まで頂き、恐縮です・・・)
また、CSS Nite LP36ではライブ ウェブマスター ハングアウトにて、サーチクオリティチームの方々が大人数の前で質問に回答するという事もありました。
また、ウェブマスターフォーラムにも度々Googleの方が登場されますし、基本的にすべての質問に目を通してらっしゃるそうです。
ウェブマスターハングアウトも頻繁に行われていますし、
数年前には考えられないくらい、ウェブマスターとGoogleの距離が近づいています。
私も直接金谷さん、田中さん、長山さんとお話させて頂く中で、本当にGoogleがウェブマスターとの距離を縮め、ウェブマスターとともによりよい検索結果を作ろうとされているのが分かりました。
来年からもこの流れは続くことを期待していますし、海外のカンファレンスのようにいろいろなイベントにGoogleの方が参加して頂けることを祈っています。

4,パンダアップデート・ペンギンアップデートの実施

毎年あることではありますが、今年は1年通して大きく変動した要因として
この2つのアップデートは大きかったのではないかと思います。
大きく逆風になったサイト、追い風になったサイト両極端かと。
この2つのアップデートは基本的に常時稼働するアルゴリズムとして組み込まれていくはずです。
様々な角度での「品質」にGoogleがより本気になっている証拠かと思います。
この傾向は来年以降も続くものと思います。

5,外部リンクスパム系の手動アクションが減る

外部リンクスパム系の手動アクションが昨年の中盤からめっきり減少し、
後半はほとんど出ていないのではないかと思います。
これは、外部リンクスパム系に甘くなったということでは当然なく、
外部リンクスパムをアルゴリズムで自動的に判別できるようになったのではないかと思います。
人工リンクが効きにくくなっているのは確かだと思われ(その中でもリンクの神様みたいな方は存在します。それはそれですごいなと思いますが。)これまでに集めた手動アクションのリストであったり、通報リストから機械学習した結果をアルゴリズムに組み込むことである程度のリンクスパムを取り締まることが可能になったのではないでしょうか。
機械学習はその精度がどんどん上がっていく可能性が高いので、人工リンクは益々厳しい状況になると思われます。
一方でナチュラルなリンクの効果は相対的に高まることも考えられ、そういう意味でもより良質なコンテンツを提供しソーシャルシグナルや被リンクを獲得するということが重要になると思います。

2014年はコンテンツSEO元年と言ってもいいくらいに、
SEOの施策の方向性が業界で変わった1年だと思います。
(もちろん2013年もその傾向はありましたが)
来年以降もこの傾向は続くと思いますし、そこに本格的に挑戦していくSEO会社やSEO担当者は多くなると思います。
私自身この分野は駆け出しでもありますし試行錯誤の毎日ではありますが、
来年こそはもう少し定期的にちゃんとブログを更新したいと思います。

そもそも、総更新回数と検索流入は相関がある!とか言っておきながら自分のブログを更新しないアメブロSEO担当者ではダメダメですのでがんばります。
2014年はウェブマスターツール導入やスパム対策への強化等をブロガーのみなさんとともにSEOに取り組むこともできました。来年も皆様のご要望や厳しいご意見をお聞きしながら、さらにブロガーの皆様のメリットになるSEOをご提供させて頂く所存ですので引き続きよろしくお願いいたします。
皆様良いお年をお過ごしください。
本年もありがとうございました。

(一部若干酔っ払いながら書いてしまいましたので支離滅裂な内容になっているかもしれません。申し訳ありません。。年明けはきちんと2015年予測を書きたいと思います・・・。)

木村賢

ホスティングサービスでのGoogleウェブマスターツールの使い方

11 years 1ヶ月 ago
2014年10月16日にアメーバブログにおいてもGoogleウェブマスターツールがお使い頂けるようになった関係でホスティングサービスにおいてのウェブマスターツールの使い方について書きたいと思います。
ここでのホスティングサービスとは、アメブロをはじめ各ブログサービスやホームページスペース等を指します。
今回はHostingサービスの中でもhttp://ameblo.jp/ユーザーIDのようにサブディレクトリの形式でURLが提供されるサービスでのウェブマスターツールの使い方をご説明します。
(要するにアメブロでのウェブマスターツールの使い方ってことですが;笑)
一部のアメブロユーザー様からは私のソーシャルアカウントにhead内の編集を自由にできるようにして欲しい等のご希望を頂きましたが様々な事情を考慮して今回は管理画面上からウェブマスターツールを設定して頂く機能に制限させて頂いております。ご了承ください。
ウェブマスターツールの使い方については基本はGoogleが公式に提供している
ウェブマスター ツール ヘルプセンター
をご一読頂くのが良いと思います。

http://ameblo.jp/ユーザーID などのサブディレクトリ形式でURLが指定されるものはウェブマスターツールの使用が一部制限されます。
また、アメブロもそうですが、SEO上の都合やインフラの事情でURLを意図的にGoogleにインデックスさせていない部分等があったり、それらの設定が閲覧できる状態ではあったりしますが、通常設定の変更はできません。
(なお、現在のアメブロがSEO上においてベストな状態でない部分もまだありSEO担当者として心苦しいところではあります。一部ウェブマスターツール上においても変更が推奨されるような表示が出る場合があるかもしれませんが、より検索エンジンに最適化された構造になるとうにSEO担当者として今後も努力していきたいと思います。)

前置きが長くなりましたがGoogleウェブマスターツールの画面に従っていくつかの機能についてご説明させて頂きたいと思います。

ウェブマスターツール利用準備


それぞれのホスティングサービスで設定方法が異なりますので、各サービスのヘルプ等をご確認ください。
アメブロでのウェブマスターツールの設定方法については、こちらをスタッフブログをご覧ください。
■スタッフブログURL変更必要

