ヤマト運輸はファミリーネット・ジャパンが開発・運用している玄関前配達サービス「直達(ちょくたつ)」と連携し、対象マンションのオートロック式エントランスでも、配送ドライバーが各住戸の玄関前に「置き配」を行えるようにした。
配送時のみオートロックマンションの解錠が可能に
ヤマト運輸が開発した複数のデジタルキーを一括管理できるシステム「マルチデジタルキープラットフォーム」と「直達」が連携した。居住者の解錠承認を前提とし、時限式の暗証番号を配送ドライバーの端末に発行。配送ドライバーはオートロックを暗証番号で解錠し、「置き配」できる。
ヤマト運輸の外部配送パートナー「EAZY CREW(イージークルー)」が配達するEC専用配送商品「EAZY」が対象となる。開始時は東京都内一部のオートロック付きマンションが対象。今後、対象エリアを拡大する。
![「マルチデジタルキープラットフォーム」と「直達」の連携による置き配のイメージ](https://netshop.impress.co.jp/sites/default/files/images/news/2023/news-node11201-1.jpeg)
「マルチデジタルキープラットフォーム」と「直達」の連携による置き配のイメージ
これまで、「オートロック付きマンションでは居住者の不在時に配送ドライバーがエントランス内に入ることができない」「廊下などの共用部に荷物を置くことを禁止しているマンションが多い」といった実情がマンションにおける「置き配」普及の障壁になり、再配達を余儀なくされるケースがあった。
「マンション共用部」と区分される玄関前に「置き配」をするには、管理規約の改訂、運用方法について管理組合との調整が必要となる。ファミリーネット・ジャパンはマンション管理組合の支援事業を手がけていることから、システム連携後、「直達」を導入しているマンションではシームレスな運用が実現した。
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オリジナル記事:ヤマト運輸、玄関前配達サービスと連携。オートロック+宅配ボックスの空きなしでも「置き配」可能に
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