また、一般的なウェブマスターツールの設定方法に関しては、
■ウェブマスター ツール ヘルプセンター>Google へのサイトの登録
■ウェブマスター ツール ヘルプセンター>1. ウェブマスター ツールにサイトを登録する
をご覧ください。

ウェブマスターツールトップ画面


ダッシュボード
ウェブマスターツールの各サイトのトップ画面がこちらになります。
ここで様々な状況の確認や設定ができることになります。
このページは「ダッシュボード」と呼ばれています。
左側のサイドには各機能へのリンクがあります。
ログインした状態では各リンクが折りたたまれた状態ですが、こちらは開いた状態にして画面をキャプチャしています。
ダッシュボードでは「新しい重要なメッセージ」と「現在のステータス」が閲覧できます。
詳細は後述しますが、ここを見るだけでも
「Googleから何かメッセージが来ていないか?」(新しい重要なメッセージ)
「何かサイトに不具合が起きていないか?」(現在のステータス)
を確認することができます。

サイトのメッセージ


ダッシュボードの「新しい重要なメッセージ」部分の「すべて見る」や左側メニューの「サイトのメッセージ」を開くとこの画面が閲覧できます。

このメッセージは非常に重要なものですので、特にSEOを行う場合は定期的なチェックを強くお奨めします。
こちらのサンプル画像にはいくつかのメッセージが来ています。
(なお、ほとんどの方はここにはメッセージがない状態だと思います)
メッセージには、ウェブサイトにおける問題点/アカウントに関する作業関連が主にあります。
この画像にあるサンプルについて説明させて頂くと、

①Google 検索からの DMCA 削除に関する通知

こちらは通常のウェブ運営を行っていれば問題ないはずですが、他サイトからコンテンツをコピーしてしまい、そのコンテンツの持ち主が著作権侵害の申し立てを行った場合にそのコピーコンテンツのURLがGoogleインデックスから削除され、こちらのメッセージが届きます。
コピーコンテンツを無断で引用記述もなく掲載することはSEO上もマイナスになるだけでなく法的にも問題がある場合があります。
他コンテンツを引用したい場合にはblockquoteタグ等を使用して引用元を明記しリンクすることをお奨めします。
(なお、アメブロ運営側においても悪質なコピーコンテンツには厳しく対処させて頂いております。)
参考:ウェブマスターヘルプフォーラム「「Google 検索からの DMCA 削除に関する通知」というメールが来ました。」

②Google+ のリンク リクエスト:xxxx と Google+ ページ(xxxxx)をリンクしましょう

これはGoogle+アカウントとウェブサイトを紐付けるためのメッセージです。
Google+側でウェブサイトの所有者確認を行うとこのメッセージが送信されます。
自分のGoogle+アカウントから所有者確認を行った場合はこのメッセージから承認をしましょう。

③Increase in not found errors/「見つかりませんでした」というエラーが増えています

ブログ記事を大量に消すなどした場合に発生するものです。
稀にサーバー側のエラーなどでも発生することがあります。
(アメブロも当然そうですが、通常はホスティングサービス側がドメイン全体におけるウェブマスターツールの監視を行っておりますので、これらのエラーが急増した場合には速やかにエラー要因の調査と改善を行っているのが普通だと思われます。)
ブログ記事などページを大量に削除された場合には、他のブログ記事やページからリンクが残っていてリンク切れになっていないか確認してください。
SEO上大きなマイナスになるわけではありませんが、読者・閲覧者の方の利便性等考慮した場合に重要です。

④ サイトの品質に関する問題


このメッセージが出た場合には要注意です。
そのサイトやブログはすでにGoogleよりペナルティを受けている可能性があり、検索エンジンからの流入は減少しているかもしれません。
このメッセージが送られるブログ・サイトには下記のようなものがあります。
・広告中心でコンテンツに価値がないもの
 -特に大量にアフィリエイトコンテンツを生成しているものに多いです
・コピーコンテンツ
 -他からコピーしてきたコンテンツをそのまま掲載している
・悪質なスパムを行っているもの
 -隠しテキストやキーワードの詰め込み、ドアウェイスパムなど
いずれにしてもGoogleからマイナス評価を受けている可能性が高いのでSEOを考慮するうえでは速やかに修正してください。
また、まれに非常に短い文章のコンテンツや記事
例:「眠い」のみ etc...
にもこのメッセージが出ることがありますが、その際は、メッセージ内の「再審査」リクエストから悪意がなかったことを主張することをお奨めします。
また、SEOを行いたい場合には記事はなるべく長く書くほうが有利だと思ってください。
もちろん意味のあるコンテンツを長く書くというこであって、無意味なものを長く書いても評価はマイナスになるだけですのでご注意ください。

⑤実質のないコンテンツ

実質のないコンテンツこちらも④サイトの品質に関する問題と同様にすでにペナルティを受けている可能性があるメッセージです。
またこのメッセージが届くブログやサイトの特徴も類似しています。
④とのはっきりした境界線はないと思われ、アフィリエイトコンテンツを自動生成しているものや広告が大量に張り付けられたコンテンツに対して送られることが多いものです。
また、非常に短い文章のコンテンツに対してもこのメッセージが届くことがあるのでご注意ください。

⑤外部からの不自然なリンク

不自然なリンク
このメッセージが届くことはほとんどないと思いますが、自作自演リンクを行うリンクスパムを行っている場合はこのメッセージを見かけるかもしれません。
このメッセージが来た際には間違いなくスパムとしてペナルティを受けているかもしくは数日以内にペナルティを受けると思います。
Googleは被リンクを人気度として評価しています。その特徴を活用して(悪用して?)自作自演による人工的なリンクによってSEO効果を出すという手法があります。
Googleはこの自作自演リンクを発見する仕組みを強化しており多くのケースで自作自演リンクが検知されてしまっているのが現状です。
自作自演リンクはこちらで禁止するものではありませんが自己責任で行ってください。
万一ペナルティを受けた際には、外せるリンクをすべて外したうえでどうしても外せないリンクについてはリンク否認ツールを使い再審査リクエストを送るようにしてください。
参考:ウェブマスターツールヘルプセンター>リンクを否認する
また、身に覚えがないリンクについても上記リンク否認ツールを使用し再審査リクエストを送ってください。
なお、再審査リクエストを送っても必ずしもペナルティ状態が解除されたり元の流入やランクに戻ったりするものではありません。

一部、SEOの意図を持たないリンクに対してこのメッセージが届いてしまう場合があります。
(例えば自分で保有している別サイトからリンクしている場合など)
その際には、SEOの意図がない旨を記載して再審査リクエストを送るか、またはリンクに対してnofollow属性をつけたうえで再審査リクエストを送るようにして下さい。
参考:ウェブマスターツールヘルプセンター>特定のリンクに対して rel="nofollow" を使用する

その他にもGoogle視点でブログやサイトに不具合がある場合にここにメッセージが来ますので定期的にチェックするようにしてください。

検索のデザイン

構造化データ

ここでは、Googleも推奨している構造化データの使用状況がどうなっているかを閲覧できます。
構造化
ホスティングサービスでSchemaなど構造化のためのタグを使う場合には通常自らHTMLを編集することが必要になります。
(アメブロでもそうですがより気軽に構造化できるようになると良いなと思って試行錯誤しております・・・)

データハイライター

構造化をタグを使わずに行える機能です。
データハイライター
画面のガイドにしたがって簡単に構造化データが指定できます。
ただし、この機能は毎回同じような形式でコンテンツや記事をアップしている場合以外は使いにくいかと思います。

構造化に関しては現在はリッチスニペットの表示の一助となりCTRが高くなることに貢献する可能性があります。例えばレビューを星の数などで表している場合などはリッチスニペットを表示することが可能になる場合があります。
ただし、現時点で構造化データを使うことそのものが直接的にSEO上のランク(Googleでの表示順位)を上げることに貢献するという確定的なデータはありません。

HTMLの改善

HTMLはコンテンツの内容を正しく検索エンジンに伝えるという意味でSEO上も重要なものです。
ただし、昨今ではSEOにおいてかつてほど厳格なHTML記述は求められていません。
その中でここで指摘されるtitleやmetaの重複については、重複発生時にマイナスの評価をなされる可能性がありますので注意が必要です。
HTMLの改善
このキャプチャのようにtitleやmetaが重複する場合にはなるべく改善するのが望ましいと考えられます。
HMTLの改善2
(現在アメブロではこのようにtitleやmetaが重複してしまう部分があるかと思いますが、今後も不要なページのインデックスを避けるなど対応を進めていきたいと思います。)
また、これらの指摘は複数の記事で同じ記事タイトルをつけた場合にも出てきます。
ブログ記事に関してはなるべくユニークなタイトルになるように工夫することをお奨めします。

サイトリンク

サイトリンクとはこちらの画像のように表示されるものを言います。サイトリンクサンプル
Googleウェブマスターツールではここに表示したくないものを指定することができます。ただし完全な機能ではありませんのでご注意ください。
参考:hinishi.com|WMTに申請しても消せないサイトリンク、手だてはあるの?

検索トラフィック

検索クエリ

Googleの検索がhttpsになったことによって、アクセス解析ツールやウェブサーバーのログにはリファラとして検索キーワードが残らなくなりました。(not providedと表示される等)
ウェブマスターツールでは、それらも含めた検索クエリが表示されます。
検索クエリ検索結果の掲載順位も表示されますのでSEOの指標として役立てて頂くことも可能かと思います。

サイトへのリンク

先にも記載した通り、Googleは被リンクを評価します。
サイトへのリンク1
これは当ブログの「サイトへのリンク」です。
「詳細」をクリックするとさらに詳しいデータを見ることができます。サイトへのリンク2
ここではどのような記事にリンクが集まってる(≒人気がある)かやどこのサイトが多くリンクを張ってくれているかなどが分かります。
なお、サイトのメッセージで記述した「外部からの不自然なリンク」によってペナルティを受けている場合は通常ここのデータを見ながらリンクの削除を行ったり否認したりして再審査リクエストを行います。

内部リンク

ブログ・サイト内のリンクデータを表示します。
どこのURLにリンクが集まっているか見ることができます。
(アメブロの場合多くは、「最新の記事」や「テーマ」のページなど全ページからリンクされているページが出てくると思いますが、特に強化したいページはここの数字が大きくなるようにすると効果的です。)

手動による対策

これは「サイトのメッセージ」欄でもふれたスパム行為を行ってしまった際にペナルティを受けているかどかを確認するものです。
(Googleは手動でのペナルティを「手動による対策」「マニュアルアクション」等と呼んでいます。)
手動による対策
手動によるペナルティが与えられている場合は、ドメイン全体に影響しているか一部分に影響しているかが記載されます。
(注:ホスティングサービスの場合、「サイト全体の一致」がブログ単位になるのか、ホスティングサービス全体になるのかは現在確認中です。分かり次第追記いたします。)
手動でのペナルティが与えられているその原因を削除して再審査リクエストを送る必要があります。

インターナショナルターゲティング

場所や言語設定に基づいたターゲットをユーザーの設定を行う機能ですが、現在アメブロではこの機能に対応しておりません。
変更があった場合には別途お知らせいたします。
詳細はこちらをご覧ください。
ウェブマスターツールヘルプセンター>インターナショナル ターゲティング

Googleインデックス


Googleがどのようにブログをインデックスしているかを確認する機能です。

インデックス ステータス

インデックスに登録されたページのボリュームを確認できます。インデックスステータス(なお、アメブロ側ではSEO上の理由からrobot.txtの設定等によって特定のURL群のインデックスを避ける場合があります。
多くのブログで8月の末付近でインデックスが減少していると思いますが意図的なものですのでご安心ください。)
参考:SEO HACKS公式ブログ>「クロールバジェット」という言葉について
意図しない状況でのインデックスの低下はコンテンツが低品質とみられインデックスが減少している場合がありますのでご注意ください。
またブログ記事を追加しているのにインデックス数が増えていかない場合も同様にコンテンツ内容の質を高めるように気を配って頂くことをお奨めします。

コンテンツのキーワード

コンテンツのキーワード
この機能はGoogleがクロールした結果、どのキーワードが重要と認識しているかを表したものになります。
基本的には出現回数によって算出しているとみられますが、この重要度が高いからと言って、必ずしもGoogleでの掲載ランクが高くなるわけではありません。
参考数値程度にご確認ください。
ただし特に重要なキーワードの重要度が低い場合には多少ターゲットとしているキーワードを追加しても良いかもしれません。その際には不自然な追加にならないように注意してください。
(不自然にキーワード追加するとキーワードスタッフィングスパムとしてペナルティを受ける場合があります。)

URL削除

URL削除Googleのインデックスから削除したいURLを送信する機能です。
ただしアメブロの場合はインデックスから消したい記事がある場合には基本的にはその記事を削除して頂くかアメンバー限定での公開として下さい。

クロール

クロールエラー

クロールエラー
クローラーがブログをクロールする際にエラーが発生していないかどうかを確認するものです。
404エラーは他サイトから誤ったURLのリンクを張られていた場合でも数値が上がりますのであまり気にする必要はありませんが、500や503のエラーが出ている場合には評価が下がる可能性があります。
アメーバブログなどホスティングサービスでは500,503の出現を最小限にとどめるべく当機能の監視とサーバの管理を行っているのが通常です。またもちろんウェブマスターツールも監視しているはずです。
また、ホスティングサービス内の特定のブログうあサイトにおいてだめこれらのエラーが多発することがあります。
稀にですが、設置しているブログパーツ等のJavaScriptが読み込めない場合などにもこのエラーが発生し評価が下がることがあるようですので、ご注意ください。
また、ブログパーツ等の表示に時間がかかる場合はエラーが発生しなくてもSEO上の評価は下がる可能性が高くなります。

クロールの統計情報

アメブロ等の各ブログのアカウント単位ではこちらの機能はお使いいただけません。
ホスティングサービス側で統計情報を監視し、SEO上問題がないようにしているのが通常です。

Fetch as Google

fetch-as-google
Googlebotがブログをどのように閲覧しているかを確認することおよびインデックスを促すことができます。
(現在アメブロではスマートフォンサイトがリダイレクトされるためスマートフォンに対応したレンダリング状況やインデックスの送信は使用できません。ご了承ください。
また、PCにおいてもJavaScriptやCSSファイルの一部に対してクローラーをブロックしているところがありますが、これら含めより最適な状況になるよう努めていきたいと思います。)

robots.txt テスター

robots.txt テスターは設定したrobots.txtにエラーがないかを確認するツールですが、個別のブログごとにrobots.txtはできません。ご了承ください。

サイトマップ

各ホスティングサービスごとのヘルプページ等をご覧ください。ホスティングサービスによってはサイトマップを送信できるものもあるようです。(現在個別のブログごとにサイトマップを送信することはできません。ご了承ください。
なお、サイトマップではありませんがアメーバブログはPubSubHubbubに対応しております。
海外SEO情報ブログ>Googleマット・カッツが推奨する“PubSubHubbub”でスクレイパーから身を守れ)

URLパラメータ

キャンペーンや計測に用いるパラメータを別々のURLとしてGoogleが認識しないようにする機能です。
基本的にはGooglebotがそのパラメータがインデックスに必要かどうか適切に判断してくれますので、あまり個人で設定する必要はないと思いますし、どうしても必要な場合は通常はホスティングサービス側で一括管理していることが多いのではないでしょうか?

セキュリティの問題

マルウェアなどが仕込まれていないかどうかを確認する機能です。
稀にブログパーツなどを表示するソースにマルウェアインストールを促すスクリプトものを紛れ込ませているような悪質なものがあります。
セキュリティに問題がある場合は結果から削除される、もしくは危険であることが明記されますので流入は大きく減ることになりますし、何よりも閲覧してくださる方が危険ですのでここで警告が出た場合には早急にチェックをしてください。

その他のリソース


その他サイトやブログ運営に役立つ機能やSEOに役立つ機能へのリンクがあります。
適宜ご使用ください。

なお、ウェブマスターツールは随時機能更新されております。
この説明は2014年10月16日時点のものとなります。

※なおアメブロに関しては現在はameblo.jpドメイン配下のみへの対応となっておりますことをご了承ください
※この記事はAmebaのSEOの一担当者、木村の見解であり、(株)サイバーエージェントならびにAmeba,アメーバブログとしての公式な見解とは異なる場合がありますのでご了承ください

Googleウェブマスターツールの詳細な使い方等は、
ウェブマスターヘルプフォーラム
にご質問いただくと良いかと思います。

SEOの背景を伝える力

11 years 2ヶ月 ago

なんだかよくわからない釣り的タイトルになってしますが、
今日はSEOをチームで行ううえで必要だと思われる伝達、ディレクションについて少し考えたいと思います。

実際に過去に下記のようなことがありました。

1,あるURL群でコンテンツが重複しており重複URLを一本化するため片方を削除する必要が出てきた
 ・片方のURL群にはトラフィックはない
 ・片方のURL群にはリンクがないことと諸事情でURLを見せたくなかったため削除することを決めた
 ・そのURL群は動的に生成されていた

2,URL群を削除するようにSEO担当者からシステム担当者に伝達

3,システム担当者から作業完了の連絡が来る

4,数日後トラフィックが急激に減少

さて、このようなことが実際に弊社ではありませんが起こったことがあります。
なぜか?

もちろん削除したURLが実はトラフィックを集めていたということではありません。
このケースですがトラフィックが減少して焦ってウェブマスターツールを調べてみたところ・・・

ソフト404

ソフト404が急激に増えています。
なぜか・・・・。

そうです、SEO担当からシステム担当者への指示が
「これらのURL群を削除しておいてください」
だったため、エンジニアはこれを
「表示させなければいいんだな」
と思ってしまったわけです。

そこでとった方法が、
・削除するページを302リダイレクトで転送
・「このページは存在しません」というステータスコード200を返しているページを表示
というものだったのです。
はい。完璧なソフト404のできあがりです。
他の要素がギリギリだったのか、実際にこのケースでは検索流入がダウンしてしまうという事態が起こりました。
(そして直したら戻りました。)

※「ソフト404」が分からない方はソフト 404 エラー - ウェブマスター ツール ヘルプをご覧ください。

さてこの事ケース、何が問題だったのでしょうか?

これはこのケースに限らないことですが、一般的に
・SEO担当者はクローラー目線になることが多い
・その他の担当者はユーザー目線になることが多い

というズレからだと思います。
ある意味上記は正しいことなのですが、
お互いの目線のズレから
「削除と言ったら404を消すのが当然だろう」(SEO担当)
「削除ならユーザーに見せなければいいんだな」(システム担当)
となることがあるわけです。
では、どうすれば良かったのかですが、このケースの場合SEO担当者が

・SEO上重複ページはマイナスの影響を及ぼす影響がある
・重複しているページをクローラーに読ませないためにも削除したい
・ステータスコード404を返して欲しい
という、

「背景」「クローラーが求めているもの」
を説明すべきだったものと思います。

ソフト404に限らず、ユーザーに見せるにはOKでもクローラーはそれを読み取れないもしくはその意図を理解しないというものはいくつかあります。
それらにおいては、このようなことが発生するリスクが少なからずあるわけです。

SEO担当者は、SEOの視線が特別なものであるということを認識のうえでディレクションしていく必要があると思います。
もちろんシステム担当者がSEO知識を十分に持ち合わせていればこの限りではありません。
(弊社は幸いにも後者のことが多いです)

以上アメブロが9/15で10歳を迎えるということで久々に記事を書いてみました。
10月くらいを目途に「アメブロ(アメブロの各ユーザー様のブログ)でSEOをするにはどうすれば良いか?」という記事を複数本上げていく予定なので興味ある方はお待ちください。

@kimuyan

Googleが2つのアルゴリズムアップデート

11 years 6ヶ月 ago

日本時間の5/21の朝、Googleのアルゴリズムに関する新しい情報が2つ入ってきました。
先週末から大きくGoogleのランキングが動いていたこともあって、
SEO界隈ではちょっとしたお祭り騒ぎになっています。

1,Payday Loans Algorithm
Google Payday Loan Algorithm: Google Search Algorithm Update To Target Spammy Queries(英語)

特定のキーワード(特にスパム行為を行っているサイトが多い業界のキーワード)に対してアルゴリズムの変更があったとしています。
ただし、土日に起こった日本での大きな変動はこの範囲内とは言えないような気がします。
土日の変動はこれ以外に何かあったのか、下に記すパンダアップデートが実は同時に走っていたのでしょうか。。。

2,パンダアップデート4.0
Matt Cutts氏ツイッター

Matt Cutts氏自らがパンダアップデート4.0のロールアウトを発表しました。
以前「Next generation Panda」として新しいパンダをリリースするとしていましたが、
この内容は小規模なサイトでも良いものを引き上げられられるようにするものとしていたのですが果たしてどうでしょうか?
また、「today」がいつからなのかは気になるところです。
以前も発表と変動が合わないときがありましたので、土日に実は走ってしまっていたということも可能性としてゼロではないかもしれません。
なお、昨日からも変動が続いていますのでこちらかもしれませんね。

(個人的に小規模サイト引き上げとオーサーシップがアルゴリズム上どう組み立てられていくのかすごく興味があります)

いずれにしてもGoogleの方針はほぼ一貫していますので、
極端に不安になる必要はないと思いますが、
我々も変動内容をさらに調査してご報告すべきことがあればこちらでご報告したいと思います。

追伸
このようなアップデートの発表はSEO界隈が祭のように盛り上がるので大歓迎です(笑)

木村賢

サーバーエラー・クロールエラーとSEOの関係

11 years 8ヶ月 ago

WMT警告

あるサイトにおいてウェブマスターツール上に「サイトのメッセージ」が多発しています。
「Googlebotがサイトにアクセスできません」
というメッセージです。
接続エラー率が2~3%あると注意を受けています。
調べてみると、このサイトはこのメッセージが出るときはGooglebotに対して500番台のエラーが返っていました。たいていが503になっていたようです。
メッセージが多発しはじめると少しして、検索経由のトラフィックが激減しました。
そして、その後このエラーの原因を取り除くと徐々にですがトラフィックが回復してきています。

GA

一応こちらのサイトにおいてはこの期間で大きな施策は打っておらず、
これらのサーバまわりの調整のみに徹していました。
エラーが多発してから少し時間がかかって落ちたことは、
徐々に当該ページ(botがアクセスしてエラーが出たページ)の評価が落ちていったのではないか?
もしくは通常メンテナンスでも503を返すことが一般的であることから、
マイナス評価をするのは連続して503が出続けている場合だけなのではないか?
と仮説を立てることができますが、
警告が消えてからトラフィック回復し始める期間が短すぎるのではないかとも思いますので、
100%エラーを消したことがトラフィック回復につながったとは断言できませんが可能性はあると思います。

別のもので今度はbotがアクセスできない旨のメッセージはきていないものの、
ウェブマスターツールでクロールエラーが急激に増えた例です。
wmtエラー

wmt減少

横軸がそろっていないので見にくくて申し訳ないのですが、
こちらはステータスコード500のエラーが多発をしました。
エラーが出始めてすぐにトラフィックが減少しています。

これら2つしか例がありませんので、
必ずしもエラーが出ることがSEO上のランクダウンにつながるとは言い切れない部分はありますが、
こういうことも起こり得ると考えています。

が、そもそもなのですがサーバーエラーはSEOの問題ではなく、
「ユーザーが訪れた時にエラーが頻発したらどうでしょうか?」
を考えるべきでしょう。
「あのサイト重いよね」
「あのサイト良く落ちるよね」
という言葉を時々聞きますが、
ユーザーが離れていく典型的なサイトだと思います。
また、こういうサイトはGoogleとしても上に出したくない、
ようするにこのようなサイトを上位表示させることは検索ユーザーの満足度を低下させることにつながってしまいます。
結果としてSEO上も不利になることがあり得るということでしょう。

エラーが起こる原因は多々あります。
・トラフィックに耐えられるインフラが用意できていない
・システム的に問題があって過剰に負荷がかかってしまう
・定期的にサーバ再起動していてそのときにGooglebotが来てしまう
etc...
いずれにしてもウェブマスターツール上でこのようなエラーに関するメッセージや表示を見つけた際には早急な対応が必要だと思われます。

繰り返しにはなりますが、これは「SEO」がなくても対応しなければならない内容です。

※補足
404エラーが増えたなどの場合、実際にページを削除して404が返っているのなら問題はありません。もちろんその削除されたページへのリンクがサイト内でたくさんつながったまま残っているようなら問題ですが。
そのような「こういうケースは?」みたいなのがあると思いますが、サーバエラーみたいな話は「ユーザー本位」で考えておけば基本間違いないかと思います。

#(ハッシュ)付のURLもGoogleはインデックスする??

11 years 9ヶ月 ago

息抜き程度の記事です。

Ajaxでウェブサイトを構築する際などに、URLに#(ハッシュ)が入ってしまうことが良くあると思います。
GoogleはURLに#(ハッシュ)が入っていると、#以降をインデックスしないはずでしたが・・・

ハッシュサンプル

あれ?ハッシュバンもしていないのにインデックスしている?
でもこれはsite:で検索したものなので、それでかもしれない。
なら、ウェブページの文言で引っ張ってみよう。

ハッシュサンプル2

※いずれも画像が汚くなってしまいすいません

そもそも#以降をインデックスしないというのは私の思い違いだったのだろうか・・・。

しかし、#はページ内リンクにも用いられますので、#以降もインデックスしてしまうと同一ページで複数URLをインデックスしてしまうこともあるはず。
(そんなものGoogleの技術からしたらはじけるでしょうけど)

いろいろな人にも聞いてみましたがはっきりしたことは分かりませんでした。
このサイト以外でもURLに#を含んでいるもののインデックス状況を調べてみましたが、
インデックスされているものは見つかっていません。

仮説として
・「/#」という形の場合はインデックスする
・リンクの張り方によってはインデックスする
あたりでしょうか?
再現できているものが他に見つからないので今は検証ができていませんが・・・。

GoogleはAjaxやFlashなどの非同期コンテンツもインデックスするように開発を進めている
という噂は昔から何度も聞いていることです。
すでにビジュアルベースでのコンテンツ把握はできていると思われるので(ページレイアウトアルゴリズムなどもその一環でしょうし)不可能ではないと思います。
ただ、それにしても今回のような事例が他に出て来ないのです。

なぜこのサイトだけ#以降もインデックスされてしまっているのか?
完全にただの興味本位ではありますが、もう少し調べてみようと思います。

また、こちらただ単に私が無知なだけかもしれないのでご存知の方はこっそり教えてください。
よろしくお願いします。

木村 賢(Twitter,Google+

SEOにおけるキーワード(検索クエリ)とコンテンツの考え方

11 years 10ヶ月 ago

これまでも何度もSEOにおいてコンテンツは重要であること、
コンテンツはキーワード(検索クエリ)の要素を構成する要素を満たすものであることなどをこのブログでも書いてきましたし、
セミナー等でもお話させて頂きました。

ところが最近この概念だけでは足りないかな?(実際には要素を全部満たせばOKなのですが、ウェブサイトにそんなになんでもかんでもコンテンツは突っ込めないので)
と思っており、今日はあらためて今のSEOにおいてコンテンツを用意するうえで気を付けていきたいことについて書いてみたいと思います。

①User Intentを意識する

よく言われる、3つのクエリの種類
・ナビゲーショナルクエリ(Goクエリ)
・インフォメーショナルクエリ(Knowクエリ)
・トランザクショナルクエリ(Doクエリ)
これらを意識することがより重要になってきていると思います。
Googleはそれぞれのクエリに対して、ユーザーがどのような意図を持ってきているか(User Intent)をかなり明確に判断するようになってきているように思います。
あるクエリは、ナビゲーショナルクエリとインフォメーショナルクエリのみだ、ということであれば、
何かユーザーにアクションを起こさせることを目的としたサイトは上位に表示されないかもしれませんし、
あるクエリが、ナビゲーショナルクエリとトランザクショナルクエリの意図しかないということであれば、
ユーザーに情報を提供するだけのコンテンツは上位表示されないかもしれません。

Googleで「ラーメン」と検索すると、店舗情報や店舗の情報をまとめたコンテンツが上位に表示されます。
その反面、ラーメンの通販サイトは、宅麺であっても、楽天であっても、Amazonであっても出てきません。
それも1ページ目というのではなく、100位以内に入ってもいないと思います。
また、あわせてラーメンのレシピに関するページも上位表示されません。

これが「うどん」であれば、レシピが上位に出てきますし、2ページ目には通販も入ってきます。
食品は全体的に楽天やAmazonの上位表示は少ないようですが、「ラーメン」は他よりもやや極端だと思います。
仮説の域をまだ脱しませんが、検索クエリにおけるユーザーが求めるものをかなり厳格に判断している可能性があると思います。
(これについては本年の京都大学との共同研究で取り組みたいと思っています)

②そのコンテンツが検索結果に出てきてうれしいか?を意識する

①の「ラーメン」で言えば、非常に良質なラーメン通販サイトが出てきても“嬉しい”と思うのですが、
Googleは現在そのような作りになっておらず、①のUser Intentありきで判定をしている可能性があります。
その前提で、①を見事潜り抜けた場合の話です。

例えば「初詣」と検索するとき、あなたなら何が出てきたらうれしいでしょうか?
「初詣行ったよー!こんなことお祈りしたよー!」
というブログはうれしいですか?あなたの求めているものですか?
普通はこういう人は少ないと思います。
実際にGoogleで「初詣」と検索すると、初詣のガイドページが大半の検索結果を占めます。
まさに、大半のユーザーが求めているものでしょう。

「二日酔い」と検索する人は何を求めていますか??
大半の人が「治し方」ですよね?
Googleの検索結果はどうなっているでしょうか?

「京都ラーメン」などで検索する人は何を求めていますか?
「京都のおいしいラーメン店の情報」ですよね?
だったら食べ歩きブログも見る価値があるでしょう。

これはまさしくクエリの解釈に結びつく部分なのでハミングバードによって精度が上がった可能性はあります。
今は検索結果が見事にこのようになってきたという印象です。
実際にブログは特定の検索クエリで大きくランクを下げ(一方で上がったものもあり)
Q&Aサイトが多く出てくるクエリやキュレーションが多く出てくるクエリなども存在するようになったと思います。

ユーザーが求めていないコンテンツは上位表示が非常に難しい
と思っていたほうが良いと思います。



ユーザーが求めていないであろうコンテンツを無理やり作ってランクを上げるSEOというのはすでに終焉していると考えていいと思います。
かつてであれば「二日酔い」というキーワードでランクアップさせようと思ったら
「二日酔いのメカニズム」だけでランクがあげられたかもしれません。
ただ現在は(2ページ目にはあるので不可能ではないかもしれないけれど)難しいと思います。
「ラーメン」だったら昔は、「ラーメン通販」だけのサイトで外部リンクを強化してれば「ラーメン」でも上がったかもしれません。
でも今の状況では難しいでしょう。
「初詣」で上がっていたブログも昔はあったのではないでしょうか?でも今は単独のブログで上がることは難しいでしょう。
(初詣ブログのキュレーションとかであれば可能性はあるかもしれません)
いずれにしても、そのクエリに対して人が何を求めるか?自分だったら何が出てきたらうれしいか?
を想像してコンテンツを用意しないと、なかなか今のSEOは難しいと思います。
また、そういうコンテンツがなく、作ることもできない状況で無理に狙っていくというのも厳しいでしょう。

Googleは検索結果からどこをクリックされているかで、何を求められているか学習していると思います。
検索結果のクオリティを高めるには当然のことだと思いますので、これから検索されればされるほど、検索結果がクリックされればされるほど、さらに検索ユーザーが何を求めているか?の精度が高められていくことでしょう。


蛇足ですが「片思い」とか「告白」とかのキーワードだと、どういう意図があるか?を今日私はアラサー、アラフォーのおじさん3人で考えておりました。
とても気持ち悪い光景だったと思いますが、SEOをやっていくには必要な要素であると思っております(爆)

木村 賢 twitter,Google+

2014年のSEOと検索を勝手に予想

11 years 11ヶ月 ago

あけましておめでとうございます。
本年も当ブログならびにサイバーエージェントのSEOを何卒よろしくお願いいたします。

さて、本年も毎年恒例になりました(?)今年のSEOや検索に関する勝手な予想をしたいと思います。
昨年も2013年のSEOを勝手に予想にて予想をしましたが、正直当たってませんね(汗
外れたときに恥ずかしいのでやめたいところですが、年初に上げるべき記事もありませんので勝手な予想ではありますが記述してみたいと思います。

レイヤーが異なる項目になってしまいますがご了承ください。
あと、外れても苦情は受け付けませんのでよろしくお願いします。。。


1,Author Rankの導入

至る所で語られていることなので、もうそろそろ導入されてもおかしくないかなと思っています。場合によってはGoogle+の利用促進につながるかもしれないしと思ったり、思わなかったり。(おそらくそのような理由でアルゴリズムが変わることはない・・)
ただ、やはりCTRには影響が出ることがあるため、authorの設定は確実にしておいたほうが良いと思われます。
詳細は「SEOとAuthor Rank」のエントリーをご覧いただけますと幸いです。

2,構造化の重要性向上

これも様々なカンファレンスで語られていることですが、構造化の重要性が増す可能性が高いと思われます。
Googleが構造化マークアップ支援ツールまで提供していることから見ても、Googleがschemaというか、mirodataを使って欲しいと思っていることは確かかと思います。
いまさらここでかくべきことでもないと思いますが、microdataを使ってマークアップすることで検索エンジンはコンテンツの意味をより正確に理解できるようになります。
schema.orgの日本語訳ページでも、micordataの利点として

「この情報はこの映画の、この場所の、この人の、このビデオのことを説明しているんだよと検索エンジンに伝えることによって、検索エンジンや他のアプリケーションが内容を理解し、関連のある情報を提示できるようになります。」

と記述されています。
例えば「アマルフィ」という言葉が記述されていた場合に、それが“映画”なのか?“小説”なのか“地名”なのか?を検索エンジンが理解しやすくなります。
これらによって、そこに書かれていることがどういうことなのか?その他の言葉がどういう意図で使われているか推測しやすくなると思われます。
microdataを使用することによってより正確にコンテンツをGoogleに伝えやすくなることで、SEO効果が高まるということはありえない話ではないかもしれません。
もちろんリッチスニペットに対する効果という点でも有効です。

3,スパムに対してさらに厳格な対応

基本路線は変わらないと思いますが、増加し続けるユーザーからのフィードバックをどんどん学習していくことで、より正確で厳格なスパムラインを設定することができるようになると思われます。
悪意あるもの、ないものの線引きがより正確になることで一部では救出されるサイトもあるかもしれませんし、これまで網の目をすり抜けていたサイトが捕獲されるケースも発生すると思われます。
いずれにしても、「スパム対応が甘くなる」ということはあり得ないので注意が必要だと思います。
特にリンクに関しては甘くなることはなく、見せしめ的な動きも活発化しているため大規模なサイトでも注意が必要なケースはあると思います。

4,検索クエリの解釈の精度向上

ハミングバードがさらに進化する可能性があると思います。
現在の日本語の検索クエリの解釈はまだそこまで精度が高いとは言えないと思われるため、日本語に対しての精度向上が期待されます。
開発者には日本人の方もいらっしゃるようなので今年あたりに大幅に改善されるのではないでしょうか?
弊社の10代向けのメディアの検索流入キーワードを見てみると、音声検索を行っていると思われるものが大量にあります。若い世代は音声検索を使い始めていると思われます。(逆に30,40台向けのメディアの流入キーワードにはそのようなものはほとんどありません)このことからも、検索クエリの解釈の精度向上はユーザーからしても期待されるものと思われます。
なお、クエリの精度が向上した場合でも、「検索ユーザーが欲しがるであろうコンテンツを用意する」ということが最も有効なSEOであることには基本あまり変わらないと考えて良いと思います。

5,ユニバーサルサーチの精度向上

現在のユニバーサルサーチの中には、その精度が不十分なものがいくつかあると思います。なかには実験的に新しいアルゴリズムを入れていそうなものもありますが、オーガニックサーチよりは単純なアルゴリズムであるものが多いと思われます。
これらの精度を向上させることでユニバーサルサーチが出現する率が高まるということがあるかもしれません。

6,デバイスの適応度に応じた検索結果の変化

スマートフォンとPCの検索結果ですが、以前よりは少し検索結果が異なることが増えているように思います。(と言っても微小ですが)
今後はデバイスへの適応状況に応じてさらに検索結果が変化していくことがあり得ると思われます。
Googleはマット・カッツ氏もデザインとユーザーエクスペリエンスをもっと意識すべきということを話しているように、
(参考:海外SEO情報ブログ:Googleのマット・カッツが明かした21個の最新SEO情報 from #SMX Advanced 2013
各デバイスでどのように閲覧できるか、どのように使用することができるのか?を評価に含めてくる可能性があるように思います。
すでに、Googleが「スマートフォン向け検索でのランキングの変更について」においてスマートフォン向けに不適切な設定をしているサイトのランクを下げることを発表したように、今後は逆にPCでの閲覧に対して不適切な設定があるもののランクが下がる可能性もあると思いますし、それぞれのデバイスで見辛い、操作しにくいなどのケースで評価が下がることがあるかもしれません。
そもそもこれらはSEO以前の問題で、ユーザーが使いやすい、見やすいサイトにすることは当然ですので改善が必要であることは言うまでもありません。


と細かく6項目を挙げさせていただきましたが、
全体的に流れとしては
・ユーザーの意図を解釈しユーザーが欲している結果を返すことの精度を高める
・スパムに対してより厳格な対応をとる

ことの2点かと思います。
ユーザーが欲するものは、検索クエリに対して問題を解決できる答えだったり、(デザイン・ユーザーエクスペリエンス含め)欲求が満たされるウェブサイト、ウェブページであり、それらを追求していくことをGoogleは止めないでしょう。
また、所謂「(Googleが考える)スパムとの戦い」は(UGC運営者もそうですが)今年も続くと見て良いでしょう。

ウェブサイトを運営する立場の方は、Googleを1ユーザーとしてとらえ、そのユーザーに気に入ってもらえるウェブサイトを作ること、そのユーザーがある検索クエリを検索した際に叶えたいと思ったことが、そのウェブサイトを見ることで叶うかどうか?を常に意識しておけば、時間の長短はあるにせよSEOは成功に向かっていくのではないでしょうか?

一方SEO事業者サイドはリンクからコンテンツコンサルティング・ウェブコンサルティングに近い領域にシフトする会社も増えてくると思われます。
(インハウスの立場から言わせていただくと)そのウェブサイトの目的、そのウェブサイトでトラフィックを増やす目的とその会社やサービス、サイトの強みをきちんと認識したうえでコンサルティングを提供する必要があると思います。

また、リンクにおけるSEOを追求されるSEO事業者の方もまだまだいらっしゃいます。
(私は肯定派でも否定派でもありません。別に違法ではないですし。)
より厳格になっていくアルゴリズムに対して、Googleの方向性を汲み取りながらうまく効果を出せる会社も存在し続けるように思います。
そのような会社も、Author Rankが導入された際の対応や(今回は、敢えて2014年の予想からソーシャルシグナルの直接活用は外しましたが・・・)ソーシャルシグナルを直接アルゴリズムに取り込んだ際には、新たな対応が必要になるでしょう。

2013年もGoogleはいろいろと動いてきました、2014年にも大きな動きはいくつかあるでしょうがGoogleが目指す方向性は一貫して変わっていません。
今年もGoogleの目指す方向性と思想をきちんと理解してSEOに取り組めば自ずと結果はついてくるのではないでしょうか。
ということで非常に雑な予想になってしまいましたが本年もよろしくお願いいたします。

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1 時間 38 分 ago
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